BRAND

  • FUNQ
  • ランドネ
  • PEAKS
  • フィールドライフ
  • SALT WORLD
  • EVEN
  • Bicycle Club
  • RUNNING style
  • FUNQ NALU
  • BLADES(ブレード)
  • flick!
  • じゆけんTV
  • buono
  • eBikeLife
  • HATSUDO
  • Kyoto in Tokyo

STORE

  • FUNQTEN ファンクテン

MEMBER

  • EVEN BOX
  • PEAKS BOX
  • Mt.ランドネ
  • Bicycle Club BOX

御岳山~大岳山 登山ルート「神が宿るといわれる御岳山域の大自然と展望を存分に楽しむ」

パワースポットの場所として人気の高い御岳山には、初日の出を見に多くの参拝客が元旦に訪れる。展望に優れた大岳山は日本二百名山のひとつ。山登り経験者はもちろん、初心者でも楽しめる多様な登山コースなので、眺めを楽しみながら歩きたい。

ルート概要

御岳山駅→御岳山→鍋割山→大岳山→鍋割山分岐→長尾平入口→御岳山駅

歩行時間

5時間20分

日程

日帰り

技術

★★☆☆☆

体力

★☆☆☆☆

レベル

初級

御岳山~大岳山登山ルートへのアクセス

公共交通機関

新宿駅からJR中央線で立川まで。ここで青梅線に乗り換えて青梅へ。さらに奥多摩行きに乗り、御嶽駅で下車。駅前からバスで御岳山ケーブルカーの滝本駅へ。ここからケーブルカーを利用。新宿駅~御嶽駅1時間。御嶽駅~滝本駅10分。滝本駅~御岳駅6分。

圏央道日の出ICから国道411号線を走行して、滝本駅へ。ここに有料の駐車場。ここが満車の場合は、滝本駅手前に民間の駐車場。

ルートプラン

歩行距離:9km
登山口:御岳山駅
下山口:御岳山駅
高低差:450m

神が宿るといわれる御岳山。武蔵御嶽神社に参拝する信者のための宿が、御岳山駅から神代ケヤキの間に並んでいる。そうした風情を楽しみながら武蔵御嶽神社に参拝し、ここから奥の院に。修験者が訪れるような雰囲気のところだ。さらにここから展望に優れた大岳山に向かう。下山は綾広の滝を経由。簡単な鎖や岩場があるコースで、飽きることがない。また、御岳山の参道には土産物店や食事処が並び、観光地的な空気を味わうこともできる。

御岳山駅
↓35分
御岳山
↓1時間10分
鍋割山
↓1時間20分
大岳山
↓45分
鍋割山分岐
↓55分
長尾平入口
↓35分
御岳山駅

御岳山~大岳山 登山ルートの詳細ガイド

御岳の集落を抜けて御岳山へ

滝本駅から御岳山ケーブルカーに乗ると、6分で御岳山駅に到着。駅前広場の樹齢100年を超える藤棚の下から関東平野を一望することができ、食事処もある。

鳥居をくぐって、舗装された平坦な道を進む。わずかに登るようになるとビジターセンターの前に出る。左から合流してくるのは滝本駅から登ってくる道で、御岳の集落で生活する人たちの生活路だ。スギの大木が並ぶ舗装路で歩くこともできる。ケーブルカーからは、この道を歩く登山者の姿を頻繁に見かける。

ビジターセンターは奥多摩の自然をビジュアル展示した施設で、この前を進む。ビジターセンター前を通って、細い道を進んでいく。食事処や旅館、宿坊などが並ぶ門前町といった風情のところ。集落に住む人のクルマとすれ違うことがあるので、注意しよう。右に大きな神代ケヤキといわれる樹齢1000年を超える大木が見えてくる。

この大木の下で道が分岐する。左は日の出山に向かう道。御岳山へは正面の坂道を登る。道はすぐに右に曲がり、食事処や土産物店が並ぶ通りになる。

ここを抜けて鳥居をくぐったら長い石段を登る。長尾平・大岳山方面との分岐になる石段下に出て、まずはこの石段を登って御岳山の山頂へ。石段の終点が御岳山で、武蔵御嶽神社が祀られている。参拝したら、石段を下って大岳山方面へ向かおう。

天狗の腰掛け杉から細い尾根道を歩く

長尾平を左に見ながら進む。途中、左から登ってくる帰路に歩く道が。この分岐は直進する。すぐにスギの大木が見えてくる。この大木が天狗の腰掛け杉。左に延びる道を辿って奥の院に行ってみよう。スギの大木が目立つ道で、勾配のきつい箇所が多い。短い岩場も現れるが、鎖が張られているので安心。もともとこの道は参詣道なので、現在でも多くの信者が歩いている。

勾配が落ち着いてくると奥の院下に着く。ここで右の階段を登って奥の院から男具那ノ峰へ。荒々しい雰囲気の山頂だ。また、奥の院下からそのまま林のなかをまっすぐ歩けば男具那ノ峰から下ってくる尾根道と合流する。

