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全国各地で巻き起こる「トレイルメンテナンス」の輪

文◉森山憲一 Text by Kenichi Moriyama
写真提供◉ゴールドウイン Photo by GOLDWIN Inc.
出典◉PEAKS 2022年1月号 No.146

荒れてしまった登山道の整備は自分たちの手で!

今年2021年、全国各地で同時多発的に、登山者参加型の登山道整備の試みが行なわれた。ひとつは大雪山。これは机上講習も含めて長期的にかかわる大がかりなものだった。さらには北アルプスの雲ノ平。雲ノ平山荘が中心となって、ボランティアを公募し、泊まりがけで登山道整備を行なったというものだ。

今年に入ってこうした動きが急に盛んになっているのだが、それには理由がある。コロナ禍で山小屋が経営難・人材難に陥り、登山道の整備にまで手が回らなくなってきた現実があるのだ。もともと登山道というのは管理主体が法的にあいまいな存在で、整備は山小屋の責任ではない。ならば受益者である登山者を含めて、山小屋・行政・登山者の三位一体で管理をしていくのが望ましいのではないかという考えが背景にある。

そうした流れのもと、11月27日には、南アルプス前衛の山となる中山でも登山道整備イベントが開催された。これは地元の山梨県北杜市とザ・ノース・フェイスが共同して開催したもの。ボランティア募集告知期間はわずか1週間だったにもかかわらず、すぐに20人の定員が埋まった。

作業の指導役は、大雪山や雲ノ平でも技術指導を行なった「大雪山・山守隊」の岡崎哲三さん。少ない資材で、景観を損なうおそれも少ない近自然工法を実践してきている、いま「登山道整備界」で注目の人だ。

参加者は、登山の経験はあるが、整備の経験などない人ばかり。岡崎さんの指導のもと、半日かけて登山道の整備に汗を流した。今回は体験が主な目的だったため、整備した区間は十数メートルにすぎないのだが、自らの手によって登山道がきれいになっていく様を見て、参加者は大きな充実感を得たようだ。

参加者に説明をする、講師役の岡崎哲三さん。岡崎さんらが試行錯誤を重ねてきた「近自然登山道工法」は、景観を損なわず、長持ちもするという。岡崎さんの指導のもと、参加者一体で整備が行なわれた。

現場でともに作業を行なったザ・ノース・フェイスの本武史さんはこう語る。

「登山者が登山道の整備に関心をもつきっかけになってくれればとの思いで始めました。一過性のイベントで終わっては意味がないので、来年以降も継続して取り組んでいく予定です」

自分たちの遊び場は自分たちで守る。そうした動きが今後も本格化していきそうだ。

近自然工法で整備された登山道。現地調達した資材を使い、水はけを考慮してジグザグに組んでいるのが特徴的だ。

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PEAKS 編集部

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装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。

PEAKS 編集部の記事一覧

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