ノーズライディングに適したフィンを探せ!(後編)
FUNQ NALU 編集部
- 2021年10月13日
ノーズライディングに適したボードに乗っているのになかなか成功率が上がらないという人はもしかするとフィン選びに問題があるのかもしれない。各メーカーがおすすめするノーズライド用フィンを参考に、フィンの見直しを行ってみよう。後編はターン性能にも優れた細身デザインをご紹介!
◎出典: NALU(ナルー)no.118_2020年10月号
中級〜上級者なら細身デザインもおすすめ。
ボードの安定性とターン性能を重視。
前編ではピボットフィンを紹介したが、瀬筒雄太プロ曰く「フィンは海外で作られているモデルが多く、日本人には大きすぎる場合もあります」とのこと。「僕は小柄だし、脚力もある方ではないので、中くらいから細身のサイズを愛用しています。幅が細いとグラグラしちゃうんじゃないかと不安になるかもしれませんが、立っているデザインなら、きちんと水をホールドしてくれますよ」
ちなみに、幅が広くても、寝ているフィン、いわゆるレイク(傾斜)が強いものは、ドライブターンを得意とするので、ノーズライド初心者には使いづらいかも、と雄太くん。加速しながら走ってしまうので、歩き出すタイミングが掴みにくくなってしまうので。ある程度ノーズライディングができる人は、下記のような多機能なフィンを選んでみては!?
ノーズへのアプローチも容易な細身デザインが人気!
TRUE AMES FIN / Velzy Classic 9.0”
ベースからすぐに幅がシャープになり、ティップ部分まで後ろに流れたデザイン。回転性が良いので、脚力の少ない人や、定番の幅広ノーズライドフィンだとターンが難しいという人にもおすすめ。
TRUE AMES FIN / Yater Classic 10.0”
ベースは比較的小さめで、しっかりとフィンが立っているのが特徴。硬めでレスポンスが良く、波にパワーがある時 もコントロールしやすい。ノーズライディングだけではなく、さまざまなパフォーマンスが可能だ。
RAINBOW FIN / Noserider 9.5″
ウッドの組み木を使ったクラシックシリーズは、一枚一枚が異なるデザイン。このモデルは長くノーズに居続けられ るように考案されたもの。クイックなターンも可能で、ポイントブレイクなどで本領を発揮する。
HAWAIIAN PRO DESIGNS / DT Flex Fin 10
ドナルド・タカヤマによる名作モデル。大きくレイクした形がドライブ性を高め、長めに残したティップがノーズライド中のホールド感を高めてくれる。適度なしなりがあり、なめらかなサーフィンが可能だ。
FCSII/ Fatboy 8’
独特なティップ形状が水中でテールをしっかりホールドしてくれるため、長いノーズライディングが可能に。レール を入れやすく、ターンも容易だから、パフォーマンス系のサーフィンも楽しめる。
ノーズライディングに適したフィンを探せ!(前編) はこちら>>>
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FUNQ NALU 編集部
テーマは「THE ART OF SURFING」。波との出会いは一期一会。そんな儚くも美しい波を心から愛するサーファーたちの、心揺さぶる会心のフォトが満載のサーフマガジン。
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