おすすめパップテント20選!選び方を徹底解説
FUNQスタッフ
- 2023年04月28日
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パップテントは、その耐久性と設営のしやすさからキャンプを愛する人に人気のテントです。キャンプ場でよく見かけるパップテントに興味を持ち、使ってみたいと考えている方も多いことでしょう。
この記事では、「パップテントを購入したいけれど、選び方がわからない…」という方のために、以下の内容をわかりやすく解説します。
- そもそもパップテントとは?
- パップテントのメリット・デメリット
- パップテント選びのポイント
- おすすめのパップテント20選
記事を最後まで読むことで、あなたに最適なパップテントが見つかります。損しない選び方のポイントを知り、素敵なキャンプライフを楽しむための一歩を踏み出しましょう!
パップテントとは?
パップテントは、無骨なデザインが魅力のテントです。欧米の軍用テントが起源で、設営・撤収がしやすく、軽快に持ち運べることから、puptent(=仔犬のテント)と呼ばれるようになりました。
伝統的なパップテントは、厚手のコットン生地を採用しているため、耐久性が優れています。シンプルな構造なので扱いやすく、キャンプ初心者から上級者まで、幅広い層の方が長く使えるテントです。
パップテントのメリット
多くのキャンパーから絶大な支持を得ている、バップテント。ここでは、そのメリットに迫ります。
設営や持ち運びが簡単
パップテントの最大のメリットは、設営や持ち運びが簡単な点です。一般的なテントに比べて、とてもシンプルな構造が設営を容易にしています。
テントを設営するのに必要なのは、数本のロープ・ポール・ペグだけで、フレームは必要ありません。持ち運び時には、コンパクトに収納が可能。ポールは木の枝でも代用できるので、ブッシュクラフトを楽しみたい方のニーズにも応えられますよ。
焚き火に強い難燃性
パップテントは、難燃性の高いモデルが多いのも魅力です。伝統的なモデルは、厚手のコットンキャンバス生地を採用しており、火花が散っても燃え広がりにくい特長があります。
軽量・コンパクトさを重視した、化学繊維のモデルもあります。しかし、テントの近くで焚き火を楽しみたいなら、ベーシックな難燃性の高いパップテントがおすすめです。
幅広くアレンジできる
パップテントは、幅広くアレンジが可能で、あなた好みの空間を作ることができます。開放的なスタイルにして、風通しをよくするのもOKですし、すべて閉じきってプライベートな空間も作れます。ポールを使って前幕でキャノピー(ひさし)を作れば、タープの代わりになり、居住空間も広がります。天候やあなたの気分に合わせて、特別なキャンプ空間を作りたい方に、パップテントは最適です。
パップテントのデメリット
さまざまなメリットのあるパップテントですが、デメリットもあります。ここでは、パップテントの欠点も確認してください。
インナーなしの場合は追加で装備が必要
もともとパップテントの原型にはインナーテントがないので、アウトドア用に販売されているモデルにも、インナーテントが付属していない場合があります。そのため、追加購入や対策に費用がかかるデメリットもあります。
インナーテントがなければ、地面からの冷気や湿気が直接テント内に伝わり不快感につながります。また、虫が気になって寝つけない方も多いでしょう。快適な環境を整えたい方は、インナーテントの有無を確認しましょう。取付けが楽なモデルがおすすめです。
どうしてもインナーテントが面倒な場合は、グラウンドシートをテントの地面に敷きましょう。地面を覆い被すことで、冷気や湿気が上がってくるのを抑えられます。
入口がオープンスタイルのため防虫対策が必要
パップテントの入口は、基本的にはオープンスタイルなので、防虫対策が必要。閉め切れない入口のデザインが、どうしても虫の侵入を防げないからです。インナーテントを使わない場合は、虫除けスプレーなどのアイテムを用意しておきましょう。
コットン生地でしっかりしているが重たい
ベーシックなパップテントのコットン生地は、耐久性が高いですが、重たいデメリットがあります。化学繊維に比べると、素材自体が重く、吸湿性が高いからです。重さが気になる方は、パップテントの素材を考慮して選択することが大切です。
パップテントの選び方
ここではパップテントの選び方のポイントを解説します。 あなたの理想のテント選びのヒントにしてください。
価格で選ぶ
パップテントを選ぶ際には、予算に合ったものを選ぶことが重要です。価格帯が幅広く、手頃なものから高級なものまで、たくさんのモデルがあります。
価格は、テントに使用されている生地やテントのサイズなど、さまざまな要素で決められています。ソロ用だと2〜3万円ほどのモデルが多く、2名用だと3〜4万円ほどが中心です。
ポールやインナーテントがオプションではなく、セットになった商品もあります。予算を抑えたい場合は、セット購入もアリでしょう。あなたが求める性能と予算のバランスを考えて、最適なパップテントを選び、納得のいく買い物にしてください。
サイズで選ぶ
パップテントは、設営スペースや過ごし方に合わせてサイズを選ぶことが大切です。あまりに大きなサイズだと、1人で設営するのに苦労します。また使用しているチェアとのバランスが悪いと、圧迫感があるでしょう。
