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登山時に持っておくべきエマージェンシーセットの中身

エマージェンシーセットの見直しはソロ登山には欠かせない要素。ソロ山行でも慌てない備えを確認しよう。入念な準備は自信や安心にもつながる。それぞれの量は適宜調整を。

文◉長谷部雅一 Text by Masakazu Hasebe 
写真◉増川浩一 Photo by Koichi Masukawa
文・写真◉井上大助 Text & Photo by Daisuke Inoue
出典◉PEAKS 2020年9月号 No.130

自分の身を守るために持っておくべきもの

「もしものために」の “もしも” は、大きく分けてふたつある。ひとつは自身の身にケガや病気などが起きる場合。もうひとつはギアの破損やその他緊急時に必要なこと。いずれにしても起きてしまったトラブルは仕方がない。一刻も早く安全な状態にするためにも、冷静に、必要な知識と技術、そしてエマージェンシーアイテムを駆使して柔軟に対応し、「楽しかった!」で終わることができる山行にしてほしい。

これから紹介する道具は、あくまでもツエルトやクッカー、火器、予備食、防寒着などのベースが調っていることが前提。装備が重すぎて動けなくなることを避け、吟味して揃えてみてほしい。もちろん事前の使用練習を忘れずに!

FIRST AID

滅菌ガーゼ

火傷、切り傷、止血時に患部にあてるときに使う。サイズを各種揃えておくと便利。

バンテージサポーター

止血や固定をするときなどに使用。使い方次第でさまざまな部位に利用可能。

三角巾よりバンテージサポーター

ソロ登山者が自分用に使うなら、汎用性があるバンテージサポーターがおすすめ。三角巾と同じ用途でも、サポーターとしても直感的に自分自身で手当てがしやすい。

サムスプリント

骨折の疑いがあるときの固定や、ビニール袋と組み合わせて洗面器をつくることも可能。

手袋

雑菌や汚れ、また相手に対しての感染を防ぐために使用。なんの素材か記しておこう。

安全ピン

とげ抜き、できたマメを潰すときのほか、テントの補修などにも活用できる。

ペットボトルのフタ

小さな穴を空けておき、予備のペットボトルの水に装着して傷口の洗浄などに使う。

ポイズンリムーバー

虫やヘビなどにやられた際の毒成分の吸い出しに使用。使用後は必ず滅菌する。

エマージェンシーシート

緊急時の事故保温のためのラッピングや、簡易タープなどに使用する。

ゴミ袋(40〜50ℓ)

ゴミ用の袋のほかに、バックパックの荷物を登山道に一時置きするときにも活用。

メモ帳と油性ペン

止血時間や緊急連絡先を書いて救助者に渡すなどに使用。ペンは直接地肌記載にも使用。

除菌シート

傷口の汚れを落としたり、他人も接触するものを滅菌したいときに使用する。

ポケットティッシュ

トイレ、止血、生活全般に使用。なるべく環境に優しい自然分解しやすいものを選ぶ。

絆創膏

簡単な切り傷、擦り傷に使用。さまざまなサイズがあると便利。傷口は洗浄してから使う。

保存袋

使用済みの手袋やガーゼなどを持ち帰るときに使用する。

塗り薬

主に患部の化膿止めなどを用意。必要に応じて手荒れや日焼け防止も用意する。

常備薬

鎮痛剤、風邪薬、解熱、下痢止めを中心に医師と相談して自分に合ったものを装備する。

使い切り目薬(生理食塩水)

