檜尾避難小屋をぬくもりたっぷりの山小屋に!
PEAKS 編集部
- 2021年04月16日
駒ヶ根市がガバメントクラウドファンディングに挑戦中。
木曽駒ヶ岳から空木岳までの縦走路は、山歩きの醍醐味である稜線歩きを堪能できるコースで、山岳愛好家に人気のエリアだ。しかし、現在の縦走路には、途中に木曽殿山荘と無人の檜尾避難小屋があるだけで、テント場はひとつもない。避難小屋は縦走を楽しむ登山者の需要が高く、夏や秋の登山シーズンには満員になることもあるという。いま以上にたくさんの人に中央アルプスの魅力を体感してもらいたいという願いから、長野県駒ヶ根市と登山ウェブサービスを行なう「YAMAP」がタッグを組み、檜尾避難小屋を増改築するガバメントクラウドファンディング(ふるさと納税によって寄付をつのるクラウドファンディング)のプロジェクトが立ち上がった。
プロジェクトの概要としては、現在10名ほどしか入れない檜尾避難小屋を、40名程度利用できる小屋へ増改築するというもの。夏から秋のトップシーズンには管理人が常駐し、登山者の安心安全を確保する。また、檜尾岳直下にテント場を新設し、20張程度の幕営が可能になるほか、要救助者の搬送場所となる緊急ヘリポートとしても活用を予定している。
檜尾避難小屋は今年の夏から工事を開始し、来年の7月に営業開始する予定。登山者の灯台となるようなぬくもりあふれる小屋を目指す。ファンドの募集は6月30日まで。返礼品には、小屋の宿泊券や、檜尾避難小屋竣工記念オリジナルラベル地ビール、オリジナルウイスキーなどが並ぶ。
写真上)新しい小屋のイメージ。木造平屋の小屋を増築し、トイレの増設や雨水タンクの設置を予定。下)檜尾岳山頂からは富士山や北岳が望める。
中央アルプス縦走路のハイライト・檜尾岳にぽつんと一軒家。
~登山者、自然を見守るぬくもりたっぷりの山小屋にしたい!~
プロジェクト概要
檜尾避難小屋増改築工事・有人化
檜尾岳テント場の新設
緊急ヘリポートの設置
受付期間
2021年4月1日~6月30日
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PROFILE
PEAKS 編集部
装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。
装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。