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ロングボーダーの行動

Style Lesson1 サーファーズプロダクツ

The way to be longboarder!!ロングボーダーの行動
どんな趣味にもスタイルがあり、そのスタイルに沿って行動をするものだ。
それがサーファー、とりわけロングボーダーともなると、独自の世界観がある。
いったい彼らはどんなこだわりで、なぜそういった行動をするのか?

サーファーのこだわりや所作を紐解きながら解説していこう。

海でかっこいいロングボーダーとはこうあるべきだ!
まずはスタイリッシュなロングボーダーにとってのマストプロダクツを見てみたい。
なぜそれをチョイスするのか?そこにはサーファーとしてのこだわりがふんだんに盛り込まれている。
さてロングボーダーとしての3種の神器はいかに?

1,クラシック・ロングボードこそサーフィンの源流。優雅に波に乗るためのボード

テクニックを競うために開発されたショードボードに対して、クラシック・ロングボードはそのスタイルを競うために造られたボードだ。
ゆったりとフローし、波とシンクロしたグライド感を得るために大きく重たくデザインされている。

ロングボードは大きく分けてショートボードのようなマニューバーに特化したプログレッシブと、ゆったりとしたグライド感と優雅なノーズライディングに特化したクラシックの二つのスタイルがある。

中でもクラシック・ロングボードは、1950年代から受け継がれてきた現代モダンサーフィンの伝統であり、波とシンクロしたフロー感やグライド感をどんなタイプのサーフボードよりも乗り手に与えてくれる。
それはバイクなどに例えると解りやすい。ショートボードがレーサーレプリカとするなら、クラシック・ロングボードはハーレーなどの大型バイクと同じで、大きく重たいがために急激なターンがしづらいのだが、逆にそのトルクによって失速することなくスピードを維持し、大きくゆったりとした乗り心地となる。

つまりクラシック・ロングボードとは、そもそもが急激なターンやアグレッシブなライディングを目的として造られたものではなく、あくまでも波の上をゆったりとフローしながらクルージングするように造られたボードなのだ。
そしてそんなボードによって描かれる、まるで一筆書きのような美しくスムースなライディングこそが、クラシック・ロングボード最大の魅力なのである。

ロングボード各部の特徴

2,クラシック・ロングボードにはドレスコードがある。ウエットスーツは黒一色が基本。

粋であるかないか、そこが一番重要なファクター。
出立ちではなく、サーフィンで目立ってこそ“粋”である。

オリンピック競技となったサーフィン究極のマニューバーを競うそのコンペティティブなサーフィンと対局を成すのがクラシック・ロングボードだ。競技サーフィンが勝つために様々な要素を次々に取り入れ現在の形に進化したのに対して、クラシック・ロングボードは余計なものをすべて排除した究極のシンプルこそが真髄。それはボードだけではなくウエットスーツについても同じ。基本的には黒一色が良しとされ、ド派手な配色のウエットスーツは、このクラシック・ロングボードでは、“ウルトラマン”とか“チンドン屋”などと揶揄され、“ダサい”とされている。
もちろん技術が伴っていれば問題は無いが、ちょっとしたドレスコードがあるのがクラシック・ロングボードの特徴だ。ここで大切なのが“粋”であるかないか。ウエットスーツの配色は、サーフィンの中でも特に自己主張を解りやすい形で現したものであるだけに、出立ちで目立つのではなく、その優雅なサーフィンで目立つことこそがクラシック・ロングボードの“粋”なのだ。

3,中積みするか、キャリアに積むか、それが問題だ

クルマはサーファーにとってスタイルを表現する大切なファクターのひとつ。
あなたは中積み派か、それともキャリア派か?

クルマはサーファーにとってある意味必要不可欠な道具のひとつ。それは海に行くための移動手段というだけでなく、そのサーファーの生き方やライフスタイルまでも反映するもので、サーフボードやウェットスーツなどと同じく、そのサーファーのスタイルでもある。

ロングボードの場合、そのレングスの長さが、車載するときに大きな問題となる。サーフボードを大切に扱うという観点から考えれば中積みをオススメしたい。9フィート以上あるロングボードでは中積みするとなればワンボックスという選択が一番無難となるのだが、実はキャリア積みという古来からの方法を用いれば、基本的にどんなクルマでもサーファーらしくロングボードを積載したサーファーズビークルとなるだろう。問題はやはりスタイル!

ビカビカの高級車にロングボードを積んで海にやってくるサーファーをどう見るかは個人の自由だが、どう考えてもそれは美しいスタイルではない。むしろボロボロのピックアップの荷台に無造作にボードを転がしてやってくるサーファーの方が無骨でカッコイイし、古いセダンの屋根にボードを縛り付けてくるサーファーもまたお洒落だ。

出典:

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FUNQ NALU 編集部

FUNQ NALU 編集部

テーマは「THE ART OF SURFING」。波との出会いは一期一会。そんな儚くも美しい波を心から愛するサーファーたちの、心揺さぶる会心のフォトが満載のサーフマガジン。

FUNQ NALU 編集部の記事一覧

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