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7月8日は山映画の日!

来る7月8日金曜日、注目の山映画が2本同時に公開されます。

ひとつは『アルピニスト』。

カナディアンロッキーやパタゴニアで驚異の単独登攀を成し遂げてきた新鋭クライマー、マーク・アンドレ・ルクレールに密着取材したドキュメンタリーです。素顔はメディア慣れしていない木訥な人物であるルクレール。しかし山では、トップクライマーさえ呆れるような大胆な登りを見せます。

とくに、冒頭の写真のシーンは必見。ロープなしなので、ミスすれば墜落死という状況で、壊れそうな氷や岩にアックスを引っかけて登っていきます。見ている側も思わず手に汗が滲み、心拍数が上がる瞬間です。

ロッキー山脈やパタゴニアの壮大な山岳映像も大きな見所のひとつ。これは映画館の大画面で見てこそ。スマホなどの小さい画面で見るのとはまったく異なる体験ができる映像になっています。

 

 

もうひとつは『神々の山嶺』。

作家・夢枕漠さんの小説を原作に、漫画家・谷口ジローさんが漫画化した作品を、さらにアニメ映画化した作品です。この小説、2016年に岡田准一さん主演で実写映画化されていますが、アニメ化は初。製作は日本ではなくフランス。ヨーロッパで高い評価を受けている谷口さんの作品にほれこんだ製作陣によって実現したといいます。

舞台はエベレスト。孤高の登山家・羽生丈二が、人類初のエベレスト南西壁無酸素単独登攀に挑みます。それを追うカメラマンの深町誠。そこに、戦前の登山家ジョージ・マロリーが残した謎がからみ、ストーリーは進んでいきます。

フランス人が製作したとは信じられないほど、原作の世界観や当時の日本の空気感が見事に表現されており、緻密な描き込みによる山岳映像や登攀シーンの迫力も満点の仕上がりになっています。

 

山好きには見逃せない作品が7月8日に同時公開。あなたはどちらを見る? 体力があれば、2本を継続登攀するのもオススメです!

 

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PEAKS 編集部

PEAKS 編集部

装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。

PEAKS 編集部の記事一覧

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