テントで過ごす時間の快適さを求めるなら、天井の高さは特に重要です。パップテントは身長より低いサイズが多いので、腰を屈める姿勢が多くなりがち…。腰が悪い人にとっては、ツラいですよね。
可能であれば、天井までの高さが150cm以上ある、パップテントを選んでください。腰が伸ばせるテントのほうが、快適に過ごせるでしょう。
デザインで選ぶ
パップテントを選ぶ際には、デザインや色合いにも注目しましょう。気に入った見た目だと、キャンプがさらに楽しくなりますよね。また、デザインが異なれば、機能性も変わります。
例えば、横風をシャットアウトしたいなら、サイドウォールが付いているモデルがおすすめです。キャンプ場で、隣のキャンプサイトからの視線が気になる人の役にも立ちます。煙突穴があれば、薪ストーブが使いやすくなるでしょう。
実現したいキャンプ空間は、テントのデザインを選ぶことで実現しましょう。薪ストーブが使いやすいパップテントをお探しの方は、以下の記事もチェックしてくださいね。
素材で選ぶ
パップテントを選ぶ際には、素材にも注目しましょう。おすすめのテント生地は、コットンとポリエステルの混紡生地であるポリコットン。なぜなら、テントの素材として、最も性能バランスに優れているからです。
コットンとポリエステルのそれぞれの強みを併せ持つ「ポリコットン生地」には、主に以下の長所があります。
- ポリエステル製より難燃性が高い
- コットン製より速乾性が高い
- コットン製より撥水性が高い
- コットン製より軽い
他の生地のテントに比べて価格が高い点や、耐水圧が低く、長時間の雨に弱い点が気になる人もいるでしょう。テントの素材は、使用するシーンで最適なものが変わります。あなたの思い描くキャンプスタイルに合う素材を選びましょう。
使う場所で選ぶ
パップテントを選ぶときに、どんな場所でキャンプをするかも判断材料に入れましょう。場所によって、テントに求める機能が変わるからです。
隣のサイトとの距離が近く、視線が気になる人は、「サイドウォール」付きのパップテントがおすすめです。暖かい時期の平地なら、虫対策として「メッシュのインナーテント」があるほうが、快適に過ごせます。
要するに、どんな環境でキャンプをするかを、しっかり想定してテントを選ぶことが大事です。テントの機能性や付属品まで、必ずチェックしてください。
使う人数を想定して選ぶ
パップテントを選ぶ際には、使う人数を想定して選ぶことが重要です。人数に合わせたサイズを選ばないと、居住スペースが狭くなり使い勝手が悪くなるためです。
例えば、カップルで使う場合は2人用、ファミリーで使う場合は3人用以上のものがおすすめ。また使用人数プラス1名分のサイズを選べば、荷物を置いても狭くならず、居住性が保たれるでしょう。
パップテントは、ソロ用か2人用がメインなので、大人数で使うことを想定していません。しかし当記事では、3人以上で使用できるモデルも紹介しています。以下で「おすすめパップテント20選」を紹介するので、ぜひチェックしてくださいね。
おすすめパップテント20選
ここからは、おすすめのパップテント20選を紹介します。以下の4つのカテゴリに分けて紹介するので、あなたのニーズに合わせてテントを探しましょう。
- 安いパップテント
- ソロ用パップテント
- 2人用パップテント
- 広いパップテント
- 背の高いパップテント
安いパップテント
安価で手に入るパップテントも、おすすめの選択肢の1つです。予算に合った価格帯のものから選ぶことで、気軽にパップテントを楽しみましょう。
G.G.N.(ジージーエヌ) 55パップベース GN12CM004
2万円以下なのに、素材や細部作りのクオリティまで、こだわりが感じられるパップテントです。脱着式のインナーテントやアルミペグなどの付属品もセットになっています。パップテントの入門者に、ぜひ推奨したいテントです。
- 素材:ポリコットン
- サイズ:110×249×190cm
- 収納サイズ:42×20×20cm
GEERTOP(ギアトップ)パップテント
軽量・コンパクトなパップテントが、1万円前後で購入できる、非常にお得なモデルです。耐久性の高いポリエステルと高密度のメッシュ生地を組み合わせて、安心・快適な居心地を提供しています。色々な機能を備えている、コスパの高いテントです。
- 素材:ポリエステル
- サイズ:210×125×115cm
- 収納サイズ:42×17×17cm
- 耐水圧:3,000mm
SOOMLOOM(スームルーム) パップテント
カビ防止加工や撥水加工が施された、高性能なポリコットン生地のパップテントです。インナーテントやポールも付属しており、軽量・コンパクトなので持ち運びも楽チン。これだけ機能性が高いのに、2万円以下で購入できるのは非常にお得です。
- メーカー参考価格:18,800円
- 素材:ポリコットン
- サイズ:360×190×110cm
- 収納サイズ:42×19cm
- 耐水圧:350mm
TOMOUNT(トモウント) パップテント ポーランド軍幕
ベーシックなデザインのパップテントですが、素材や機能に妥協がありません。冬場の寒さをシャットアウトするスカートや通気性のよいインナーテントにより、4シーズンいつでもキャンプが楽しめます。
- 素材:ポリコットン
- サイズ:360×200×115cm
- 収納サイズ:50×20×20cm
コスパのよい、安価なパップテントを探している方は、以下の記事もおすすめです!
