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本州最南端、南紀串本で、ロックフィッシュのグランドスラムを狙え!【前編】

本州最南端の南紀串本は、複雑な海流と起伏に富んだ地形に恵まれた豊かな海域。キャスティング、ジギング、エギングなど様々な釣法で多彩なフィッシュイーターを狙うことが可能だ。スーパーライトジギングではハタ類をはじめとした各種根魚が最大のターゲット。オオモンハタ、アカハタ、アオハタなど、大型根魚のグランドスラムにチャレンジするのも面白い。

潮岬と紀伊大島が風を遮断冬場にも強い串本

南紀串本は本州最南端にして、黒潮が通ることでも知られる温暖な土地。北風をブロックする紀伊半島を背に、正面には潮岬と紀伊大島が鎮座。沿岸に限って言えば、どの方向から風が吹いても風裏を探せば必ずやれる場所がある、そんな立地だ。

また、黒潮をはじめとした複雑な海流と、起伏に富んだ地形に恵まれ、船釣りはもちろん、磯釣りや投げ釣りなども盛んで、年間を通して多くの釣り人が訪れている。

▲とびら写真のオオモンハタをはじめ、アカハタ、アオハタがメインのターゲット。これらを狙って根周りを攻めるといろいろな魚がヒットしてくる。

こんな海域だけに釣りものも多彩。この本のテーマであるスーパーライトジギング(マイクロジギング)では、マダイ、青物など様々なターゲットを狙うことが可能だが、なかでもオオモンハタ、アカハタ、アオハタなどの底ものをメインにした根魚五目はスリリング。この釣りを目当てに、多くのアングラーが足を運んでいる。

スーパーライトジギングの代表的な釣り場は、目の前に見える紀伊大島。水深20mから50m台に狙い目が点在し、数・型ともに好釣果が期待できる。また、島周り以外では潮岬を挟んで東西に延びる海岸線も気になるところ。ポイント、ターゲットともに、まだまだ拡大する可能性が大きいのだ。

そんな串本のスーパーライトジギングを開拓しているのが、『サンマジックII』の本城正人船長。自ら「日本一親切な船長を目指している」という通り、サービス精神にあふれ、資源の枯渇を防ぐために独自のリリース法も開発。サンマジック式のリリースは、根魚を愛するファンには必見だろう。

水温低下も一投目からヒット!

取材は2回行った。一度目は2018年の2月。午前8時に出港し、戸島崎から時計回りに紀伊大島をぐるりと探っていった。最初のポイントは水深31m。ヒロセマンはオオモンハタを狙ってジグパラTG60gのレッドゴールドを投入。わずか数分で小型ながら本命のオオモンハタを釣り上げると、次の一投でまたまたヒット。しかも今度は大きそうだ。

竿をグイグイと曲げる強い引きに耐えて本城船長の差し出すネットに誘導したのは、分厚い唇と太い尾をもつド迫力ボディのオオモンハタ51㎝。いきなりの大物ゲットでテンションが上がる。「ジグパラTGをボトムに沈めて5~6回巻いたところでゴツゴツっと喰ってきました」とヒロセマン。このあともオオモンハタは釣れ続けた。

▲釣場は本州最南端に位置する潮岬の周辺。串本港から至近に多数のポイントがあり、よほど荒れない限りどの方向から風が吹いても釣りが成立する。船は『サンマジック2』。本城正人船長が案内してくれた。

潮通しの良いポイントでアカハタをゲット

次に向かったのは、紀伊大島の東端にあたる樫野崎(かしのざき)灯台の沖。水深は沖磯の際で10m。そこから一気に下がる急深な地形と、岬状に張り出した立地のため潮通しが良く、磯釣りの名ポイントとしても知られている。

ここでも釣りはじめてすぐに大きなアタリがあり、2度目のバイトで35㎝ほどのアカハタをゲット。アカハタとしては、十分に大物と言えるサイズだ。このポイントではアカハタ数匹に加えオオモンハタ、オキナヒメジがヒットしてきた。

アオハタを釣ってコンプリート!

ここまでオオモンハタ、アカハタとキャッチし、残すはアオハタのみ。欲を言うならマハタまで揃えば完璧だ。そんなリクエストを受けた本城船長は、紀伊大島を大きく回り込んで南側の風裏に舵を切った。 ジグを入れたポイントは水深45m。過去にはマハタの大物も上がっているそう。大物がヒットしたら根に潜る隙を与えず、一気に主導権を握ってしまいたい。ヒロセマンはここでもジグパラTGの60gをチョイスし、素早くボトムを取っては速めのリトリーブで巻き上げてくる。

と、突然「来ましたよ!」の声。振り返るとヒロセマンのロッドが大きく曲がっている。上がってきたのは全長40㎝ほどのアオハタだ。これで目標は達成。このあとホウボウを1尾追加して帰港となった。

▲相手が大型のハタ類だけに、ヒット後すぐに根から離してしまえるかどうかが勝負のカギ。スーパーライトタックルでのやり取りはスリル満点だ。

本州最南端、南紀串本で、ロックフィッシュのグランドスラムを狙え!【後編】はこちら>>>

本州最南端、南紀串本で、ロックフィッシュのグランドスラムを狙え!【後編】

本州最南端、南紀串本で、ロックフィッシュのグランドスラムを狙え!【後編】

2021年08月16日

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SALT WORLD 編集部

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近海から夢の遠征まで、初心者からベテランまで楽しめるソルトルアーフィッシングの専門誌。ジギングやキャスティング、ライトゲームなどを中心に、全国各地の魅力あるソルトゲームを紹介しています。

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