
ニセコ東急 グラン・ヒラフが市民ロードレース「ニセコクラシック2025」の冠スポンサーに

Bicycle Club編集部
- 2025年04月24日
北海道の国際的リゾート地、ニセコエリア(倶知安町など4町村)で開かれるUCI(国際自転車競技連合)公認の市民ロードレース「NISEKO CLASSIC」の主催団体、一般社団法人HOKKAIDO EVENTSは4月24日、6月に開催する大会のタイトルスポンサーとして、地元の大規模スキーリゾート「ニセコ東急 グラン・ヒラフ」と契約を締結したと発表した。大会名は「NISEKO CLASSIC 2025 presented by NISEKO TOKYU Grand HIRAFU」となる。
国内外から注目、日本唯一のUCI公認市民レース
「NISEKO CLASSIC」は2014年にスタートし、国内で唯一、アマチュア最高峰のレースシリーズ「UCIグランフォンドワールドシリーズ」の公認を受ける大会。北海道の雄大な自然の中を走る本格的なコース設定と、観光を組み合わせたスタイルが人気を集め、毎年国内外から1000人を超えるサイクリストが参加する。参加者の約7割が道外からで、近年は海外参加者も増加。2025年大会には既に18カ国以上からエントリー表明があるという。
26年世界選手権ニセコ開催へ弾み
同大会は、各年齢カテゴリーの上位入賞者に、世界約30都市で行われる予選の勝者が集う「UCIグランフォンド世界選手権大会」への出場権が与えられる。特に、2026年にはこの世界選手権がニセコで開催されることが決定しており、今回の地元有力リゾート企業との連携強化は、世界大会成功への重要な布石と位置づけられる。
地域一体でサイクルツーリズム推進
ニセコ東急 グラン・ヒラフは、冬季のスキーリゾートとして世界的に知られるが、夏季もマウンテンバイクコースやゴンドラ運行などで集客を図っており、通年型リゾートを目指している。同社の松原大輔ニセコ東急リゾート統括総支配人は「夏季のニセコの魅力を発信する大会を支援できることを嬉しく思う。通年型マウンテンリゾートとして貢献したい」とコメント。
主催団体の今野一彦代表理事は「大会創成期から支援をいただいてきたグラン・ヒラフ様と共に、スポーツツーリズムの力で地域の課題解決を図り、ニセコを次のステージへ格上げしたい」と期待を述べた。
2025年大会は、ロードレースやタイムトライアルに加え、国内初となる市街地チームリレーやファンライドなど、多彩なプログラムが予定されている。世界選手権開催を翌年に控え、地元企業が冠スポンサーとなることで、地域一体となった大会運営と、サイクルツーリズムを通じた地域経済への貢献が一層期待される。
NISEKO CLASSIC 2025 presented by NISEKO TOKYU Grand HIRAFU
- 開催日:2025年6月13日(金)~15日(日)
- 開催地:北海道ニセコエリア(倶知安町、ニセコ町、蘭越町、共和町、泊村、神恵内村、積丹町、赤井川村、仁木町、余市町)
- 主催:一般社団法人 HOKKAIDO EVENTS
- 主管:公益財団法人日本自転車競技連盟、北海道自転車競技連盟、ニセコクラシック実行委員会
- 公認:UCI(国際自転車競技連合)
- 主な種目:
- 6月13日(金):チームリレー(倶知安町)※国内初開催
- 6月14日(土):タイムトライアルレース(共和町)
- 6月14日(土):サイクリング 55km / 100km
- 6月15日(日):ロードレース 80km / 140km
- エントリー締切:2025年5月16日(金)
問:HOKKAIDO EVENTS https://nisekoclassic.com/
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