2人用パップテント
続いて、2人用パップテントを紹介します。ソロキャンプでゆったり過ごしたい方にも、おすすめですよ。
8tail(エイトテイル) ゴッドパップ
側面のサイドウォールでプライベート空間を作ることも、開放的な空間にすることも可能。前幕をポールで跳ね上げれば、広いリビングスペースができるので、2人でゆっくり過ごせます。
- 素材:ポリコットン
- サイズ:360×190×110cm
- 収納サイズ:48×22×22cm
ATEPA(アテパ) パップテント
ポリエステル生地なので、軽量・コンパクトな点が優秀なパップテント。生地は、高い撥水性と耐久性も誇ります。高さはありませんが、地べたスタイル・ロースタイルのデュオキャンプやデイキャンプに最適です。
- 素材:ポリエステル
- サイズ:360×190×110cm
- 収納サイズ:49×20×18cm
- 耐水圧:3,000mm
POMORY(ポモリー)STOVEHUT 70 パップテント
2人で過ごすテント内の居住空間が広いだけでなく、薪ストーブに特化した空間も備えています。破れに強いリップストップ生地には、2,500mmもの耐水圧があり、どんなシーズンや環境にも対応可能です。
- メーカー参考価格:22,499円
- 素材:ポリエステル
- サイズ:290×150×125cm
- 収納サイズ:50x16x16cm
- 耐水圧:2,500mm
TOMOUNT(トモウント) パップテント TC軍幕
居住性が高く、どの季節にも対応できるパップテントです。ミリタリーテイスト満載なデザインながら、設営を自由に楽しめる柔軟性もあります。ゆったりとしたソロキャンプから、仲のいい仲間とのデュオキャンプまで対応可能です。
- 素材:ポリコットン
- サイズ:360×210×115cm
- 収納サイズ:60×17×17cm
ソロ用バップテント
こちらでは、ソロキャンプにぴったりなサイズのパップテントを紹介します。シンプルで軽量なテントを探している方は、要チェックですよ。
BUNDOK(バンドック) ソロベース BDK-79TCSB
ミリタリーな雰囲気が楽しめる、ソロキャンプ向きのパップテントです。前室が広く使えて、シーンに合わせた多様な張り方が楽しめます。1人で過ごすのには少し広めなので、荷物もバッチリ置けますよ。
- メーカー参考価格:44,000円
- 素材:ポリコットン
- サイズ:約360×190×110cm
- 収納サイズ:約40×20×20cm
- 耐水圧:3,000mm
Campers Collection(キャンパーズコレクション) TCハーフシェルター THF-340
ソロキャンプに適したサイズのバップテントです。付属のメッシュインナーを使用すれば、暑い時期でも快適に過ごせます。ポールを使ってフルオープンにもできますし、フルクローズにして側面を入り口にすることも可能。シーンに合わせて、設営が楽しめます。
- メーカー参考価格:18,999円
- 素材:ポリコットン
- サイズ:340×180×110cm
- 収納サイズ:直径18×58cm
OneTigris(ワンティグリス) スーパーシェルター 超軽量 BLACK ORCA 2.0 アップグレード版
独特なデザインをしていて、なおかつ超軽量なパップテントです。1人で使用するには、十分な広さがあり、コンパクト収納も可能。耐水圧の高いナイロン生地や高品質なジッパーを採用し、性能も充実しています。
- 素材:ナイロン
- サイズ:210×125×115cm
- 収納サイズ:40×20cm
- 耐水圧:1,500mm
tent-Mark DESIGNS(テンマクデザイン) 炎幕TC DX
ベーシックな張り方もできますし、便利なスカートやサイドフラップを利用して変則的な張り方にも対応できます。アウトドアファンからも信頼される、天幕デザインのテントということもあり、安心してキャンプが楽しめそうです。
- メーカー参考価格:27,280円
- 素材:ポリコットン
- サイズ:330×190×130cm
- 収納サイズ:直径26×62cm
広いパップテント
広いパップテントは居住性がよくて、ゆったり過ごせます。ちょっと余裕を持って、過ごしたい方には、広く感じる設計のテントもおすすめです。
CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ) トレッカー キャンプベースソロUV
さまざまな張り方ができ、居住性を高めることが可能なパップテントです。全方向から出入りできる構造や高いUVカット性能があるのも、うれしいポイント。ソロキャンプはもちろん、2人でも快適に過ごせます。
