空き時間でやっておこう! テントやトレッキングブーツなどアウトドア道具のメンテナンス方法
PEAKS 編集部
- 2020年03月06日
INDEX
アウトドアフィールドで愛用する様々な道具。使ったごとにこまめにメンテナンスすることが大切ですが、長く使っているうちに、少しずつ劣化もしてきます。買い替えれば早いけど、アウトドア道具はそんなに安いものではないし、なんといっても使い慣れた道具はそう簡単には手放したくないですよね。そこで、テントやトレッキングシューズ、クランポンなど、様々な道具の集中ケア方法をメンテナンスのプロたちに教えてもらいました。アウトドアに出掛けない休日は、ご自宅でメンテナンスに励んでみては? 次のお出掛けが楽しみになるし、きっと道具への愛情もアップしますよ。
快適な移住空間を守るテントの正しいメンテナンス方法
テントは使ったら毎回干すのが基本ですが、数回に一度の集中メンテナンスをすることで長く愛用することができます。そこで、アライテント広報担当であり、自らリペアを行なう職人でもある福永克夫さんにテントのメンテナンス方法を教えていただきました。また、気づかぬうちに開いてしまっていた穴や破れを補修する方法や、曲がってしまったポールの交換方法などもあわせてご紹介。きっと次のキャンプでは快適に過ごせること間違いなしですよ。
アウターシェルは丸洗いするころで撥水力も回復!
防水性のあるウエアは洗うと撥水効果が下がってしまうのでは……と心配していませんか? いえいえ、実はその逆で丸洗いしてあげることで撥水効果が長持ちするんです。ただし「柔軟剤は使わない」「しっかり乾かしてアイロンで熱を加える」など、普通の衣類の洗濯とはやはり勝手が違います。そこで、汚れを落とすことはもちろん、撥水効果も蘇らせるアウターシェルの丸洗い方法をご紹介します。
細かな傷みを放っておかない! トレッキングブーツの補修ワザ
アウトドア道具の中でもタフなギアのひとつであるトレッキングシューズ。小まめなメンテナンスが大切なことはもちろんですが、それでも少しずつ傷んでしまうのは仕方がないですよね。ミッドソールは劣化していないか? アウトソールはすり減っていないか? シューレースに痛みがないか?など、安全にトレッキングシューズを履くために大切なメンテナンスポイントをご紹介。教えてくれたのは、モンベル広報部の葉狩奈穂子さんです。
コツが必要だけどぜひ習得してほしい!クランポンの爪の研ぎ方
サビさせないのがお手入れの基本なので、日常のメンテナンスは比較的簡単なクランポン。ただし、世界的なアルパインクライマーでもあるロストアロー 鳴海玄希さんは「使い続けていると、必ずすり減って爪の先端が丸まってきます。ちょっと鋭さがなくなってきたなと感じたら、面倒がらずに研いでほしい」と言います。そこで、クランポンの爪を研ぐための知識とコツを教えてもらうことにしました。
劣化の原因は汚れと湿気!バックパックのメンテナンス方法
一言で言えば、汚れを落として風通しのいい場所に保管する。やることはそれだけ。「バックパックにとって、もっとも致命的なダメージは生地が劣化してしまうこと。劣化を早める最大の原因が、汚れと湿気なんです」と言うのは、ミステリーランチを扱うA&Fカントリーの平戸店長。諦めどきも合わせて汚れの落とし方を伝授してもらいました。
生地の穴あきも補修しよう!スリーピングバックのメンテナンス方法
「フィールドでのメンテナンスは、使ったらとにかく乾燥させること。ダウンの寝袋の場合はとくにそれが肝心です。汗に含まれる湿気や塩分、皮脂はダウンのロフト(膨らみ)低下を起こし、本来の機能が発揮できなくなります」そう語るのはパタゴニアマーケティング部の大堀泰祐さんだ。自分で行なえるダウンの寝袋のメンテナンスは大別してふたつ。穴あきの補修と洗濯方法を教えてもらいました。
SHARE
PROFILE
PEAKS 編集部
装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。
装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。