【先行レビュー】新型iPad Air 4を試用! iPad Pro 11との差はどのぐらいあるか?
- 2020年10月21日
では、Air(第3世代)とどのぐらい違うのか?
今度は、旧モデルのiPad Air(第3世代・左)と比べてみよう。
第3世代は10.5インチ、第4世代は10.9インチだが、第3世代の画面の方が広く見える。実は10.5、10.9というのは対角線の長さ。iPad Pro 11インチ(第2世代)、iPad Air 4は、従来のiPad Airより縦長なので、横幅な少なく結果的にiPad Air(第3世代)の方が広く見えるのだ。
横幅を比べるように並べてみてもご覧の通り、iPad Air(第3世代)の方が広い。
ピクセル数で言えば、第3世代が2,224×1,668=370万9632ピクセル、第4世代は2,360×1,640=387万0400ピクセルで、縦長ではあるが、第4世代の方が広い(iPad Pro 11は2,388×1,668=398万3184ピクセルで、さらに広い)。
ディスプレイの品質はProの方が一枚上手
肝心要のディスプレイだが、やはりiPad Air 4より、iPad Pro 11(第2世代)の方が1グレード上な気がする。
iPad Pro 11を試した時に、ディスプレイに抵抗感がある……と感じしたのはガラスの薄さがもたらしたものだった。薄くてたわむから、引っ掛かりを感じて、結果それが描きやすさになっていたのだ。
iPad Air 4は多分そこまで薄くない。もう少しツルツルした印象。多分ガラスはわずかながら厚い。
Pro Motionもないので、速いペン先の運びにはついていけないし(あくまで、プロが作業としてともて速くペン先を動かした場合)、最大輝度も600ニトと500ニトとProの方が明るい。
A14 BionicとA12X Bionicの速度差を計るベンチマークはまた後日にしたいと思うが、とりあえずディスプレイを比べた範囲では、やはりProの方が明らかに一段上位のモデルといえるだろう。
とはいえ、このiPad Air 4がわずか6万2800円(税別)から……という価格で買えるのだから依然お勧めであることに変わりはない。ほとんどすべての人、アマチュアのイラストレーターや、その他の仕事の人の多くは、iPad Air 4で十分満足できるはずだ。
Apple iPad Air 4
https://maxjapan.adobe.com/
(村上タクタ)
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PROFILE
flick! / 編集長
村上 タクタ
デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。
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