- メーカー参考価格:50,600円
- 素材:ポリエステル
- サイズ:380×190×110cm
- 収納サイズ:66×15×15cm
- 耐水圧:2,000mm
GOGlamping(ゴーゴーグランピング) G.G.PUP パップテントTC ソロ用
取り外しできるサイドウォールやテント内の圧迫感を軽減するループ設計を備えており、居住性を最大限に高められるのが魅力。さまざまな張り方にも対応しています。薪ストーブが設置できる煙突穴も、標準装備になっていますよ。
- 素材:ポリコットン
- サイズ:約360×200×120cm
- 収納サイズ:約57×18×18cm
- 耐水圧:600mm
FIELDOOR(フィールドア) パップテント320
決して大きなサイズのテントではありませんが、標準装備のポールが二又タイプなので、テント内のデッドスペースを減らすことに成功。おかげで圧迫感がなく、空間が広くなっています。UVカットなど、細かな性能の高さも光るパップテントです。
- 素材:ポリエステル
- サイズ:320×210×130cm
- 収納サイズ:: 73×20×20cm
- 耐水圧:1,500mm
OneTigris(ワンティグリス) ソロ ホームステッド
独特なデザインが、他に類を見ない広さの空間をパップテントに与えています。ソロはもちろん、2〜3人で使用できるので、カップルや家族での使用も可能。グラウンドシートやポールも付属しているので、これ1つですぐにキャンプ場に繰り出せますよ。
- 素材:ポリコットン
- サイズ:400×240×160cm
- 収納サイズ:59×23cm
- 耐水圧:350〜400mm
背の高いパップテント
圧迫感が気になる方には、背の高いパップテントがおすすめです。腰を伸ばして過ごしたい、腰痛持ちの方も要チェックです。
M Mountainhiker(M マウンテンハイカー) オックスフォード生地 軍幕
とにかく背が高いパップテントなので、腰に負担をかけずに過ごせます。腰痛持ちには、非常にありがたいテントです。独自のコーティング生地によって、高い防水性能を誇っていることも特徴です。
- 素材:150Dシルバーコーティングオックスフォード生地
- サイズ:350×260×210cm
- 収納サイズ:72×23×23cm
- 耐水圧:3,000mm
OneTigris(ワンティグリス)ロックシールド
テントの高さが160cmあるので、天井が高く、圧迫感が和らげられます。また、腰が伸ばせるので、腰痛のある人にも優しいテントになっているでしょう。耐久性と耐水性の高いナイロン生地を採用しており、タフに使える点も優秀です。
- 素材:ナイロン
- サイズ:220×200×160cm
- 収納サイズ:58×15.4cm
- 耐水圧:1,500mm
DOD(ディーオーディー) ヌノイチS
その名のとおり、1枚の生地に切れ目を入れただけのシンプルな構造なので、変幻自在な使用ができます。パップテントとして使用する際は、一定の高さも広さも確保できるので、ゆとりを持って過ごせそうです。
- メーカー参考価格:25,150円
- 素材:ポリコットン
- サイズ:340×200×150cm
- 収納サイズ:62×16×16cm
- 耐水圧:350mm
FUTURE FOX(フューチャーフォックス) パップテント FOX-BASE
一般的なパップテントより、ひと回り大きくて背が高いので、居住性は抜群です。ゆったり過ごしたい方には、最適なテントだと言えるでしょう。腰痛を持っている方でも、あまり腰を屈めなくてOKですよ。
- メーカー参考価格:29,800円
- 素材:ポリコットン
- サイズ:約375×230×150cm
- 収納サイズ:直径28×54cm
無骨でシンプルなパップテントでおしゃれキャンプを極めよう!
無骨でシンプルなパップテントを選ぶことで、キャンプをより楽しく、おしゃれに極めることができます。パップテントを選ぶ際には、機能性やデザイン、価格などを総合的に考慮しましょう。
当記事の「おすすめのパップテント20選」では、さまざまな視点から選べる商品を取り揃えました。自分にぴったりのパップテントを見つけて、素敵なキャンプライフをお楽しみください。
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- ランドネ
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「好き、を生きよう」を地で行く、FUNQスタッフ。 初心者から上級者まで、知りたい情報をわかりやすくお届けしています。