Apple iPad 10.2インチ 第7世代「間違いのないスタンダードモデル。キーボードもペンシルも使える」
flick! 編集部
- 2020年12月04日
永遠のスタンダードモデルは、現行の第7世代は、ペンシルもキーボードも使えてお買い得。名称的には、第7世代だが、iPadのスタンダードモデルとしては第9世代になる。
迷ったらコレの一押しスタンダード
とにかく、「迷ったらコレ!」とお勧めできるスタンダードモデル。何しろ安い。一番安い32GBで3万4800円(税別)。それではいくらなんでもストレージが少ないなら、128GBモデルでも4万4800円。
保証が効かない場合のiPad Proのディスプレイの修理代が6万9800円であることを考えると、スタンダードモデルのiPadの安さは本当に破格値だ。
そして、第7世代と呼ばれる最新モデルでは、Apple Pencilもスマートキーボードも使えるので、できること自体は上位モデルと変わらなくなった。何が違うかというと、それぞれの質感グレードが違うのである。
ちなみに、iPadのスタンダードモデルは、2010年の初代から第6世代まで、ずっと9.7インチだったが、第7世代で10.2インチとなった。
アップルが理想としていたサイズ感が、本体サイズを基準としており、狭額縁にできたから画面サイズが広がったのか、Airと共通のスマートキーボードを使うために、画面拡大する必要があったのかどちらかだ。
ディスプレイのクオリティ、本体の厚さ、プロセッサ、カメラ、Wi-Fiの性能……などあらゆる面で上位モデルに劣るが、いずれもあくまでクオリティの問題なので、本機を買ってみて、クオリティ的に不足だと思ってから上位モデルに買い替えたって十分に間に合う。
迷ったら、まず本機。十分な性能を持ったスタンダードだ。
「Apple iPad 10.2インチ 第7世代」ディテール紹介
こうやって見てもちょっと厚ぼったい。コネクターは当然ながらLightning。スピーカー穴は13個が設けられている。ホームボタンがあるのも安心材料。
ベゼルはAirより少し太い。ディスプレイは細かいところで差をつけられており、ProMotionも、P3も、フルラミネーションも装備されていない。
外側のカメラはiPad Airなどと同等の800万画素。1200万画素になって出っ張るのならこちらの方がいい。
上がiPad10.2。下はiPad Air 10.5。かなり厚さの違いがある。薄い方がスタイリッシュには感じる。
ペンシルで素早く描く。見た目にほとんど差はないが、追従速度に違いはある。また、ペンシルの先から描画までわずかにガラスの厚さがある。
サイドにはスマートコネクター。もともとはセキュリティ上Bluetooth キーボードを使えない職場のために作られた仕組みだが、大人気を博した。
もちろん、本モデルにはまだヘッドフォン用のφ3.5mmピンジャックが用意されている。音楽関係を扱う人にはうれしい装備だ。
「Apple iPad 10.2インチ 第7世代」スペック
価格 | 3万4800円/32GB、4万4800円/128GB(いずれも税別。セルラーモデルは1万5000円増) |
サイズ | 250.6×174.1×7.5mm |
重量 | 469g(セルラーモデルは9g増) |
ディスプレイ | 2,160×1,620ピクセル |
解像度 | 264ppi |
チップ | 64ビットA10 Fusion/組み込み型M10コプロセッサ |
外側カメラ | 800万画素(f2.4) |
内側カメラ | 120万画素(f2.2) |
バッテリー | 32.4Wh |
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