主に目の洗浄として使用し、場合によっては傷口の洗浄にも使用可能。

液体かゆみ止め

痒みや痛みなど、虫刺されのときに使用する。体に合っていて効果が強いものを選ぶ。

紙袋

ビニールに入れたあとの汚物や血液などが見えないようにするために使用。

伸縮包帯

止血や傷口保護など患部に当てた物を留める際に使う。血流を止めないように注意。

アミノ酸

登山の疲労をやわらげたいときに使用。人によって効果は変わる。

栄養剤

滋養強壮、疲労回復に使用。人によって効果は変わるので注意。

防水フィルム

傷口の雑菌や濡れを防ぐための保護フィルム。患部の洗浄、止血後ガーゼを乗せてから使用。

携帯用トイレ

トイレがない場合や、嘔吐時の汚物や生ゴミを持ち帰るときなどにも使用可能。

靴擦れ、マメ用の絆創膏

靴擦れでできた水疱などにつける。使うことで痛みが軽減されることが多い。

部分用サポーター

特定の関節部分に持病がある場合や、故障が出た場合に装着する。

収納ケース

だれかに使ってもらうことも考える必要がある。わかりやすい色、+がついているものを。

EMERGENCY

細引き

靴紐、テントやツェルトの張り綱など、ありとあらゆる細引きが必要な場所で活用可能。

ホイッスル

誰かに助けを求める、現在地を伝える際に使用する。音が大きくて濡れても使えるもの。

カラビナ

セルフレスキュー、ツエルトの設営などに活用する。木にロープを投げる際の重石にも。

結束バンド

ソール剥がれやテント、バックパックの補修などに使用。短い場合は繋げて使う。

予備電池

ヘッドランプなど、電池切れの予備として。携帯バッテリーを装備してもいい。

予備ヘッドランプ

メインのヘッドライトが使用不可能になった場合の予備。常に新しい電池を入れる。

ダクトテープ

生地ものが破れた際の簡易補修や、緊急時にゴミ袋を繋げて防風にするなどに使用。

マルチツール

ジッパーやサングラスの補修をはじめ、簡単なサバイバルで活躍。ペンチ付き推奨。

【注目】マスク/アルコール/温度計

アフターコロナ登山の必需品。自分の身を守るのはもちろん相手にも気を配ろう。

コンパクトになる医療用固定具をカスタム

カットして自由な形に成形できる医療用品、熱可塑性シーネ。軽くて携行性にすぐれているので、山行用としても使えるか実証してみた。

文・写真◉井上大助 Text & Photo by Daisuke Inoue

この熱可塑性樹脂シーネは、新品時はA4サイズ厚みが2mm程度の固い板状のため、そのままでは山行時に携行しにくいだけでなく、登山用のバーナー&クッカーに入れて熱加工できない。そのため負傷時に現場で使えるようにするためには、あらかじめ携帯しやすく、かつクッカーに入れられるサイズ、形状に加工しておく必要がある。そこで思いついたのは家庭用のホットプレートに水をはり、このシーネが軟化する65〜70°Cぐらいに温めて、携行 可能な状態に加工しておく作戦だ。

作戦はうまくいき、フィールドで再加熱して、足首を捻挫した想定の形成にも成功。開きやすい縁部分はテーピングテープで補強すればかなりガッチリ固定でき、何度か練習しておけば本格的なギプスのような固定ができるだろう。

持ち歩くための準備

①製品を柔らかくする

今回購入したのは「ソフラフィックスサーモ」。ネットで購入可能。家庭用のホットプレートに水を張り、シーネを半透明になるまで加熱(約70℃)する。

②携帯しやすく加工する

手早く水気を切り、短辺を2つ折りにして、くるくると丸める。冷めてくると乳白色に戻り、固まる。重さは161グラム。

実際に使うときの手順

足首に使えるサイズは便利。

①湯のなかに入れて柔らかくする

適温のお湯に浸け、やはり半透明になったところで、お湯からあげ、タオルなどで湯切り後、固定したい患部に巻きつけて加工する。再利用も可能。

②テーピングなどでサポート

つま先側とふくらはぎ側の縁の部分にはテーピングで補強すれば固定力が格段に増す。少しきついがシューズも履ける。

出典

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PEAKS 編集部

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装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。

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