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【山道具インプレッションVol.3】「虫が離れていく」を実感。夏山登山を快適にしてくれる機能シャツの実力【by高橋庄太郎/後編】

(上写真)
フォックスファイヤー/SCシャンブレーシャツ:12,800円(+税)
素材:トランスウェット®ファインデニールスコーロン®(ポリエステル65%・綿35%)、重量:170g、カラー:オフホワイト/グレー/インディゴ、サイズ:S、M、L、XL

【PEAKS LONG TERM IMPRESSION vol.3】 フォックスファイヤー/SCシャンブレーシャツ【後編】
by高橋庄太郎

登山の楽しさを伝える月刊誌『PEAKS』の制作にたずさわる面々が本気で山道具を評価するインプレッションレポートを全4回にわたりお届け。第3回は、登山業界ではもはや知らない人のいない山岳・アウトドアライター高橋庄太郎さんよるフォックスファイヤーの防虫ウエア「SCシャンブレーシャツ」レポートの後編をお届けしよう。

>>前編はこちら

20160513_04 ○プロフィール
高橋庄太郎/山岳・アウトドアライター
テント泊を愛し、季節を問わず山を歩き回る日々。この夏の山行計画には北アルプスと北海道の山々が多い。著書に『山道具 選び方、使い方』(エイ出版社)など。7月14日には新著『ソロ山行ステップアップ術』(地球丸)も発売された。

虫が多い初夏の山でスコーロンは威力を発揮するか?

そろそろ本格的な夏山シーズンだ。しかし梅雨に入る前から、僕はすでにかなり多くの山を歩いてきた。そのなかで、「スコーロン」のSCシャンブレーシャツを持っていったのは、大峯奥駈道、北アルプス霞沢岳、北海道の天塩岳や芦別岳など。初夏の時期は1年でもっとも虫が多い時期だけに、テストには非常に好都合だったのである。

実際、どこも虫が多かった。とくに大峯奥駈道の小笹の宿避難小屋前のテント場といったら、到着した途端、全身を無数の虫に取り囲まれたほどだったのである。もちろん僕はスコーロンの力を信じて、すぐにSCシャンブレーシャツをはおった。でも、気付いたら刺されてかゆいんですよ、手の甲と首筋が……。

スコーロンで覆われている部分は虫刺されなし

誤解されそうだが、つまりまあ、SCシャンブレーシャツで覆われていなかった部分だけが刺されてしまったというわけ。じつは外部に露出していない腕や胴体は、どこも刺されていなかったのだ。近寄ってきた虫が生地に寄ってきた様子は見たものの、長時間とまっていた形跡はない。やはり、おそらくスコーロンの「とまってもすぐに虫が離れていく」という力が発揮されたのだろう。SCシャンブレーシャツの薄い生地で虫に刺されなかったのは、予想以上の実力があると感じた。

そう考えれば、スコーロンの生地で覆われていなかった部分が刺されてしまったのは、仕方ない。仕方ないが、どうにかしたいものだとも思う。そこで首筋を守るために、襟を立ててみた。これだけで首筋の露出面積が抑えられ、かなり効果がある気がする。もうちょっと襟が高ければ、さらにベターだろう。もっとも、同じスコーロン製品のウェアのなかでも、フード付きタイプを選べば、こんなことをしなくてもよいのだが。

Point.1 洗濯しても襟の張りはキープ
20160712_2_01 (↑ 襟を立てて、首筋を守っている様子。このシャツの生地は洗うごとに柔らかさを増していたが、襟を立てるほどの張りはキープされていた)

虫が離れていくうえに速乾性も半端ない

同様に、手の甲はスコーロンのグローブを合わせればよかったのかもしれない。だが、少しサイズが大きいものを選び、袖自体で手の甲を隠してもよさそうだ。とはいえ、行動中は長袖のままだと暑く感じるので、僕は袖を捲り上げていた。体を動かしているので腕が虫に刺されることはないが、このとき袖がずり下がってくるのが少し気になった。半袖状に固定できるように、ボタンとループがつけられていると、より便利な一枚になりそうである。

Point.2 袖にはもうひと工夫ほしいところ
20160712_2_02 (↑ アウトドアで着る長袖シャツは、腕まくりする機会も多くなる。この状態で袖の長さをキープできる仕組みがあれば、さらに有用なシャツになりそう)

最後に、スコーロンの機能とは関係ない、僕が気に入った点について。このシャツの「速乾性」が半端ないということだ。生地が粗く、空気に触れる面積が広いこともあるだろうが、水滴がついたときに水分が一ヶ所に留まらず、すぐに生地の広範囲に拡散させる「吸水」「吸汗」の力が非常に高いということも大きな要因だろう。

Point.3 夏場にうれしい速乾性
20160712_2_03 (↑ これくらい濡れていても、光が当たっているとあっというまに染みがなくなっていくのだから、大したもの。たくさんの汗をかき、雨も多い夏場にはうれしい)

虫がすぐに離れていくうえに、この速乾性。SCシャンブレーシャツの使い勝手は、なかなかのものなのであった。
(文・写真:高橋庄太郎)

 

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PEAKS 編集部

PEAKS 編集部

装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。

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