まだまだ普及してないMagSafe。どんな使用感で、これからどうなる?
- 2021年01月19日
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MagSafeや非接触充電、使ってみたことありますか?
iPhone 12から、背面の非接触充電の仕組みがさらに進化し、『MagSafe』と呼ばれるマグネットで固定される充電ソリューションが搭載されている。けっこう便利なのだが、みなさん、使ったことはあるだろうか?
MagSafeを利用した純正のiPhoneケース、充電器、カードホルダー、そして社外品のカーマウントホルダーなども使ってみたので、その使用感をお伝えするとともに、これからどうなるか将来を予想してみよう。
なぜ、Qiから、MagSafeに変更したか
そもそも、現在販売されているすべてのiPhoneは、非接触充電に対応している。しかし、日常的に非接触充電を利用している人はどのぐらいいるだろうか? あまり多くはないと思う。
理由は2つあると思う。
ひとつは、Appleが充電器を7.5Wに限ったこと。これは間に何か挟まった場合なども含め、安全確保には仕方ないという判断だったようだ。しかし、これによりLightningコネクター接続の2倍ぐらいの時間がかかってしまうようになった。充電台の上に置くと接続しなくても充電してくれるから、遅くてもいい……とは思うが、速いに越したことはない。
もうひとつは、充電しているつもりがいつの間にか、ズレてしまっていて、充電されていないことがあるということ。ベッドサイドやデスクで起こりがちで、出かけようと思ったら充電されていなかった……という経験は筆者も一度ならずある。
そのふたつの問題を一気に解決しようというのが、このMagSafeだ。磁石の力で固定することにより、位置が確定できるので、15Wまでの電流を流せるようなった。Lightning接続では、Pro Maxだと23Wまで流れるというデータもあるが、それは空の状態から充電しはじめる時の短時間だけ。実際には15Wあれば充電時間はさほど変わらないはずだ(特にバッテリーキャパシティの小さなminiなどではその傾向が強いはずだ)。
ちなみに、従来通りのQi対応充電器でも充電できる。
また、ソフトウェア的にもサポートされており、MagSafeを接続した途端に、充電の様子を表現したリングが美しいアニメーションで表示される。
ケースの色によってグラフィックが違う
このMagSafeの仕組みには、なんらかの情報伝達も可能なようで、接続するものによって、表示されるグラフィックが異なる。たとえば、グリーンの純正ケースを装着すると……。
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PROFILE
flick! / 編集長
村上 タクタ
デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。
デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。