防水バックパックは日常でも山でも天候を気にせず使える優秀アイテム!
FUNQスタッフ
- 2022年06月30日
INDEX
荷物の持ち運びに便利なバックパックは、アウトドアや日常で強い味方です。
防水仕様なら、水しぶきや突然の雨からも荷物が濡れることを防いでくれます。しかし、防水バックパックと言っても、さまざまな種類があるので、選び方が分からない方は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、防水バックパックの種類や選び方、おすすめの商品をご紹介します。
- 防水と完全防水の違い
- 開口部や容量での選び方
- 防水と完全防水、メンズとレディースに分けて商品を紹介
記事の最後には、サブパックやアクセサリー、収納などの小技も紹介していますので、ぜひチェックしてください。
防水のバックパックは必要?
防水バックパックは必須アイテムではありませんが、ひとつ持っておくだけで、天気が怪しい日も安心して行動することができます。例えば、予期しない雨に遭遇したり、水しぶきをかぶった経験がある人は、通常のバックパックに加えて防水バックパックも用意したほうが良いでしょう。
防水バックパックのメリット
防水バックパックの最大のメリットは、中の荷物が濡れないことです。日常では雨に降られたりする時のために防水のものもあるとよいでしょう。
登山などのアウトドアでは、バックパックにレインカバーをかけたり、バックパックのなかに収納するアイテムを防水のスタッフサックに入れたりして雨対策するのが一般的。ただし、最近は防水生地を使い、縫い目も止水テープを施すなど、バックパックそのものを防水仕様にしたものも増えてきてます。重量がやや重くなるといった懸念はありますが、梅雨時期や雨の多いエリアを歩くときのストレスを減らしてくれます。防水のスタッフサックとの併用がおすすめです。
防水バックパックの選び方
防水バックパックには、さまざまなタイプがあります。自分が求めるスペックや使い方を想像しながら選んでみましょう。
「防水」「完全防水」で選ぶ
防水性能は2つの種類があります。「防水」と「完全防水」の違いで商品を選びましょう。
普段使いには「防水バックパック」がぴったり
水を内部に通さない生地や、撥水などの加工を使用し、多少の雨からなら荷物を守ってくれるのが「防水」タイプのバックパックです。通勤や通学など、街中で使用するのにおすすめ。
強い雨に長時間さらされたりすると、内部に浸水してしまう可能性があるので注意してください。
雨天の登山には「完全防水バックパック」が安心
水に強い生地に加え、縫い目やファスナーなどにも防水加工されているものが「完全防水」タイプのバックパックです。
強い雨に長時間さらされても浸水を防いでくれます。登山は長く歩くことが想像されるので、完全防水バックパックを選ぶようにしましょう。
「ロールトップ」「ジッパー」開口部のタイプで選ぶ
開口部にも2種類の違いがあります。特性の違いを理解して、タイプを選んでください。
上蓋をまるめて留める「ロールトップ」タイプ
ロールトップとは、筒状の開口部をクルクルと丸め、ストラップなどで留めるタイプのことを指します。開口部が大きいので、大きい荷物も入れやすいですよ。
開口部がバックパックの内側になるので、水の侵入を防ぎやすい利点があります。また、巻き取り加減で荷物の調整がしやすいのも魅力です。
開閉が簡単な「ジッパー」タイプ
ジッパータイプは、ファスナーによって開口部を開閉するものを指します。荷物を出し入れしやすいので、ストレスフリーな使い心地が魅力です。
防水バックパックの場合は特殊な止水加工がされているものがあるので、商品を選ぶ時にチェックしてみてください。
「普段使い」「登山用」用途と容量で選ぶ
防水バックパックにも、容量などによっておすすめの使い方があります。適切な使い方をしましょう。
普段使い&日帰り登山なら20-30Lがおすすめ
バックパックは、大きすぎると内部の荷物が安定しなくなるので、適切なサイズを選ぶことが大切です。荷物の少ないタウンユースや日帰り登山の場合は、容量が少ない20〜30Lのものを選びましょう。
登山でクッカーなどの荷物を持っていく際は、大きめの30Lサイズがおすすめです。20L〜30Lのバックパック商品や、パッキングのコツを紹介した記事があるので、ぜひチェックして下さい。
一泊用のザックは30リットル以上
荷物が多いことが予想される1泊以上の登山には、30Lサイズ以上がおすすめです。テント泊をする場合は30Lだと手狭になる可能性があるので、通常のバックパックも視野に入れましょう。
おすすめ防水バックパック
防水バックパックはさまざまなメーカーから販売されています。おすすめの商品を防水・完全防水に分けてご紹介します。
防水バックパック(レディース)
