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アイアンフィールドギアと共同開発した、六角形の焚き火直火台「ハニカムファイヤーテーブル」が3月24日よりMakuakeにて予約スタート! 【PGL備忘録#1】

山岳専門メディア「PEAKS」の下部組織「PEAKS GEAR LABORATORY」では、多種多様なアウトドアギア(主に付録)の研究開発を日々行なっている。

その研究室長である朝比奈耕太が、ギア開発過程を通じてのあれやこれを記す備忘録。

第1回目は付録ではなく、注目のアウトドアブランドとコラボ開発した「ハニカムファイヤーテーブル」をご紹介。

これが新製品の「ハニカムファイヤーテーブル」。大型と小型、2種のサイズを用意。足の長さも2種類。短い足と長い足をつなぎ合わせて使うことで大型の焚き火台にも対応する。

先日、香川に行ってきた。うどんや骨付鳥もおいしかったが、それはもちろんついで。主目的は今回の商品開発パートナーである「THE IRON FIELD GEAR」の工房を訪ねることだ。彼らとは仲間の紹介で知り合ったのだが、本業は大型船舶の整備・修理。つまり、鉄を扱うプロフェッショナルであり、すでにさまざまなキャンピングギアを販売していた。ライナップを拝見すると自分たちの得意分野を活かしたオリジナルギアが複数あり、独創的なアイデア商品も目に付く。

鉄の道具は開発が難しい。まずは原材料の入手問題。おいそれと高品質の鉄板を仕入れるネットワークは構築できない。次に加工の問題。数ミリの鉄板を図面通りにカットする専用機器などは施設も含めれば億単位の設備投資が必要となる。そして、輸送コストの問題。重いモノは当然コストがかかる。加えて焚き火台のように熱を加えるものはさらに難しい。その理由は熱膨張を避けることが不可欠で、その塩梅を理解しての設計が求められる。つまり素人が手を出しにくいカテゴリーなのである。

アイアンフィールドギアの商品群。手前の焚き火台や右奥の薪ストーブは大ヒット商品。左奥が今回の新製品2種。
レーザーカッターで一畳ほどの大きさの鉄板を断裁加工中。工程の複雑さにもよるが一枚仕上げるのに1時間〜2時間ほど。

アイアンフィールドギアのすごいところは、こうした問題を最初からクリアしていることにつきる。開発のすべてをワンストップで内制できてしまうのである。それは良識的な価格に反映される。そして開発スピードも激速。今回の製品が本格的に動き出したのは昨年秋のこと。通常はサンプル制作と修正を数回繰り返して、その間に1年などあっという間に経ってしまうところだが、修正依頼からの次回サンプル出しが一週間という、聞いたことがない期間で仕上がってしまう。外注に頼りきった一般の作り方ではマネのできないことだ。

今回の製品は、最近のトレンドである軽量焚き火台は料理がしにくい、という雑談から生まれた。その開発テーマはダッジオーブンも載せられる丈夫な五徳台。しかし、持ち運びの負担はなるべく軽減したい。そこで採用されたのがハニカム状に肉抜きを行なった天板。この形状により、通常の縦横の網状よりも高剛性かつ軽量化が図られた。さらにデザイン性にもこだわり、天板と着脱式の足も六角形とした。

とくに足に関しては難しく、中継ぎして足の長さを変更できる構造のため、ネジ加工の個体差により六角形の角が合わない事態に。どのようにして解決できたのかと尋ねると、「ていねいな仕事につきます」と笑う。日本の町工場の技術はいまも変わらず称賛に値する。

重量物を載せても安定して調理が可能。同社製、六角形のウッドテーブルとの相性も抜群。天板の手前には3月31日発売予定のPEAKS増刊「CAMP TOOLS メスティンレシピBOOK」の特別付録「アイアンメスティン」。こちらもご贔屓に!
小型サイズはソロキャンプにもジャストサイズ。焚き火は小さくとも食にはこだわりたい方にオススメ。

「ここは僕らの実験場です。作ってすぐに試せるこの環境は大きなアドバンテージですね」。アイアンフィールドギアの工房から30分ほどの距離にあるキャンプ場で同社代表の森山竜志さんと焚き火を囲んだ。豪華設備ではないが、自然の地形を活かした居心地のよいフィールドだ。アイアンフィールドギアの製品でサイト設営を行ない、中央の焚き火台にかぶせるようにして今回の新製品を設置する。大型サイズならばダッジオーブンを載せても安定しているし、料理をしながらケトルを隅に寄せて置ける。小型のハニカムファイヤーテーブルはサイドテーブルとしても便利だし、もうひとつ焚き火を増やして、別のメニューを同時進行で仕込んでもいい。

グラスを傾けながらの森山さんとのキャンプギア談義。100のオンライン会議より、リアルに焚き火を囲むことことで生まれる、新たな創作アイデアが溢れる。アウトドアギア開発の基本である、「自らが必要とするものを世に生み出す」ということを彼はなによりも大切にする人だった。自画自賛を繰り返しながら、おたがいに新製品への自信を深めた夜だった。

森山代表(右)と焚き火を囲む。アウトドアギアの製造をはじめたきっかけは、自分用で作ったワンオフのギアが仲間内で好評だったことから。正しい道を歩むアウトドアブランドだ。

3月24日よりMakuakeで先行予約開始!

今回の商品はMakuakeにて3月24日より先行予約が開始されます。商品の詳細はMakuakeのページをご確認ください!

3月24日(木)10時より先行予約開始!Makuakeページはこちら!

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PROFILE

朝比奈耕太

PEAKS / 編集長

朝比奈耕太

PEAKS GEAR LABORATORY(ピークス・ギア・ラボラトリー)研究室長。アウトドア業界に関わって四半世紀、その間に培った知見でオリジナル商品を多数開発。PEAKS / CAMP TOOLS 編集長を兼務する。

朝比奈耕太の記事一覧

PEAKS GEAR LABORATORY(ピークス・ギア・ラボラトリー)研究室長。アウトドア業界に関わって四半世紀、その間に培った知見でオリジナル商品を多数開発。PEAKS / CAMP TOOLS 編集長を兼務する。

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