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北九州のスーパーライトジギング【後編】

どのエリアでも釣果の厳しい時期がある。しかしそんな時の救世主となるのがスーパーライトジギングだ。しかも身近な場所で手軽にチャレンジでき、そして何よりアタリが多く楽しい。そんなスーパーライトジギングをダイワスタッフの戸出さんは北九州沖で楽しんだ。事前情報では釣果はなかなか厳しそうな情報だったが結果、満足できる釣果を得た。ここではその模様を前後編で紹介。

今回の後編では、これぞスーパーライトジギングの醍醐味! と言えるような、嬉しい連続ヒットの様子をお届けする。

地域の当たりパターンにアジャストしていくこと

戸出さんのカサゴのヒット後、しばらくしてトモで探っていた平良さんがイサキをヒットさせた。船長から、「ボトムから15mに反応があります。イサキっぽいですね~」とアナウンスがあった直後だった。

その後、今度は戸出さんにヒット。こちらは小さなマダイ。鳴瀬さんは小型のカサゴ。その10分後、またもや平良さんにイサキがヒット。そして30分ほどの沈黙の後、またもや平良さんにイサキ。しかもこのイサキは40cmクラスの良型だ。地元アングラーは強い。ちなみに使用しているジグは、皆同じTGベイトスーパーライトジギング(以下、SLJ)だ。

▲常連の平良さんが釣り上げたイサキ。40㎝のナイスサイズ。フォールの動きを多めにし、ひとりイサキの釣果を伸ばした。さすがです!

そんな釣果を見て、戸出さんは平良さんの探り方を観察。そして真似ていく。戸出さんと平良さんは、しゃくり上げながらフォールを織り交ぜていく探り方で、一見一緒なのだが、フォールを入れるタイミング、しゃくるスピードが異なる。SLJは、軽いしゃくり上げ&フォールの組み合わせや、ただ巻きが基本であり、その探り方は難しいものではないため初心者にもお勧めであるが、ちょっとした差で釣果を左右することもある。そのため、自身でいろいろ試したり、時には釣れている人の巻き方を真似ることも釣果への近道だ。戸出さん自身、初めてのフィールドであり、まずはこの地で何が良いのか知ることも重要なのである。

「イサキは速めのただ巻きが良いですよ! イサキがひったくっていきます」(船長)

船長からはそんなアドバイスをもらい、フォールを織り交ぜたほうが良いのか、速巻きが良いのか、余計に迷ってしまう。どちらも試しながら、探っていくしかない。

ちなみにこれまでのイサキのヒットは、船の真下にラインが入っている時にヒットしていた。トモの平良さんは、釣り座を活かして、潮下にジグを投入し、しばらく探って船が流され、ちょうど真下ラインが入った時にヒット。そんなことも参考にする。胴の間の戸出さんは、潮下に投げられないため、最初の数しゃくりがチャンスだ。

動かない魚のヒット! 最後はきちんとキャッチ

船長は移動を繰り返し、カサゴ、キジハタとポツリポツリとヒットが続く中、戸出さんのロッドが大きくしなった。最初はおとなしく引いたため良型のイサキかと思ったが、突如、ドラグ音を響かせ走り出し、そして魚は動かなくなった。

「なんだ! なんだ!」と船内は大騒ぎ。「青物か? でも動かなくなったね」、「もしかしてクエじゃない?」と言葉が飛ぶ。ロッドはしっかり曲り、バットが耐えている。少し浮くと、またドラグが出る。使用している19セルテートの大型ギアによる高いトルクとともに、ATDドラグの効きのスムーズさが分かる。そんなやりとりをしばらくしていると、魚が観念して浮き始めた。だが船下で再び走り出した。この動きは青物だ。

▲イサキを釣りたいと、休むことなく探り続けた戸出さんにビッグヒット。ヒット時、イサキと思いきや、すぐに他の魚だと判断できる動きをみせる。その魚は、ビュンビュン走り止まった。何だ! 何だ!

約17分のファイトの末、ランディングされたのはヒラマサ。4kgほどの個体であったが、ジグの掛かりどころが悪かったのだ。PE0・6号で無理はできず時間は掛かったが、これはこれで楽しそうだった。

▲船を回してもらったりしながら、17分のファイトの末に寄ってきたのはヒラマサ。フックが口とエラに掛かり、なかなか寄ってこなかったのだ。

「ブリならもっと素直ですが、ヒラマサがいる場合は、PE1号でも良いかもですね。他のお客さんに迷惑を掛けてしまう場合もありますから」(戸出)

そしてここから、なんとヒラマサのラッシュが続いた。さすがに連続ヒットとなると疲れる。ヒットした瞬間の走りで「ヒラマサだ~」との声が船内で響く。ただその中で鳴瀬さん、平良さんは今回の本命であるイサキもヒット。だから移動もできず、やめられない。

▲しばらくヒラマサラッシュが続いた。イサキを釣りたいのだが、ヒットした魚が鋭い走りをみせる。「あ~違う、青いのだ~」と、叫ぶ声が船内に響く。ヒラマサヒットの合間に、ブリ(写真左中央)もヒットした。船長助手のヒカリさん(写真左下)もヒラマサをキャッチ。

▲後半になりやっとイサキが反応してきた。チャンスタイム到来で、皆真剣モードに!

ここまでイサキを釣っていない戸出さん。しかし最後まで諦めずに探り続けた。そして船長が移動を告げた後、「最後にもう一回」と探りを入れた戸出さんのロッドが絞り込まれた。これが良型のイサキであった。

▲なかなかイサキとの巡り合わせがなかった戸出さんも、最後にはきっちり良型のイサキをキャッチ! やっと釣れたので、嬉しさも倍増。

「今回は渋めでしたね。でも皆が釣れてよかったです」(船長)

こう船長は言うが、取材としては十分すぎる釣果。いつもが釣れすぎているのだろう。

▲さまざまな魚がヒットしたが、これはこれで珍しい。超小型のエソ。ある意味嬉しい!?

「SLJのロケは、他に比べ気が楽です。なぜならオデコというのが少ないですから」(戸出)

そんな釣果が、SLJの最大の魅力である。

【この記事は2020年2月現在の情報です】

北九州のスーパーライトジギング【前編】はこちら>>>

北九州のスーパーライトジギング【前編】

北九州のスーパーライトジギング【前編】

2021年10月28日

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SALT WORLD 編集部

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近海から夢の遠征まで、初心者からベテランまで楽しめるソルトルアーフィッシングの専門誌。ジギングやキャスティング、ライトゲームなどを中心に、全国各地の魅力あるソルトゲームを紹介しています。

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