あなたの山装備、全部見せてください!【vol.5】-北アルプス・常念岳の山小屋泊の場合
PEAKS 編集部
- 2015年11月28日
バックパックに何を詰めているかで、“その人”がわかる!? どんなルートをどんな装備で登っているのか、 個性豊かな山好きの鞄の中身を大公開! 今回は自他ともに認める“体育会系”女子のバックパックの中を拝見します。
細田さんが選んだ「北アルプス・常念岳の山小屋泊」の装備はこれ!
もともと野外フェスやキャンプによく出かけていた細田陽子さん。根っからのアクティブ派である彼女が登山にハマったきっかけは、2011年10月、友人の誘いで登った紅葉を迎えた金峰山だった。
「そのときの景色と達成感に魅せられてしまって。暇さえあれば山に行くようになりました」
日帰りから山小屋泊、テント泊、縦走、雪山登山まで幅広く楽しむ彼女。道具に関してはライト&コンパクトを意識しているそうだが、小柄ゆえにちょうどいいサイズ感のものがあまりないのが悩みだという。
「特に海外ブランドは着丈が長いんですよね。ただ、ノースフェイスのアルパインライトパンツをきっかけに同ブランドのサイズ感が気に入ってよく着るようになりました。今は、パンツとアンダーウエアをノースフェイスで統一しています」
そんな彼女に北アルプス・常念岳の山小屋に泊まる設定のもとで装備を見せてもらうと、こんなスタイルに。山での楽しみは、ぜいたくな食事と仲間とのおしゃべりだと語る。
「テント泊に比べて小屋泊の場合は、ギア類が少なくて済むので、そのぶん食べ物をたくさん持って行くんです。いまの時期ならやっぱり鍋ですよね。仲間と鍋をつつき、お互い山で感じたことを共有する時間がとても楽しいんです」
山での時間を一緒に過ごす、バックパックとシューズ
相棒とするバックパックは、グラナイトギアのメリディアンヴェイパー。シューズは、アクのヴァーティゴGTX。
「バックパックを購入したときの決め手は軽量性と、ストレッチ性のあるサイドポケット、フロント部分の長いジッパー。アクのシューズは、初めての登山靴です。機能性と価格のバランスで決めました。インソールを換えてより履きやすくなりましたが、そろそろ買い替えどきです」
編集部が気になった山装備をPickUP!
景色や達成感以上に、山で過ごす時間に惹かれている細田さん。彼女の荷物にも、その時間をより有意義にするためのアイテムが厳選されている。
1. 意外と使える折り畳み式ハンガー
グランドトランクのトラベルハンガー。「山小屋泊のさい、ハンガーが足りないことが多いんですよね。これは軽量&コンパクトですし、なにかと便利なんです」
2. 冬場も安心のハイスペック寝袋
ナンガのオーロラライト450DX。「昨年の誕生日に夫がプレゼントしてくれたものです。快適使用温度が-5℃の4シーズンモデルなので、とにかく温かい!」
3. テント場に小屋に大活躍のサンダル
キーンのシャンティアーツ。「軽量ながらソールが厚いのでタフに使えるのがいいですね。テント場や山小屋はもちろん、行き帰りでも重宝しています」
4. デザインに惚れたアタックザック
アークテリクスのシエルゾ18(初期モデル)。「軽量でパッカブルであることもそうですが、シンプルなデザインと機能性が魅力。ずっと使い続けています」
★細田さんのそのほかの山道具は、PEAKS12月号にて全公開中!
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PROFILE
PEAKS 編集部
装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。
装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。