マダラ狙いの中深海ジギング 新潟柏崎から出船する冬場の人気ゲーム【PART1】
SALT WORLD 編集部
- 2021年12月04日
日本海側、関東以北の太平洋沿岸、北海道と本州に意外と広く生息するマダラ。
そのシーズンは、夏と冬に分かれることが多く冬場は深場メインになるものの、白子が大きいため人気。
今回、筆者であるモーリスのテスター横島敏弘さんがマダラをジグで釣るために訪れたのは新潟・柏崎。
爆釣ではないが、ほどよく釣果があり、釣行を満喫した。
新潟県内全域で狙えるマダラ
日本各地で様々なターゲットを、それぞれのスタイルでシャローからディープエリアまで狙い広がっているジギングゲーム。その中で寒い冬の時期に人気のターゲットとなるのが「マダラ」である。
太平洋側では関東の茨城県北部から北海道にかけて、日本海側では山陰地方から北海道にかけてと広範囲に生息し、一年を通して狙うことができるが、面白くなるのはやはり気温と水温が下がる冬場だろう。産卵を控えてオスは、白子を蓄えてデップリと肥り大型化する。この大型のタラをジャイアントタラ=「GT」とも呼ぶ。
今回、このマダラを狙って新潟へと足を伸ばしてみた。新潟県のマダラジギングは上越、中越、下越と新潟県内全てのエリアでゲームを展開することができる。中でも佐渡ヶ島周辺は大型を狙うことができ、人気のエリアだ。だが島まで距離がある。下越方面の船を利用すると比較的短時間で釣行が可能だ。
今回、私がチョイスしたのは新潟県の中央付近に位置する柏崎市からの出船。柏崎は私の住む都内からでもアクセスが良く、関越自動車道を利用すれば3時間程度で到着する。また高速道路を降りてから柏崎港までも近く、関東地方に在住のアングラーにもアクセスしやすい。
お世話になったのは、この柏崎港から西は直江津方面、東は佐渡ヶ島方面までの広大なエリアを案内してくれる林正俊船長が舵を握る「海龍丸」だ。船長自身が釣り好きで、自ら船を操り経験を積み、遊漁船を開業した42歳の若手船長である。
新潟県でのマダラジギングのシーズンは真夏と11月から12月がトップシーズンとなるようで、釣行時も多くの地元アングラーが訪れ人気の高さが伺えた。
初日からヒットが多数 手返し良く攻めた
午前5時半、準備を整えた海龍丸は静かに港を離れた。静かに港内を走り、外洋に出ると水温が高いせいか湯気が立ち込め、日の出の景色と重なり、幻想的で素晴らしい自然が私を感動させてくれた。
「最初は近場から様子を見ましょう」とのことで、航程20分ほどのポイントでスタートフィッシングの合図が出た。
まずは、ロッド・バリバスヴィオレンテVLJ‐64‐Lv‐2にバリバススーパーコンダクターPE LS4の1号に、フロロカーボンリーダー25ポンドを組み合わせたタックルを手に取った。そしてマダラジギングのパイロットルアーである、ダミキジャパンのスープレックス300g をセットした。
水深は220m。フラットなボトムに所々に浅根が点在するエリアで、職漁船の道具が投入されている。我々の船は広範囲に船を流しながら、魚を拾っていくような感じでジャークを繰り返す。するとすぐにマダラからの反応が出た。型は大きくないが身体の太い冬体形のマダラが顔をみせくれた。
水深が浅いため、魚からフックを外したら再度すぐにジグを投入することができる。マダラは群れで固まっていることが多いので、ヒットした場所の付近は連続でヒットすることも多い。
同船者や同行の杉山氏、モーリス社スタッフの田中氏も幸先よくマダラをキャッチ。しばらく船を流し、船長がそろそろ潮上りするかと思う頃に、また誰かにヒットするという状況で、入れ食いではないが暫くの間ヒットを楽しむことができた。
【この記事は2020年1月現在の情報です】
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SALT WORLD 編集部
近海から夢の遠征まで、初心者からベテランまで楽しめるソルトルアーフィッシングの専門誌。ジギングやキャスティング、ライトゲームなどを中心に、全国各地の魅力あるソルトゲームを紹介しています。
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