【ヒロセマン×大阪湾タチウオパターン】ベイトパターンで斬る大阪湾のブリジギング
SALT WORLD 編集部
- 2022年01月06日
ソルトワールド本誌で毎号、全国各地の旬のゲームを実践しているヒロセマンこと広瀬達樹さん。ブリジギングも得意中の得意分野であり、地元の大阪湾は年間を通して通うホームグラウンドだ。
そんなヒロセマンの大阪湾ブリジギングについて、過去の取材と最新のインタビューをもとに紐解いて紹介。今回は、大阪湾でのブリジギングを代表する『タチウオパターン』についてお送りする。
特大級も期待! タチウオパターン
大阪湾のブリジギングで最も代表的なのが、タチウオパターン×ロングジグの釣り。パワータックルを用いて特大級を狙える豪快さもあり、多くのファンが開幕を楽しみにしている。
大阪湾のタチウオ釣り自体は夏から始まり、4フィンガー、5フィンガーといった大型が釣れ続くが、ブリのエサとなるのはそれよりも小型の個体が中心。年にもよるが、指2本前後のタチウオが入ってくる頃からがタチウオパターンの本番だ。具体的には晩秋11月から2月までの冬季がメイン。エリアは明石周辺や瀬戸内の鳴門海峡が最も熱く、最盛期には多くの遊漁船がこの海域に集結する。
タックルはベイトタイプで、スタンダードなジギングモデル、もしくはスロージギング対応の4パワークラスが適している。PEラインは弾丸マルチの2号、リーダーはフロロカーボンの10号・40lbをふたヒロというのがヒロセマンの道具立てだ。
形状も動きもタチウオを再現! ロングジグで大物を撃つ
ジグはタチウオのシルエットに近い200g前後のロングジグで、カラーはオールシルバーまたはグローのゼブラ系。いずれにしてもタチウオに似たシルバー系が基本となる。なお、フックは根掛かりが多ければリアを外すこともあるが、基本はフロントとリアにツインアシストをセット。メジャークラフトのゾックで言うとリアはデュアル(地獄バリタイプ)の5/0、フロントはタンデム(段差タイプ)で少し小さめ、3/0くらいを多用する。
▲メタルジグは形もサイズタチウオを再現。ヒロセマンが多用するのはジグパラバーチカル ロングと、同ロングスロー。200g前後のサイズで、カラーはシルバー系を選んでおけば間違いない。
タチウオパターンでアタリを出すコツは、ジグをあまり飛ばさず、なるべく上方向へ垂直に動かすこと。
「ロングジグというと、ヒラマサ狙いなどで大きくスライドさせるイメージがありますが、それとは真逆。シャクリ幅もあまり大きくせず、どちらかというと小さめのピッチで動かすほうがいいですね」とヒロセマン。
直線的にタナを上下する、タチウオの動きをイメージしてロッドをしゃくりたい。
ということで、ヒロセマンの大阪湾ブリジギングをベイトフィッシュの切り口からまとめてみた。大阪湾は、季節、ベイトジャークパターンとジギングの面白さをすべて網羅したエリア。年間を通して通うことで、ジギングの主要パターンをマスターするのも良いだろう。
TACKLE
●タチウオパターンのタックル例
ロッド:ジャイアントキリングGXJ-B66/4SJ、GXJ-B62MH
リール:スパルタンMX IC 150HL
ライン:PE弾丸ブレイドX8 マルチ2号
ショックリーダー:フロロカーボン40lb
【この記事は2019年10月現在の情報です】
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近海から夢の遠征まで、初心者からベテランまで楽しめるソルトルアーフィッシングの専門誌。ジギングやキャスティング、ライトゲームなどを中心に、全国各地の魅力あるソルトゲームを紹介しています。
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