男具那ノ峰山頂は岩場だが危険はない。ここから尾根を下ると、奥の院下からの巻き道と合流する。そのまま林のなかを登れば鍋割山だ。

鍋割山から大岳山へ向かう

鍋割山山頂は狭く展望はない。少し休んだら尾根道を下り、緑を感じながら快適に歩けば、鍋割山分岐に到着する。左から登ってくるのは高岩山からの登山道。この分岐を直進するように進む。すぐに物置小屋の前を通過して大岳山への登りにかかろう。

勾配のきつい道が岩場地帯に入っていく。「転落注意」の看板にちょっと驚かされるが、「気をつけよう」という気持ちが湧き上がってくれば問題なく登り下りできる。この道は下山時にも歩くので、下山の時のシミュレーションをしながら登るようにしたい。

鉄の階段を登り下りして進めば大岳神社に。神社前は広くトイレがある。大岳神社から大岳山までは20分。岩場登りが連続するが、慎重に行動すれば往復ともに危険はない。大岳山山頂は細長く、南側の展望に優れている。とくに丹沢山塊や富士山の眺めがすばらしい。展望を楽しみながら、ランチタイムにしよう。また、山頂一帯はミツバツツジが咲くことでも知られている。

鍋割山分岐から綾広の滝を経由する

下山にかかろう。大岳山山頂からの岩場下りに注意して歩き大岳神社に下り立つ。下山の無事をお願いしたら神社前から林のなかへ。鉄の階段を登り下りして岩場の下りにかかる。極力、鎖に頼らないように歩くことを考えよう。この岩場ルートを越えると鍋割山分岐。ここは右へ進み、芥場峠で左の道に入ろう。御岳山から大岳山に登る人たちの多くがこの道を登っているため、多くの登山者とすれ違うことになる。

東屋が見えてくる。ロックガーデンに向かう道の分岐に建つ休憩場だ。下山は直進するが、この分岐を右に行き、すぐのところにある綾広の滝を見物していこう。優雅に落ちる滝だが、修行僧がここで滝行を行なうそう。涼し気なロケーション。東屋まで戻り右へ向かう。忠実に登山道をトレースし、天狗の腰掛け杉から下ってくる道と合流する。ここを右へ、長尾平入口前を通り、御岳山を巻くようにして進もう。神代ケヤキを左に見ながら歩いて、道標に従えば御岳駅だ。

御岳駅周辺の飲食店や山道具店も魅力的

交通アクセスの良さがこのルートの魅力ではあるが、御岳駅の周辺には山岳関係者が足繁く通う食事処や山道具専門店があるので立ち寄ってみると楽しい。とくにこのエリアのそばは人気だ。そのほかにも奥多摩エリアの温泉など編集部おすすめのスポット情報を集めているので、ぜひ参考にしてほしい。

下山したら立ち寄りたい奥多摩エリアの飲食店&土産スポットはこちら
奥多摩エリアの温泉で汗を流して帰ろう
設備の確認は済んでいる?奥多摩エリアの登山口情報

大岳山 登山カレンダー(該当月の1日)

御岳山~大岳山 山データ

標高:御岳山(みたけさん)929m、大岳山(おおだけさん)1267m
登山適期:3月~7月中旬、9月~12月
営業小屋:なし(民宿、旅館あり)
避難小屋:なし
テントサイト:なし
水場:なし
トイレ:ビジターセンター、武蔵御嶽神社、大岳神社前
ビューポイント:御岳山、大岳山

2回目以降なら滝本駅までの杉並木を歩くのもよい

紹介するコースは奥多摩の楽しい部分を凝縮したエリア。とくに大岳山からの展望は折り紙つき。岩場や鎖場などの体験も楽しい。

2回目以上の大岳山登山なら、御岳山駅から滝本駅まで杉並木を歩いてみるのもおすすめ。ところどころに、この道のいわれなどが書かれた立て札があり、また大岳山山頂から鋸山に延びる尾根道を歩いてみるのもいい。樹林帯で展望はないですが、林を抜ける風が心地いい。鋸山からは岩の多い鋸尾根を下って奥多摩駅へ下りられる。

アドバイス

標高がそれほど高くない山だからといって油断していると、とんでもないしっぺ返しを食らうこともしばしば……。ここに記載している所要時間はあくまでも目安なので余裕をもって計画は立てよう。また、天候や自分の体調によっては、中止することも検討を。山はいつまでもそこで待っていてくれる。どんなにその山が低くても、謙虚に向き合うことで、山はあなたを優しく迎え入れてくれるだろう。

 * * *

登山を楽しむコンテンツが毎月届く
メンバーシップ「PEAKS BOX」が登場!

PEAKS最新号を毎月ご自宅にお届けします。さらにバックナンバーの電子書籍も読み放題で、どこにいても山の情報にアクセスが可能に! 会員限定ノベルティとしてオリジナルギアも準備中です。

登山にとことんハマれるサブスクリプション体験を始めてみませんか?

PEAKS BOX 詳細はこちら

出典

SHARE

PROFILE

PEAKS 編集部

PEAKS 編集部

装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。

PEAKS 編集部の記事一覧

装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。

PEAKS 編集部の記事一覧

No more pages to load