防水性のある生地に、撥水性のあるファスナーを採用することで、水の侵入を防ぐ防水バックパックです。マチが頑丈なスクエア型なのでタウンユースでも活躍してくれます。メッシュパネルを、背面とショルダーベルトに採用しているので、汗蒸れも軽減。さらに衝撃を吸収する素材も組み込まれているので、歩きやすく快適です。荷物の負担を軽減してくれるチェストベルトも付属。左右のサイドファスナーから直接荷物にアクセスできるのも便利です。
- メーカー参考価格:12,980円
- サイズ:約31×50×18cm
- 重 量:約1,000g
■オルトリーブ/ヴェロシティ(23L・ロールトップタイプ)
国際基準の水に対する保護等級がIP64(どの方向からの水しぶきによっても有害な影響を受けない)を獲得している防水バックパックです。耐久性、防水性の高い生地を使用し、水の侵入を防いでくれます。背面フォームパッドは通気性の良い素材を採用。チェストベルトと太いウエストベルトがあるので、バックパックの重さを分散し、ブレを防いでくれます。内部に仕切りがないので、インナーバッグなどと一緒に使用するのがおすすめです。
- メーカー参考価格:23,100円
- サイズ:H50xW30xD16cm
- 重 量:790g
210デニールのリップストップナイロン生地を使用することで、耐久性と防水性を向上させた防水バックパック。軽量さに加えて、女性が背負った時に快適にフィットするように、背面の長さとショルダーベルトが設計されています。シンプルで流行に左右されないデザイン性と、カラーバリエーションによって飽きがこないアイテムです。インナースリーブやオーガナイザーなど、ポケット収納も充実しています。18L、22L、30Lと容量サイズがあるので、用途に合わせて購入しましょう。
- メーカー参考価格:9,900円
- サイズ:42x27x13cm
- 重 量:480g
■ストリームトレイル/ Dry Tank-25L Camo(25L・ジッパータイプ)
過酷な状況でも耐久性を発揮し、摩耗にも強く、防水性も備わったターポリン生地を使用した防水バックパックです。ツルツルの生地なので、多少の汚れなら拭き取ることができますよ。開口部には防水性のフラップを使用し、寒い状況下で固まりやすいターポリン生地の代わりに、ナイロン生地を採用しているので、ストレスフリーな使い心地です。開閉時には音がするので、盗難に遭った時に気づきやすい利点もあります。また、内部に水が溜まってしまっても、ドレインプラグから排水が可能。
- メーカー参考価格:19,800円
- サイズ:30×24×44cm
- 重 量:約1,120g
■KiU (キウ) /600D バックパック(22L・ジッパータイプ)
耐久性のある600デニールのポリエステル生地を使い、表面には撥水、裏面には防水加工をほどこすことで、高い防水性がある防水バックパック。バックパネルは通気性が良いメッシュ素材を使っています。容量を調整できるサイドベルトがあるので、荷物が少なくても安心です。ポケットによる収納力も豊富で、底面に靴を収納するポケットも完備。サイドファスナーからは直接内部の荷物を取り出せる便利さがあります。
- メーカー参考価格:6,820円
- サイズ:31×45×20cm
- 重 量:750g
防水バックパック(メンズ)
■アッソブ /WATER PROOF CORDURA(31~40L・ジッパータイプ)
UNBY-TEXというオリジナル素材を使い、耐久性や耐水性を向上させている防水バックパックです。耐摩耗性に優れているコーデュラポリエステルを使用し、特殊フィルムL-Ventと最下層にトリコットナイロンを組み合わせて、傘の40倍にあたる20,000mmの耐水性を実現。前面の縫い目には、裏面からシームテープを貼ることによって、内部への浸水を防いでくれます。ジッパーには止水加工、底面は合成ゴム素材を合わせて使うことで、水に対してより強くなっています。バックパネルには、クッション性のある素材や、滑りの良いトリコットナイロンが使われているので、背負い心地も快適。また、前面部のポケットに加えて、9つポケットがあるので収納力もバッチリです。
- メーカー参考価格:36,300円
- サイズ:46×28x15cm
- 重 量:1020g
■クローム/YALTA 3.0(33~35L・ロールトップタイプ)
400デニールのナイロン生地と、1000デニールのポリエステル糸を使用し、さらにペットフィルム生地を使う3重構造によって作られた”22Xマテリアル”によって高い防水製や、軽量性、耐久性も実現しました。バックパネルにEVA素材を使っているので、通気性や温度調節に優れた防水バックパックです。外側ポケットには止水ジッパーが使われています。サイドにポケットがあるので収納力もグッドです。ストラップは人間工学に基づいて設計されているので、重い荷物の負担を軽減してくれます。防水インナーは取り外して、トートバッグとしても使用可能です。
- メーカー参考価格:20,900円
- サイズ:29x50x18cm
- 重 量:990g
■ポーター/BACKPACK(23L・ロールトップタイプ)
