但馬浜坂のオモリグ&イカメタルゲーム【実釣前半】
SALT WORLD 編集部
- 2021年08月30日
イカメタル発祥の地でもある日本海エリアで、現在人気なのがオモリグ釣法。それに対応するNEWアイテムを今夏多数リリースしたメジャークラフトの広瀬達樹さんと柴田正夫さんが、兵庫県浜坂で実釣し、その優れた釣力を見せてくれた。今回【実釣前半】では、日没前の出航から追って2人の釣果の様子を紹介する。
イカメタルとオモリグの二大釣法で夜を遊ぶ!
集魚灯を点けベイトフィッシュを集め、それを狙うイカを獲る、漁火と呼ばれるイカ漁船が放つ光は、日本海の夏の夜を彩る風物詩としても知られている。
「今回のメインはケンサキイカ。シーズンインはだいたい5月で、10月一杯までくらい。太平洋側だと真冬にもシーズンがありますが、冬の日本海は荒れてほぼ出られないんで。でもたまに出られると、低水温が好きなヤリイカが釣れます」
ケンサキイカ、スルメイカとヤリイカがルアーゲームで釣れるツツイカ御三家だ。
▲ツツイカと総称される細長い体躯が特徴。ケンサキイカ(写真左)とスルメイカ(右)が今回のターゲットだ。
▲産卵シーズンが近いということで、岸寄りのシャローにウィードが生えるエリアに近いスポットでの釣行となった。
「いままではイカメタルが主流でしたが、いまの日本海はオモリグが大ブーム。これも昔からあった漁法でしたが、とにかくそれが流行ってます」
イカメタルも昔からあるツツイカの漁法をルアーゲームに落とし込んで大流行し定着したが、オモリグもしかり。
メジャークラフトから今夏リリースされるビッグアイシリーズは、そのイカメタルとオモリグの両方に対応するアイテムがラインナップされている。
▲メジャークラフトが放つイカメタル系新製品、ビッグアイシリーズ。バイトマーカーの目玉がアイコンとなっている。
「今回は開発者でもある柴田も同行します。釣りはヘタですがいいヤツです(笑)」
兵庫県浜坂(現新温泉町)の三尾漁港で柴田さんと合流し、前田泰典船長が操る第三泰平丸に乗り込み日没前に出船。
▲釣行にはビッグアイシリーズの開発担当柴田さんが同行。エギングのエキスパートでもあるが、幅広いジャンルに精通する。
▲ポイントに到着するが沈黙のまま辺りは暗くなり、船内の集魚灯が点灯。それでもボトムを中心にサーチを続ける。
▲仕事上の相談など、広瀬さんとの親交も深い前田渡船の前田泰典船長。「7月8月はサイズこそ落ちますが、数釣りも楽しめるベストシーズンなので、ぜひ遊びにきてください」。
「明るい間はボトムべったりなのでボトム付近だけを狙います。夜になると灯りに誘われてレンジがバラバラになる。それを探しながら釣るのが基本で、レンジが分かると連発することも多いですね。釣りとしては暗くなってからがメインですが、雑誌的には明るいうちに釣れると変化になりますよね」
雑誌の構成にまで気を使ってくれる広瀬さんだったが…。
「なかなか渋いですね」
走りの頃には日ムラもあったが、最近では釣果は安定してきたと前田船長は言っていたが、沈んだ太陽の残りの明かりが消えかけるとようやく!
「おっ! 釣れた!」
柴田さんが先陣を切り、本命のケンサキイカをゲット。
▲「着底して巻きかけて止めたときにアタリました」。オモリグエギ+オモリグシンカー20号で柴田さんが本日船内初捕獲。
「よし、オレにもきた!」
広瀬さんが続く。
▲広瀬さんもビッグアイメタルでケンサキイカをゲット。「ボトムでシェイクさせてステイでアタリがチョンと出ました」。
「ダブルヒットー!」
夜の闇が濃くなるほどに船内は賑やかさを増していった。
▲「ちょっと待ってオレも釣れたわ」。完全に陽が落ちると小型ながらもダブルヒットなど、捕獲のペースが上がっていった。
▲「今度はビッグアイエギスッテです。次は何で釣るかな」。新製品のすべてでの捕獲を目指す広瀬さんだった。
【この記事は2021年7月現在の情報です】
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SALT WORLD 編集部
近海から夢の遠征まで、初心者からベテランまで楽しめるソルトルアーフィッシングの専門誌。ジギングやキャスティング、ライトゲームなどを中心に、全国各地の魅力あるソルトゲームを紹介しています。
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