高級魚アオゾイ連発! オホーツク海はまさに根魚天国だ!【前編】
SALT WORLD 編集部
- 2021年09月17日
今回は、北海道のスーパーライトジギングについて紹介。場所はオホーツク海の網走沖。日本海とオホーツク海の違いはあれど、根魚の魚影の濃さは驚異的だった。網走沖もまさに根魚天国だ!
網走沖も根魚の宝庫だった!
すでに公開している「オホーツク海の網走沖には驚異的な根魚類の魚影が!~北海道・積丹半島美国沖~」では、北海道積丹半島での根魚スーパーライトジギングについて紹介した。現地でいうマゾイをはじめ、シマゾイ、ホッケ、アイナメなど、大型の根魚類が続々とヒットする様は、まさに根魚の宝庫という言葉がピッタリだ。北海道の自然の豊かさを実感できる釣果だった。
今回はその続編。舞台はオホーツク海・網走沖である。
網走は、北海道の東北部に位置する、網走監獄や冬の流氷観光で有名な街。北海道の中心である札幌からは車でおよそ5時間。北海道外の人からすればかなりの移動時間だが、北海道内の人からすれば「たいした移動時間ではない。普通」だそうである。羽田空港からのアクセスは、女満別空港を利用すると便利だろう。
2018年7月、そんな網走沖を、この釣りの第一人者である中村豪さんが訪れた。地元釣具店主催のスーパーライトジギング講習会の講師をするためである。乗船したのは、網走港の「幸神丸」だ。
ここ網走沖も、積丹半島同様ルアーゲームではジギングでのブリが有名だ。根魚はルアーというよりはエサ釣りで狙うことが多く、ジギングではほとんど狙わないという。
だが、今回の網走沖のスーパーライトジギングのメインターゲットは”アオゾイ”。アオゾイとは現地での呼び名で、標準和名は「クロメヌケ」。超がつくほどの高級魚で大変美味とされ、エサ釣りのターゲットとして大人気とのことだ。
その他、ジギングで狙えるターゲットとしては、「幸神丸」佐々木伸一船長によると、前出のブリ、ホッケ、アイナメ、シマゾイ、1mクラスのマダラ、ヤナギノマイ、カジカ類など、積丹半島とほぼ同様の魚たちとのことである。 メインターゲットとなるアオゾイのシーズンは、浅場で釣れる2~5月が狙いやすいとのこと。とくに3月頃までがベストシーズンだという。
だが、取材は7月。例年であればブリのベストシーズンであり(実際、このときの目的の半分はブリ狙いだった)、アオゾイは通常であれば水深120~180mというかなりの深場を狙うという。
その深さとなると、もはやスーパーライトジギングではない。そこで、まずは探りやすい水深30mラインからスタートしてみることにした。
TACKLE
中村豪タックル
ロッド:スミス・HSJ-S64/2L、HSJ-S64/3L、HSJ-C62L
リール:シマノ ・ステラ4000、3000、オシアコンクエスト200HG、同PG
ライン:サンライン・PEジガ―ULT4本組、8本組0.8号
リーダー:サンライン・ブラックストリーム3.5号
フック:がまかつ・ワーム329ハンガーHD1/0、2/0
ルアー:スミス・ウォブリン50g、チビマサ60g、メタルフォーカス60g
高級魚アオゾイ連発! オホーツク海はまさに根魚天国だ!【後編】はこちら>>>
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写真と文/滝 徹也
取材協力/征海丸(北海道・積丹半島美国港)
http://www.chourakuen.com/syakotann/
幸神丸(北海道・網走ウトロ港)
TEL.090-8898-2627
製品情報/スミス
http://www.varivas.co.jp
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PROFILE
SALT WORLD 編集部
近海から夢の遠征まで、初心者からベテランまで楽しめるソルトルアーフィッシングの専門誌。ジギングやキャスティング、ライトゲームなどを中心に、全国各地の魅力あるソルトゲームを紹介しています。
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