フォトグラファーが撮り歩く浅間山外輪山ルートガイド
PEAKS 編集部
- 2020年01月30日
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データ
歩行時間:5時間30分
総距離:12㎞
アクセス
浅間山荘へはバスかクルマでのアクセスとなる。バスならJR佐久平駅、JR小諸駅からJRバス関東が運航しているが、林道を歩かなければいけない。クルマなら小諸ICから走ること30分。
マップ
①起点となるのは浅間山荘。撮影にふけりつつ、 湯船に浸かる楽しみも残しておこう。夕焼けに間に合えば、ここからの眺めもまたすばらしい。
②宇佐美さんが今回の目的にまで挙げていた、赤褐色をした蛇掘川。出発してそう時間を要さずに見られる。橋の上から見下ろしてもいい。
③一ノ鳥居から右に進めば、30分もせずに不動滝が見えてくる。その落差は10m以上と迫力十分。夏と冬で写真を撮り比べてみたい。
④このあたりで急に硫黄の臭いが立ち込めた。山肌も特徴的な色をしている。浅間山が活火山であることを実感するタイミングになるだろう。
⑤浅間山から2.3㎞の距離にある火山館。無料で休憩できるが、山小屋ではないので緊急時を除いて宿泊はできない。噴火対策のシェルターも。
⑥湯ノ平口の分岐。外輪山へは、ここを左に曲がって進んでいく。まっすぐに行けば賽ノ河原、前掛山へと続く。取材時点では規制の対象だ。
⑦外輪山の東側斜面は草すべりといわれている。危険個所はないが、この急坂を登らなければいけない。凍ってしまってからは歩きたくない。
⑧トーミの頭は展望抜群。そこから浅間山の山容を望む。東から南のほうへと視線を向ければ、遥か先の地平線に富士山の姿を捉えることも。
アドバイス
取材時から季節が進んだ厳冬期の登山に不安があるのなら、車坂峠からのルートも考慮に入れるように。往復のコースタイムは3時間程度。草すべりのような登りもないのでより安心だ。
川の写真がお気に入り
ちょっと黄色い、変な色をしていませんか? この見たことがないような色に惹かれて、夢中になって撮ってしまいました。僕の場合は、山をパーツに区切ってに部分部分に撮影していくのが好きですね。変わった川だったり、特徴的な植生だったり。いつもそういうものを探しながら歩いています。
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文◉内田洋介 Text by Yosuke Uchida
写真◉杉村 航 Photo by Wataru Sugimura
取材期間:2017年11月28日
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PROFILE
PEAKS 編集部
装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。
装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。