【最新】軽量コンパクトで人気!おすすめインシュレーション8選(ダウン編)|超厳選!マウンテンギア大辞典2022
PEAKS 編集部
- 2022年06月15日
シェルと保温材を組み合わせて暖かさで寒さを防ぐ。停滞時に使用するほか、行動中に着続けられるモデルも最近隆盛。各モデルの使用用途を見極めよう。
ダウン製品は軽さとコンパクト性で人気が高い。1泊から2泊程度の山行にはダウンの軽さが重宝する。
INDEX
文◉吉澤英晃
写真◉照井博道(スタジオ玄)
1. ブラックダイヤモンド/アプローチダウンフーディー
¥41,250
サイズ:S〜XL
カラー:タンドラ、他4色
保温材:撥水ダウン
重量:275g(M)
問:ロストアロー
最先端の撥水加工で機能低下を防ぐ。
春〜秋はアウター、積雪期はインナーとして活躍。表地は一般的な撥水加工と比べて約10倍の耐久性を誇るPFCフリーのGTT撥水加工済み。そこに800FPの撥水ダウンを封入し、湿潤な環境でも優れた保温性を発揮する。
2. モンベル/プラズマ1000ダウンジャケット メンズ
¥27,940
サイズ:S〜XL
カラー:ブラック、他3色
保温材:ダウン
重量:130g(M)
問:モンベル
世界最高品質の超軽量ジャケット。
高品質1,000FPのEXダウンを極薄シェルに封入。中綿の偏りを防ぎつつ縫い目を減らしたオリジナルのパターンにより、ステッチ部分からの熱の放出を防ぎつつ、圧倒的な軽さを実現。ミドルレイヤーとしても活躍する。
3. ピークパフォーマンス/ヘリウムハイブリッドジャケット
¥28,600
サイズ:S〜XL
カラー:ブラック、他3色
保温材:ダックダウン
重量:390g(M)
問:RCTジャパン
ダウン×フリースで行動中も快適。
前身頃と背中側に封入したダックダウンが体幹を保温。それ以外のパネルには保温性と通気性に優れる中厚手のフリース生地を採用している。3シーズンは保温着として、冬季は行動中に着るミッドレイヤーとして活躍する。
4. ウエスタンマウンテニアリング/フライトジャケット
¥44,330
サイズ:XS〜XL
カラー:グレー、他1色
保温材:グースダウン
重量:310g(M)
問:ロストアロー
空に浮くような軽さを纏う。
幅の広いバッフル構造に850+FPのダウンをたっぷり封入。ボリューミーなロフト感とは裏腹に、羽織ると空気に包まれるような軽やかな着心地に驚かされる。裾の左右2箇所に外気の侵入を防ぐアジャスターコードあり。
5.パタゴニア/アルプライト・ダウン・プルオーバー
¥34,650
サイズ:XS 〜XL
カラー:テキスタイルグリーン、他3色
保温材:アドバンスト・グローバル・トレーサブル・ダウン
重量:224g(M)
問:パタゴニア日本支社
軽くて暖かいダウンの魅力を再確認。
もっとも軽くもっともコンパクトに収納できるインシュレーションの開発を標榜する「アルパイン・ダウンラボ」シリーズの一着。漁網を再利用した素材を使い、縫い目を増やした肩回りの設計で動きやすさと絶妙な透湿性を備えている。
6.ラブ/ケイオンジャケット
¥25,300
サイズ:S、M
カラー:エボニー
保温材:撥水ダウン、化繊綿
重量:約250g(L)
問:ランドアール
ダメージを受けやすいパネルに化繊綿を使用。
ダウンと化繊綿を使い分けるハイブリッドジャケット。湿潤な環境に対応する800FPの撥水ダウンをメインに使い、負荷がかかりやすいフードの両側、肩回り、袖口部分には、濡れに強い自社開発の化繊綿を封入している。
7.カリマー/トレイルダウンパーカ
¥35,200
サイズ:S〜XL
カラー:アルミニウム、他2色
保温材:撥水加工済みリサイクルダウン
重量:580g(L)
問:カリマー インターナショナル
ふかふかのロフト感で冷気を防ぐ。
伸縮性を持つストレッチダウンパーカ。リサイクルナイロンを使った表地は撥水加工済み。裏地にも一枚生地を張り合わせて、縫い目からの風の侵入を防いでいる。袖口に冷気の侵入を防ぐストレッチ素材が使われている。
8.ザ・ノース・フェイス/サンダージャケット
¥28,600
サイズ:S〜XXL
カラー:ブラッシュファイアーオレンジ、他3色
保温材:ハイブリッドクリーンダウン光電子プロ
重量:約275g(L)
問:ゴールドウインカスタマーサービス
ダウンと化繊綿のミックスで頼もしい暖かさ。
汚れを除去して撥水加工を施したリサクルダウンに、体が発する遠赤外線を利用して保温性を発揮する光電子をブレンド。軽さと強度を持つ「パーテックスカンタム」を表地に使い、その耐久撥水力で急な雨にも対応する。
スタイルに合ったインシュレーションを選ぼう
「インシュレーション」(Insulation)は断熱という意味を持つ英単語。いわゆる保温着や防寒着を表している。内側に保温材を封入する構造が一般的で、保温材は軽量コンパクト性に優れる“ダウン”と、メンテナンスが容易な“化繊綿”に二分される。どちらが優れているか気になるところだが、ダウン製品は濡れると保温性が低下する弱点を撥水加工で克服する進化が見られ、化繊綿を使う製品は重さとかさ張りを解消すべく軽量コンパクトな化繊綿の開発が進んでいるため、近ごろは両者の性能は拮抗しているといえる。強いていえば、軽量性を求めるならダウン、耐久性を求めるなら化繊綿といった具合に、商品に求める性能でどちらを選ぶか判断するといいだろう。
近年、インシュレーションと類似する「アクティブインシュレーション」というカテゴリーが流行っている。動的保温着と訳されるこちらの商品群は、保温着や防寒着が停滞時に着用するのに対して、行動中に着続けることを想定しており、高い通気性を備えている点が特長だ。ただ、暖かさのなかに涼しさも感じられるので、人によっては寒いと感じる場合も。各モデルの特性を理解したうえで選んでもらいたい。
※この記事はPEAKS[2022年4月号 No.149]からの転載であり、記載の内容は誌面掲載時のままとなっております。
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PEAKS 編集部
装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。
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