ヨットなどのカバーに使用されるスタモイドライトという生地を使用しているので、防水性だけではなく、耐久性や耐光性、軽量性にも優れています。生地の強度を生かして、裏地や芯材などを大幅に減らすことに成功しました。さらに中空糸ナイロンを採用することで、軽量性も向上。ナノトップTM加工を表面・裏面に使用することで、撥水性や防汚性を高めています。250デニールのポリエステル糸で作られた表面生地に、ロータリースクリーン方式やエンボス加工をほどこした、独特な風合いが特長です。
- メーカー参考価格:33,550円
- サイズ:26cm×44cm×16cm
- 重 量:725g
■ピラルク /BACK PACK(20L・ロールトップタイプ)
防水性に優れた塩化ビニール製のターポリン生地を使用しているので、雨だけではなく耐摩耗性にも優れている防水バックパックです。生地の裏面に使われているPVCラミネートが、防水性をさらに高めてくれています。高周波を使ったウェルダー加工によって圧着しているので、縫い目からの浸水もありません。
ショルダーベルト部分には、EVAパッドを使用しているので、濡れても乾きやすいのが特長です。引き裂きにも強いので、アウトドアで使うのに最適。汚れてもさっと拭けるので清潔に使えます。
- メーカー参考価格:5,480円
- サイズ:28×15×47cm
- 重 量:880g
■デグナー /マルチレインバッグ(30L・ロールトップタイプ)
ポリ塩化ビニルを内側に使用することで、防水性を高めている防水バックパックです。表面はポリエステルなので、内側の防水生地を摩耗から守ってくれます。ショルダーストラップは背面のポケットにしまえるので、コンパクトに収納可能です。30Lと大容量なので、荷物が多い人でも安心です。また、Dリングが各所に配置されているので拡張性にも優れています。
- メーカー参考価格:6,490円
- サイズ:50×34×18cm
- 重 量:900 g
完全防水バックパック(男女兼用)
■マウンテンハードウェア/スクランブラー35バックパック
ボディには耐久性・耐水性に優れたX-PAC、ボトムにはケブラー素材を使用した軽量バックパック。雨蓋は取り外してより軽量な仕様にすることもでき、コンプレッションストラップと組み合わせてロープキャリーとして使うこともできます。軽量フレームが入ったバックパネルは通気性があり、ショルダーハーネスは2層式のフォームでサポート性抜群。小屋泊や軽量装備の縦走にもおすすめです。両サイドのボトルポケット、ギアループ、デイジーチェーンなどの便利な機能も備えています。
- メーカー参考価格:28,600円
- サイズ(バックパック背面サイズ):S/M(41∼48cm)、M/L(46∼53cm)
- 重 量:850g
■ハイパーライトマウンテンギア/サミットパック ブラック(30L)
高所のベースキャンプからのアタックザックやアルパインクライミングなどの用途でより速く行動するために作られたバックパック。サイドからコンプレッションするように下に引くトップ構造は雨に強く、化繊綿を主にした装備なら別途中のスタッフサックで防水をせずとも済むので この部分の重量を加味せず軽量化できるのがこのザックの一番の特長。水からしっかりと荷物を保護ができるので、思い切った軽量装備で山にトライすることができるはず。
- メーカー参考価格:32,780円
- サイズ:トップ円周:81.3cm、ボトム円周:78.7cm、長さ (ロールしない状態):68.6cm、バック幅:25.4cm
- 重 量:402g
重量を削減しながら耐久性は犠牲にしないミニマリストな構造。水中に沈めることが可能な防水規格IPX-7で、バッグが浸水しても中身を安全に保護してくれます。また、水を吸収したり溜めたりしないバックパネルとショルダーストラップを採用。
- メーカー参考価格:40,150円
- サイズ(高さx幅x奥行):53x34x23cm
- 重 量:960g
あると便利なサブパック& アクセサリー
防水バックパックのお供として便利なのがサブパックです。収納を拡張してくれるアイテムも一緒にそろえると重宝しますよ。
おすすめのサブパックとアクセサリーを紹介した記事もあるので、ぜひ読んでください。
覚えておくと便利なバックパックにまつわる小ワザ
アウトドアで覚えておきたいのが、収納などに関する小ワザ術です。以下の記事で詳しい解説を載せているので、ぜひご覧ください。
防水バックパックがあれば、天候を気にせず楽しめる!
防水・完全防水別に防水バックパックを紹介しました。
- 防水は長時間の雨に不向きなので普段使い向き
- 完全防水は登山などのアウトドア向き
- ロールトップタイプは筒状の開口部なので大きいものの出し入れに便利
- ジッパータイプは荷物を取り出しやすい
突然の雨や水しぶきから荷物を守ってくれる防水バックパックは、さまざまなシーンで役に立つ万能アイテムです。ぜひ手持ちに加えて、日常やアウトドアで活躍させてください。
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