ガスバーナーのメンテナンス方法
PEAKS 編集部
- 2020年05月26日
“ガスバーナー”こまめな汚れ落としとサビ落しが基本
「ガス式のバーナーの場合、基本的にはメンテナンスフリーだと思ってください。ユーザーが個人で触ってよい部分は非常に少ないのです」そう語るのはイワタニ・プリムス広報の金牧秀明さんだ。
とはいえ、メンテナンスフリーは、どんな使い方をしてもいいとか、使いっぱなしでいいという意味ではない。正しく使ってこそのメンテナンスフリーということだ。
「吹きこぼれをそのままにしたりすると、火口が詰まってしまったり、内部のサビの原因にもなります。汚れを落としたり、きちんと乾燥させたりするのは非常に重要です。そもそも、火が点かない、という状況にはいくつかの理由があり、それをきちんと覚えて冷静に対処するのが大切です。ほとんどは点火装置のトラブルか、ガスの選定ミスです。構造や原理を知っておくことも重要です」
お気に入りの道具を部屋に飾っている人もいると思うが、それもじつはオススメしないという。
「混合管の穴にホコリがたまってしまうと正常に燃焼が行なえなくなります。ケースに入れて保管するのがベストですね」とのことだ。
ごはんや汁物の汚れ
吹きこぼれなどがあった場合はそのままにせず、できるだけ早く掃除をすること。可動部や火口に入り込んだ汚れはサビの原因となり、可動不良や燃焼不良を引き起こす。
ガス漏れ
ガスカートリッジとの接続部に入っているOリングが劣化すると、最悪の場合、ガス漏れを起こして使用不能に。フィールドでそうなる前にチェックをして交換しておくこと。
POINT
1、使ったあとはしっかり汚れを落とす
2、Oリングは2年に1回の交換を
3、おかしいと思ったら点検、修理依頼へ
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PROFILE
PEAKS 編集部
装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。
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