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小さな部屋で山時間の醍醐味を味わう|モデル仲川希良の「親子でやさしい外あそび」#4

モデルでフィールドナビゲーターの仲川希良さんによる親子連載。大人も子どもも、がんばりすぎずに外あそびを楽しむヒントをゆるりとご紹介。今回は、北八ヶ岳山麓にある「ヨクサルの小屋」でのひとときを綴ります。

自然に包まれた小さな小屋で、家族と向き合う濃密なひととき

家族と自然のなかでお泊まりしたい、という欲求が定期的にやってくる私。でも、テント泊は準備と片付けが億劫。山小屋泊は息子がお騒がせしないか心配。日常の疲れから解き放たれたいけど、疲れているからこそ腰が重い……。「ヨクサルの小屋」はそんなときに選んだ場所です。

▲小屋はメルヘン街道沿い。八千穂高原自然園や麦草峠、白駒池など、子連れに優しい北八ヶ岳の散策路もすぐ近く。

運営している山村テラスのサイトでは、宿泊できる小さな空間、と紹介されています。北八ヶ岳山麓に広がる八千穂高原に建つ、一棟貸しの小屋です。

健やかにすごすための最低限に、この場所の豊かさに気付くヒントがほんの少しプラスされている。なにもしない時間を味わわせてくれる、ちょうどよい優しさが散りばめられている。空間を整えるこのさじ加減のおかげで、何もないけど全部ある、そんな山時間の醍醐味を、リラックスして味わうことができます。

▲やんちゃな2歳10カ月(当時)の息子も、自由気ままにすごせた。空間の余白が、心の余裕をつくる。炎を眺めながらロッキングチェアに揺られる心地よさは、子どもにも伝わったみたい。

大人はさりげなく置かれた本をパラパラめくる。子どもは秘密基地のような小部屋で見つけた色鉛筆を使ってお絵描き。暖炉の薪がはぜる音に、息子がそっと回すオルゴールのメロディが重なります。際立つのは小屋を囲む山の静けさです。

切って焼くだけの簡単なご飯を、おしゃべりしながらていねいに作る。食後のコーヒーは、息子に豆を挽いてもらいました。

「きちんと暖かいか」「おなかが満たされているか」……自分と、大事な家族が、心地いいかどうかに気を配る。それだけの時間。

自然に包まれた小さな小屋のなかで家族と向き合う濃密なひとときは、大切なものや守るべきものは、そう多くないことを教えてくれます。

親子に役立つプチ情報

ヨクサルの小屋

完全なプライベート空間。テラスのハンモックに寝そべり、どこまでも続くカラマツ林を眺めるひととき。季節を変えてまた訪ねたい。

山村テラスはこのほかにもいくつかの宿泊施設を運営している。”月夜の蚕小屋”にも泊まりましたが、こちらもとても心地よくすごせました。

ツルヤ

自炊設備は整っているので、到着前に買い出しを済ませて、小屋でのおこもりタイムを楽しんで。

オススメは長野の豊かな食材が揃うご当地スーパー、ツルヤ(佐久穂店or茅野店)。プライベートブランドが大充実している。お手軽ハイクオリティのレトルト食品や、息子お気に入りのオヤツなどをゲット。

小屋の近くには道の駅八千穂高原も新しくオープンしたそう。子連れに優しいプレイゾーンあり。モンベル大型店舗も併設。

お役立ちアイテム

スリーパー

ぐっすり眠ることが、翌日の子どものご機嫌につながります。少し荷物は増えるけど、いつものパジャマに小さなぬいぐるみも持参。

山の朝晩は冷えるため、掛け布団を跳ね除けてしまう息子はスリーパーも着用。

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PROFILE

仲川 希良

ランドネ / モデル/フィールドナビゲーター

仲川 希良

テレビや雑誌、ラジオ、広告などに出演。登山歴はランドネといっしょの14年。里山から雪山まで幅広くフィールドに親しみ、その魅力を伝える。一児の母。著書に、『わたしの山旅 広がる山の魅力・味わい方』『山でお泊まり手帳』

仲川 希良の記事一覧

テレビや雑誌、ラジオ、広告などに出演。登山歴はランドネといっしょの14年。里山から雪山まで幅広くフィールドに親しみ、その魅力を伝える。一児の母。著書に、『わたしの山旅 広がる山の魅力・味わい方』『山でお泊まり手帳』

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