日本最大の繊維産地「尾州」の叡智を結集! 自由にスタイルチェンジできる大型ウールブランケット。
PEAKS 編集部
- 2023年11月30日
INDEX
日本最大のウール生産地「尾州」
日本にも古くから再生ウールの文化が根付いていることをご存知でしょうか?
愛知県・一宮を中心とした「尾州」エリアは世界有数の繊維産地であり、国内の服飾産業を長く支えてきた場所です。この地では60年以上前から、着古したウール製品や裁断クズを回収し、ほぐして綿(わた)としたうえで、もういちど糸として紡ぎ直す羊毛再生が盛んに行なわれてきました。
それは途方もなく手間のかかる作業です。それでもこの地の人々が羊毛再生にとりくんできたのは、日本人のDNAに刻まれているともいえる、循環の美学あってのことです。使い捨てず、手直しして、時代に合わせながら、次世代へ継承するという考え方。
とかくファストファッションが台頭する現代においては、コスト面で難しい事業であることはいなめません。しかしながら、新品の生地とはまた違った独特の風合いは、モノ好きの所有欲を喚起する魅力にあふれる存在として、世界のアパレルブランドから再注目を集めているのです。
日本の優れた伝統産業を再編集する新ブランド「ADIT(アジト)」が、ウールブランケットを企画
[毛七×ADIT]リライト・ウールブランケット156
今回、日本の優れた伝統産業をアウトドア・イクイップメントとして再編集することを目的に立ち上げた新ブランド「ADIT(アジト)」は、尾州エリアの羊毛再生の中心的役割をはたす「毛七」とのコラボレーションで、ウールブランケットを企画しました。
サイズは156×156cmの大判正方形。ウールブランケットしては最大級の大きさです。片面はタータンチェック、片面はナチュラルなクリーム色のリバーシブルデザインは、完全オリジナルにて製作しました。そして最大の特徴はスナップボタンによるスタイルチェンジ。3辺にオス型とメス型のスナップボタンを交互に配置し、さまざまなスタイルでの使用が可能となっています。
燃え広がりにくいウールの特性を致してキャンプのお供として大活躍。焚き火の際の膝掛けや、スナップを数箇所留めれば簡易防寒着に早変わり。もちろん、テント内に敷いてゴロゴロと感触を楽しむのもよし。寝袋スタイルにしてスリーピングバッグを中に入れて就寝すれば保温性能を向上させるブースターとしても役立ちます。万が一の備えとしてクルマに常備すれば簡易型の寝袋としても効果的。加えて、広げて敷物とする際には複数枚の連結もOKです。
頑丈な表裏の2枚重ねとした1,250gのヘビーウェイト仕様で寒い季節でもヌクヌクの使い心地。一生モノの相棒として、永く愛してあげてください。
[毛七×ADIT]リライト・ウールブランケット156の詳細、ご購入はこちら
寝袋スタイルやショールスタイルにも自由にスタイルチェンジ
ショールスタイル
1 クリーム柄を表に、スナップのない辺を下にして、上下を折る。左右のスナップをふたつずつ留める。
2 そのまま羽織って、スナップの間から腕を出す。
3_少し折り返して襟元をつくる。正面2箇所のスナップを留めて完成。
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「毛七(けしち)」とは……
本来はリサイクルウールの構成比率が、羊毛70%:化繊30%を示す業界用語です。使い込まれた羊毛をほぐして綿とし、糸を紡ぎ直す際に、そのままでは繊維が短く、繊維長のある化繊を入れ込む必要があり、こうした製法を彼の地では毛七と呼んでいました。この用語をリ・ブランディングをして活動しているのが愛知県一宮市にある織物会社、大鹿株式会社の再生羊毛ブランド「毛七」です。
「ADIT(アジト)」とは……
日本のものづくりを「趣味の力」で再編集する。
日本各地のものづくりの現場にはあまり目立ちはせずとも優れた技術や素材がたくさんあります。
そうした隠れた技術や素材はときに、趣味人の目には光り輝いて見えることがあるのです。
「まるで○○○みたいだ」「これは○○○に活かせるんじゃないか」
私たちメディアのスタッフと、日本各地の職人たちによる、趣味の道具づくりのはじまりです。
新しい価値を再発見し、新しいストーリーに再編集する。
日本のものづくりと趣味の編集力がコラボレーションする秘密基地のような場所。
「再編集工房・ADIT(アジト)」が誕生します。
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PROFILE
PEAKS 編集部
装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。
装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。