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DE ROSA(デロ-ザ)・メラク|ニューモデルインプレッション

注目の最新モデルを徹底インプレッション! 今回はフレーム重量800gのスペックを達成した超軽量バイク、DE ROSA・MERAK(デロ-ザ・メラク)にベテランライダー、管洋介が乗ってみた!

ニューモデルインプレッション
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10年の時を経て現代に蘇った
軽量オールラウンダー「メラク」

ローザのメラクといえば軽量バイクの代名詞として、歴代のモデルが輝きを放ってきたバイクだ。
アルミフレームの初代モデルは、ロマンス・ヴァインシュタインスによって2000年に世界選手権を制覇。その後カーボンバックモデルから、フルカーボンへとマテリアルが変更され、2010年にはメラクエボリューションが登場。しばらくの沈黙を経て2020年モデルで軽量モデルとして再び登場した。
フレーム重量800gのスペックを達成した新生メラクは単なる軽量バイクにとどまらない、ロードバイクに求められるテクノロジーを結集したモデルだ。ディスクブレーキの採用はもちろんのこと、ハンドルまわりのケーブル類を完全に内装化。エアロ効果を高めるフレーム形状により、空力性能も追求。卓越したクライミング性能をもちながら、振動吸収性にも配慮されるなど、さまざまなシーンでその性能を生かし切るオールラウンダーとしての存在感が色濃いバイクだ。
新生メラクの誕生に合わせてブランドロゴも一新、よりシャープな印象となり、性能面はもちろんのこと、所有する喜びを与えてくれるバイクへと仕上げられた。老舗ブランドのデローザだけに、フレームセットでリムブレーキモデルも展開される予定だ。2020年の節目にふさわしい、新たな歴史を作り出すモデルの登場だ。

ディスクブレーキ化によりケーブルの完全内装化を可能にした。
FSAのACRシステムによりハンドルまわりのケーブルはすべて内装化し、ステム一体式ハンドルを用いる。
ストレートフォークにより、クライミングをはじめあらゆるシーンでの運動性能を高めた。
エアロ性能を高めるカムテール形状を採用したシートチューブ。細身のシートステーをオフセットして接続し、振動吸収性を高め快適性の向上に貢献する。

デロ-ザ
メラク

67万円(完成車/税抜)、48万5000円(フレームセット/税抜)
■フレーム:カーボン ■フォーク:カーボン ■コンポーネント:カンパニョーロ・コーラスディスク ■ハンドル・ステム:ビジョン・メトロン5D ACR インテグレーテッド ■シートポスト:専用カーボン ■サドル:セライタリア・SLR ■ホイール:カンパニョーロ・シャマル ■タイヤ:ヴィットリア・コルサ 25C ■サイズ:43、46、48、50、52、54、56 ■カラー:全3色 ■試乗車重量:7.5kg(48 /ペダルレス)※試乗車のスペックは完成車とは異なります

走りの軽さと安定感を両立した軽量レースバイク

管洋介がインプレッション

10年ぶりにその名が蘇ったメラク。ハイエンドの軽量オールラウンダーとしての位置づけだが、気になるのは同社のオールラウンドモデルであり、プロライダーからの支持も厚いプロトスとの比較だ。メラクはプロトスよりもトルクのキャッチがはっきりとしている印象で、より素早くパワーを推進力へと変換し、路面をサクサクとつかんでいく走りが特徴。フレーム重量800gの軽さが走りにも表れており、山岳コースなどをターゲットにしたモデルであることが感じとれた。
デローザとして初めてすべてのケーブルを内装したステム一体型のエアロハンドルによって、コクピット部のエアロダイナミクスを向上。ボリュームのあるストレートフォークや油圧ディスクの採用によって達成した高剛性化と相まって、見た目以上にシャープな走行感を演出してくれる。それでいて踏み出した瞬間の軽さに踊らされない安定感のある巡航性能と、理想的なフォームをとりやすいシートアングル。これはまさに伝統的なイタリアンバイクのテイストだ。最先端のロードバイクに求められるニーズと、デローザがこれまでに培ってきた伝統と技術に裏打ちされた走行感の見事なマリアージュだ。
超軽量高剛性のカリッとした乗り心地はヒルクライムバイクとして完璧なスペックだといえる。とくに細かな駆け引きが伴うレースでのヒルクライムシーンにおいて、このバイクの性能は大きなアドバンテージになるだろう。

インプレッションライダー
管 洋介

競技歴22年のベテランライダーで自身のチーム、アヴェントゥーラサイクリングの代表も務める。長年の経験を生かした的確なインプレッションが持ち味。身長168cm。

ニューモデルインプレッション
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問:日直商会 www.derosa.jp

出典

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PROFILE

管洋介

Bicycle Club / 輪界屈指のナイスガイ

管洋介

アジア、アフリカ、スペインなど多くのレースを走ってきたベテランレーサー。アヴェントゥーラサイクリングの選手兼監督を務める傍ら、インプレやカメラマン、スクールコーチなどもこなす。

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