軽量バックパックカタログ【後編】
PEAKS 編集部
- 2022年09月28日
登山装備が軽くコンパクトになれば、収納するバックパックも小容量で軽量なモデルで十分だ。編集部が厳選した軽量バックパックを紹介しよう。
INDEX
文◉村石太郎
写真◉増川浩一、村石太郎
フェリーノ/インスティンクト40+5
価格:42,900円
サイズ:ワンサイズ
重量:1150g
容量:45ℓ
問:アウトリンクス
汎用性に優れたアルパインパック
先鋭的な作りながら、だれもが幅広く使うことができるアルパインパック。ダイニーマ繊維を使ったDCF素材のほか、随所に金属バックルを採用するなどして耐久性を重視した作りも魅力だ。荷室内には、セーフティギアなどを収納するコンパートメントが備わる。
通気性にも配慮した背面システムは、着脱可能なポリエチレン製バックパネルを内蔵して確かな背負い心地を提供してくれる。
マウンテンハードウェア/アルパインライト50
価格:50,600円
サイズ:S/M、M/L
重量:1094g
容量:52ℓ
問:コロンビアスポーツウェアジャパン
耐久性に富んだアルパインパック
引き裂き強度に優れることで知られるナイロンスペクトラリップストップ素材を採用することで、非常に耐久性に優れたアルパインパックが完成した。バックパネルやアルミフレーム、ヒップベルトなどを取り外して、さらなる軽量化を果たすこともできる。
雨蓋を取り外しての軽量化も可能だ。その際の荷物の出し入れ口にはドローコードで閉じ、ロープなどを留めやすいフラップがつく。
ブラックダイヤモンド/スピード50
価格:23,870円
サイズ:S/M、M/L
重量:1260g
容量:50ℓ
問:ロストアロー
現代のクライミングパックにおける一里塚
アイスアックスポケットやクランポン用ストラップなど必要不可欠な機能だけを備えて、簡素に仕上げられた中型クライミングパック。雨蓋や背面パネル、ヒップベルトに加えて、不要になったストラップ類なども取り外して軽量化することも可能になっている。
2本のアルミステイを内蔵した背面パネルは素早く着脱ができるので、マットとして使ったり、軽量化も簡単にできる。
サロモン/アウトウィーク38+6
価格:17,600円
サイズ:S/M、M/L
重量:815g
容量:44ℓ
問:サロモン コールセンター
軽快に山を歩くファストパッキングモデル
同社らしいスポーティデザインに仕上げながら、ユニークなアイデアが満載のファストパッキングモデル。着脱が可能な雨蓋、通気性に優れたメッシュパネルを採用した背面システムを備え、収納容量が大きいチェストポケットをショルダーハーネスに装備する。
本体正面に備わるU字型ジッパーを開けると、サイドはスリーブポケットになっている。底部からは、荷室に直接アクセスが可能だ。
モンベル/アルチプラノパック40
価格:16,830円
サイズ:ワンサイズ
重量:940g
容量:40ℓ
問:モンベル
高い防水性を発揮する軽量パック
縫い目にシームテープ処理をした、高い防水性の内袋を内蔵。二重構造になったファストパッキングモデル。ショルダーハーネスやヒップベルトにジッパーポケットを備え、軽量化のため横方向に配置されたアルミステイによってたしかな背負い心地を実現した。
別売で容量3.5ℓの雨蓋「L.W.トップリッド」(3,080円)もあり。追加することでテント泊縦走に必要な装備に対応しやすくなる。
ブルーアイス/ドラゴンフライⅡ
価格:23,100円
サイズ:ワンサイズ
重量:656g
容量:45ℓ
問:ケンコー社
週末山行にも最適なエクスペディションパック
ハードコアな登山家のために、無駄を徹底的に排除して作られたアルパインパック。バレル型の本体は至極シンプルで、荷物の出し入れがしやすい。機能的にも必要最低限で、アイスアックスホルダーやクライミングロープなどを留めるためのフラップを装備する。
背面システムも極めてシンプル。アルミステイなどは備わらず、メッシュパネルとバックパネルだけとして軽量化を優先。
パタゴニア/アセンジョニスト・パック55L
価格:29,150円
サイズ:S/M、L/XL
重量:1280g
容量:55ℓ
問:パタゴニア日本支社
汎用性に優れた中型アルパインパック
耐久性に優れた本体生地を採用しながら、簡素に仕上げたアルパインパックの名品。荷室は荷物量に応じて調整でき、2本のアルミステイが備わった背面システムは重荷を背負っても安定感に優れている。夏山の縦走登山から冬期クライミングまで幅広く対応する。
雨蓋やヒップベルトパッド、アルミステイ、コンプレッションストラップは着脱可能で、目的に合わせてカスタマイズ可能だ。
※この記事はPEAKS[2021年5月号 No.138]からの転載であり、記載の内容は誌面掲載時のままとなっております。
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PEAKS 編集部
装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。
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