Logicool、会議室用一体型ビデオ会議システム『Rally Bar』を発表
- 2021年01月21日
あなたの会社の会議室は、リモートワーク中の人と会話しやすいか?
コロナ禍の影響でリモートワークが一般的になって、1年。「在宅ワークにも、ビデオ会議にも慣れた」という人も多いのではないだろうか?
しかし、在宅で会議に出るのには慣れたが、会議室側ではノートパソコンを1台置いて会議しており、会議室の様子がリモートから会議に参加している人に伝わらなかったり、逆にリモートから参加している人の意見を、会議室側に十分に展開できない……ということはないだろうか?
これは、慣れではなく、会社の設備の不備というものだ。
多くの人が自己投資して、在宅で会議に出る仕組みを整えたのだから、今度は会社が投資して、会社の会議室を、キチンとリモートワークに対応したものにアップデートすべきだ。
さもないと、これからのリモート参加者と、会議室参加者が混在する時代に、情報の偏在が起こりコミュニケーションに齟齬が発生してしまうだろう。
それを防ぐのが、Logicoolの法人向けビデオ会議システムだ。
中規模会議室用のビデオ会議システムRally発表
Logicoolの法人向けビデオ会議システムは、会議室の広さに応じてさまざまなシステムがラインナップされており、今回発表されたのは1月20日発売の『Rally Bar』と、そのアプライアンスバンドル版、PCバンドル版などだ。
『Rally Bar』——39万5500円(税別)※単体購入の場合、USB接続利用のみ
『Rally Bar』アプライアンス バンドル Zoom版——52万6,000円(税別)
『Rally Bar』PC バンドル Zoom版——67万8000円(税別)
『Rally Bar』PC バンドル Teams版——68万8000円(税別)
ケーブル『CAT5Eキット(ロジクールTAP用)』——3万5455円(税別)
(価格はすべて参考価格)
従来、小人数のハドルルーム向けのMEETUPや、大会議室向けのRally Plusが提供されていたが、日本でニーズの多い中規模会議室向けのシステムがなかった。
今回のRallyはこのすき間を埋めるもの。
Rallyのカメラは最大30フレーム秒で、最大4Kの解像度を持ち、臨場感のあるビデオ会議を実現する。スムーズなパン、チルトに加え、90°の広視野角から15倍のHDズームを可能としている。
参加者を認識し、全員が収まるようにカメラの向きを変えたり、自動的に画角を変えたりすることができる。また、話者にズームしたりすることも可能だ。
スピーカーからの音声は部屋のどこにいても聞きやすく、内蔵ビームフォーミングマイクは最長4.5m内の話者の声をフォーカスして捉えることができる。
TAPタッチコントローラでさらに便利に
別売りのタッチパネル『ロジクールTAPタッチコントローラ』を追加すれば、使いやすさはさらに向上する。Microsoft Teams RoomsやZoom Roomsに対応しており、画面にリストアップされるスケジュールをタップすれば、すぐに会議に参加できる。従来のようにノートパソコンを繋いだり、誰か主催者のアカウントでログインしたりする必要はない。ルームアカウント(別途ZoomやMicrosoftと契約が必要)を使って、ワンタップでログインできる。
このコロナ禍の状況下で、大企業を中心に、円滑なビジネスを継続するために、一気に導入が進んだようだが、まだまだ導入率は1ケタ台だと思われるとのこと。
この状況下だからこそ、しっかりしとした会議運営を進めるために、ぜひとも優れたビデオ会議システムの導入を検討されたい。
(村上タクタ)
SHARE
PROFILE
flick! / 編集長
村上 タクタ
デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。
デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。