ジュリ・エドワーズのヨガ×サーフィン|副交感神経を優位にする
FUNQ NALU 編集部
- 2021年12月13日
忙しい現代社会では、いつの間にか疲れが溜まりがち。特に暑い夏の終わりは注意が必要。身体を調整するポーズを紹介します。
INDEX
ブロックを使ったヨガで、頑張る自分のスイッチをオフ
週末の予定も埋まりやすかったり、台風スウェルにストークしたり、一日中忙しい夏。ちゃんとあなたの身体、休まっていますか。
自律神経をおびやかすストレスの原因はいろいろありますが、気候の変動も立派な要因となります。特に、梅雨から夏へと変わる時期、そして台風などの気候の変化。また冷房の室内から暑い外気への気温差、強い酸化作用を持つ紫外線など、夏は私達の自律神経細胞にダメージを与える要素がたくさんあります。そもそも私達現代人の自律神経は、交感神経に傾きがち。スピード社会、スマートフォンやパソコン、その他周りは常に情報でいっぱい。私達は常に緊張が続いている状態なのです。
本来ならば、副交感神経が優位になるはずの夜も、傾きすぎた自律神経が戻らないことで、なかなか寝付けなかったり、睡眠をとっても疲れが抜けないこともあります。自律神経が乱れて酷使されると、不調や疲労となって身体が危機状態であることを私達に知らせてくれるのです。
そんな時は、今回紹介するブロックを活用したヨガのポーズをやってみてください。いつもより、ひとつひとつのポーズに時間をかけて、ゆっくりじんわり身体を緩めていくイメージです。ポイントは、意識してゆっくり深い呼吸を続けること。常に頑張っている自分のスイッチをオフにして、とにかく時間をかけて身体を緩めていくように呼吸を続けてみましょう。続けることでマインドもリラックスしてくるはず。寝る前にぜひ取り入れてみてください。
Passive Forward Fold
心地よい身体の伸びを感じるこのポーズは、頭、首、肩、腕など、どの部位にも力を入れず、全身を脱力することが大切。ゆったりとした呼吸とともに、身体を開放していこう。
知らない間につい力が入ってしまいがちなので注意を。
両方の足裏をつけて合蹠(がっせき)にし、ブロックを足の間に入れる。力は入れずリラックスした状態を保つこと。何も考えずとにかく脱力を。
股関節から前屈をして、おでこをブロックの上に乗せる。両手を足の内側からふくらはぎの下に通し、3~5分ほどキープ。
2段でもOK!
このポーズはブロックに頭を置くことが重要ではなく、力を抜くことが目的。ひとつだと難しい場合はブロックを2段に重ねよう。
Legs Up The Wall Pose
ポイントはブロックを動かしながら、仙骨がもっとも脱力できる部分を探すこと。両手は体側に伸ばしてリラックスした状態で行おう。!1のポーズだけでもOK!
仰向けで膝を曲げ、両足の裏で踏み込みながら腰を浮かせる。仙骨(腰の平らな部分)の下にブロックを置く。
腰を安定させたまま両足を上に。安定しない場合は、壁にお尻を付けて行ってもOK。10分キープ。足の疲れが取れやすくリラックス効果も上昇。
Seated Cat Cow
呼吸に合わせて動くことで、副交感神経を優位にするこのポーズは、ゆっくりと動くことがポイントに。呼吸もしっかり行おう。足はブロックの前に置くこと。
ブロックにお尻を乗せて、あぐらをかいて座る。両手を膝に乗せ、息吸いながら、胸を前へと突き出す。
次に息を吐きながら、顎を胸に寄せ、目線をお腹に向けながら、背中を丸めていく。目線は前からお腹。
ゆっくりした動きを!
10回程度繰り返す。
Supported Fish Pose
背中の伸びが気持ちいいこのポーズは、ブロックが背中を沿うように縦に置くことがポイント。「ポーズ1」は頭を地面に落とすことで胸が自然と開く。「ポーズ2」ならリラックス効果が高まる。好きな方を選んで行おう。
ポーズ1
ブロックを背中(肩甲骨の下あたりがベスト)に置く。両手を自然に開き、手のひらは上に。10分程度、すべての力を抜いてリラックス。
ポーズ2
1のポーズだけでも十分だが、より長時間リラックスしたいなら、頭の下にもブロックを置いてみよう。好みの時間まで続けてOK。
Thread The Neddle
右腕の上腕外側と左腕の脇の下に伸びを感じるこのポーズは、背中を反らさず自然な姿勢で。伸ばした腕側は手のひらで押せる部分にブロックは置くこと。骨盤の下に膝がくるようにして行おう。力を抜ける場所を探し10呼吸。
左手をブロックに乗せる。もうひとつのブロックの上におでこを置き、右手を左の脇の下から通す。全身の力を抜ける場所をうまく探して。
逆側も同様。
Supported Supta Buddha Konasana
両膝の外側に置いたブロックが股関節の開きすぎを防ぐため、自然と股関節の力を抜くことが可能に。手をお腹と胸に置き、自分の呼吸を感じながら行うのがおすすめ。
両方の足裏をつけて合蹠(がっせき)にし、膝の外側にブロックを置く。左右のブロックが脱力をサポート。
そのまま仰向けになり、完全に股関節の力を抜いて、膝をブロックに預ける。呼吸を感じながら、どんどんと力を抜いていく。
ジュリ・エドワーズ
さまざまな分野でマルチに活躍するヨガインストラクター。カリフォルニアやハワイで得た世界観を活かし、クリエイティブにヨガやマインドフルネスの新しい形を次々と提案し続けている。原宿にオープンした自身のスタジオIGNITE YOGA STUDIOを手がける。現在はイグナイトヨガオンラインスタジオもオープン!
IG: @jurikooo
「ジュリ・エドワーズのヨガ×サーフィン」記事はこちらから。
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PROFILE
FUNQ NALU 編集部
テーマは「THE ART OF SURFING」。波との出会いは一期一会。そんな儚くも美しい波を心から愛するサーファーたちの、心揺さぶる会心のフォトが満載のサーフマガジン。
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