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花と雪と緑の山旅・ルートガイド 〜後立山連峰の名山・白馬岳から雪倉岳、朝日岳へ〜

北アルプスのエッセンスを集約したかのような目まぐるしく移り変わる絶景。名山が並ぶ長大な縦走路は、天気がよいタイミングを狙って歩きたい。

>>>白馬岳から雪倉岳、朝日岳縦走へ「花と雪と緑の山旅」ルポはこちら

花と雪と緑の山旅・前編 〜後立山連峰の名山・白馬岳から雪倉岳、朝日岳へ〜

花と雪と緑の山旅・前編 〜後立山連峰の名山・白馬岳から雪倉岳、朝日岳へ〜

2021年08月23日


花と雪と緑の山旅・後編 〜後立山連峰の名山・白馬岳から雪倉岳、朝日岳へ〜

花と雪と緑の山旅・後編 〜後立山連峰の名山・白馬岳から雪倉岳、朝日岳へ〜

2021年08月24日

文◉高橋庄太郎 Text by Shotaro Takahashi
写真◉加戸昭太郎 Photo by Shotaro Kato
出典◉PEAKS 2020年6月号 No.127

取材期間:2019年8月4日~6日

日本最大級の雪渓とお花畑、険しい岩場と広い稜線。バリエーションに富む2泊3日。

猿倉~白馬大雪渓~白馬岳頂上宿舎~白馬岳~雪倉岳~朝日岳~朝日小屋~蓮華温泉

アクセス

猿倉にはJR大糸線の白馬駅、蓮華温泉には平岩駅からバスの便がある。ただし蓮華温泉のほうは本数が限られており、バスの時間に合わせて行動しないと下山後に駅まで移動不可能にもなりかねない。余裕をもって行動したい。また、猿倉の駐車場は混雑期には満車で停められないことが多く、その場合は八方からバスを利用する。

マップ

①出発は猿倉。登山相談所も開設(夏季のみ)されている。猿倉荘ではちょっとした登山装備も販売され、忘れ物をした際には便利だ。

②出発して1時間で白馬尻小屋。テント場もあり、初日の出発が遅い場合は、はじめにここでテント泊をし、翌朝に早出するのもいい。

③登山者で混雑する白馬大雪渓。落石が雪の上を走り、ときおり重大事故を引き起こしている。安全な場所を探して休憩してほしい。

④稜線直前まで上がると、白馬岳頂上宿舎が見えてくる。テント場は小屋の裏にあるが、あまり広くはなく、夏はとても混みあう。

⑤日本でも有数の規模を誇る白馬山荘。居心地のよい小屋だ。だが、テント場はないので、テント泊の場合は白馬岳頂上宿舎へ。

⑥白馬岳山頂はいつも登山者でにぎわっている。記念写真を撮るのもひと苦労なことが多く、時間に余裕をもって滞在したい。

⑦雪倉岳の手前では何度か雪渓を横切る。雪の表面が硬いときは無理をせず、横断距離が短くてもクランポンを付けたほうが安全だ。

⑧雪倉岳避難小屋は広い稜線の上にあり、休憩にちょうどよい場所。ここから雪倉岳への登り道が始まるので、ゆっくり体を休めたい。

⑨朝日岳の手前にある水平道分岐。ここから朝日岳にいったん登らなくても、水平道を使って朝日小屋へ向かうこともできる。

⑩管理人がいる小屋としては北アルプス最北の朝日小屋。広々としたテント場もいいが、ホスピタリティあふれる小屋のファンも多い。

⑪朝日岳山頂の周囲は景色がバツグンで、長居したくなる。この近くの木道はきれいに整備されつつあり、とても歩きやすい。

⑫五輪尾根の登山道にも木道が多く、場所によっては階段状になっている。少し傷んでいて滑りやすい場所もあるので気を付けたい。

⑬五輪尾根を下ると深い森。登り返す箇所もあり、思いのほか体力を奪われる区間だ。蒸し暑い時期はなかなかのつらさである。

⑭下山口の白馬岳蓮華温泉ロッジでは、露天風呂のほかに内風呂の立ち寄り湯も楽しめる。バスに乗る前に体を清められるのはうれしい。

アドバイス

2日目と3日目は長丁場。到着が遅くならないように早朝から行動したい。2日目は途中に雪倉岳避難小屋があるが、ここは文字どおり、緊急時に“避難”するときのみ使用できる小屋だ。宿泊に利用するような計画には絶対にしてはいけない。一方、飲み水は途中で補給できるので、あまり持ち歩かずに済むのはありがたい。

ヤマップへのリンクはこちら

今回の山行記は、山岳地図を中心としたさまざまなサービスで大人気のヤマップと連動。下記リンクからヤマップの当該エリアに飛ぶことができる。

https://yamap.com/model-courses/624

この特集をヤマップの詳細な地図を見ながら読んでもらえると、細かな地形もよくわかり、ますますおもしろいだろう。エリアのマップはダウンロードも可能で、印刷もOKだ。

ヤマップの山域情報ページ。エリアの基本情報や年間登山者の分布など、多くの情報を掲載。ユーザーの活動日記も見ることができる。

それに加え、「活動日記」として残されているほかの登山者の山行記録をチェックすることもでき、自分の登山計画を立てるのにも多いに役立つ。ぜひ活用していただきたい。

国土地理院の地形図を利用したヤマップのマップ。水場や小屋の場所もわかりやすく、拡大すれば細かな地形も読み取れる。

出典

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PEAKS 編集部

PEAKS 編集部

装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。

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