WindowsからMacBookシリーズへの乗り換えは難しくない!
flick! 編集部
- 2021年01月26日
WindowsノートからMacBookシリーズへの移行は思いのほかハードルが低い
Office、Adobe系アプリはOSに依存していない
MacBookシリーズ(以下MacBook)とWindowsノートの最も大きな違いは『OS(オペレーティングシステム)』。MacBookには『macOS』、Windowsノートには『Windows10』が搭載されており、ユーザーインターフェースが異なり、またプログラム自体には互換性はない。
だがWindowsノートからMacBookへの移行が不可能かというとそんなことはない。Office、Adobe系アプリをはじめとしたメジャーアプリはどちらにもリリースされているし、ブラウザ上で動作するウェブサービスはそもそもOSに依存していない。Windowsノートで使っていたメジャーアプリやウェブサービスはMacBookでもそのまま利用できる。
iPhoneを使っているなら断然MacBook!
MacBookに移行した際のもっとも大きな恩恵は、より密接に連携しているマルチデバイス環境だ。iPhone、iPadなどを使っているのなら、MacBookからiPhoneのカメラを利用したり、iPhoneにかかってきた電話をMacBookで受けたり、iPhoneのインターネット共有をMacBookから有効にしたり、クリップボードをMacBookとiPhoneで共有するなど、多彩な連携機能を享受できる。これは一社ですべてのハードとOSを作っているアップルならではの強みだ。
一方、MacBookにはWindowsノートよりソフトウェアが少ないという弱点があるが、macOSにはWindowsをインストールするための『BootCamp』という仕組みが用意されている。macOS用にリリースされていないアプリを使いたい時はBootCampを活用しよう。
(※2020年11月に発表されたApple Silicon搭載のMacでは、Boot Campは動作せず、Windowsアプリを動作させることはできない)
Windowsノートには非常に多くの選択肢があるが、MacBookにもAir、Proなど多くのラインナップでユーザーのニーズに応えている。自分の望むマシンがそのなかにあるなら迷わず手に取ってみよう。
MacBookに乗り換えた方がいい3つの理由とは?
【1】マルチデバイス環境はWindowsよりMacのほうが密接に連携
電話
『FaceTime』の環境設定で『iPhone から通話』にチェックを入れておけば、MacBookから発信、着信可能だ。
連携カメラ
『挿入→iPhone またはiPad から読み込む』からiPhoneで撮影した写真を書類に貼り付けられる。書類スキャン機能も用意。
ユニバーサルクリップボード
同一ユーザーのMacBook、iPhone、iPad のクリップボードを共有し、テキスト、メディアなどを交互に貼り付けられる。
Instant Hotspot
iPhone の『インターネット共有』を有効にしておけば、MacBookのWi-Fiアイコンから選択するだけで利用開始できる。
【2】MacBookでWindowsは動かせるけど逆は『基本的に』不可
Windowsを動かすBoot Camp
macOS に標準でインストールされている『Boot Campアシスタント』を使うと、ストレージにWindows 用の領域(パーティション)を作りインストールできる。
セットアップはカンタン
Windows のインストールにはイメージファイル『ISOファイル』が必要。ISO ファイルさえダウンロードしておけば、あとは画面の指示に従えばセットアップは完了。
Touch Barはファンクションキーに
Windows環境ではMacBook Proの『Touch Bar』は機能キー、ファンクションキーとして機能する。ただしmacOS 環境のように高度な機能は利用できない。
【3】アプリごとに姿を変えるTouch Bar
タッチ操作できるディスプレイ『Touch Bar』はMacBook Pro だけの装備。本機能の評価は分かれているが、カスタマイズの自由度を広げるなど機能強化して欲しい。
※本稿は2019年5月8日発売の『iPhoneユーザーのためのMacBook使いこなし術』の記事を引用したものです。最新の情報とは異なる場合があります。
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