直撃インタビュー! 入部選手NTT・プロサイクリング移籍&今後
Bicycle Club編集部
- 2019年11月15日
11月15日午前8時、入部正太朗選手の緊急記者会見が東京・六本木にあるANAインターナショナルホテルで開催、NTT・プロサイクリングのチーム監督ダグ・ライダー氏も同席のもとおこなわれた。
じつは11月14日午後7時30分に発表されたシマノレーシング入部正太朗選手の、NTT・プロサイクリングへの移籍は昨日急遽サインにいたったという。チームからリリースされたジャージ姿もじつは昨晩六本木で撮影したというからそのスピードには驚く。
とにかくしゃべることでチームとコミュニケーション
関係者によると全日本選手権を獲得してから、その前段となるコンタクトはあったものの、その決定は本当に直前だったという。このため、入部選手としては今後の動きはまだわかっていないという。
また、海外の経験についてはシマノレーシング時代にオランダを拠点に1カ月ほどのレース活動をしてきた入部選手。また、英語の勉強はしてきたという。
「英語のレベルはまだまだですが、とにかく話すのは好きなんで、昨日もはじめてボアッソンバーゲン選手など、自分にとってあこがれの存在でもある選手と夕食をともにして、楽しいヤツだ! ということは伝わった思います」という。その明るいキャラクターを生かしてチーム内でコミュニケーションをとっていきたいという。確かに記者会見の最中、ダグ監督の冗談を笑って返す余裕をみせたので、その実力はなかなかのようだ。
ナショナルチャンピオンジャージを背負って走る覚悟
「ナショナルチャンピオンジャージを着て、プロツアーレースを走れることはすごくうれしいことですし、責任あることだと思います。さすがにレベルの高い世界なので、どこどこに勝つ! みたいな気軽に目標を挙げることはできませんが、選手ならだれでもあこがれる、3大ツール、ジロ、ツール、ブエルタは走りたいと思いますけど。
年内にはチームと合流するため、これからあわただしい日々が続きます。急に決まったことなので、亡くなった父のことなど実家のこともいろいろあり、やらないといけないことはいろいろありますからね。家族と一緒というわけにはいかず単身赴任ですね」と入部選手。
ダグ監督によるとチームで合流し、スペインで合宿しながら参加レースをチームのプログラムにのっとって決めていくという。1デイレースを走る実力はダグ監督も認めているが、ステージレースの経験はこれからということで、短いステージレースから経験を踏んでいく見通しだという。
発表当日に六本木で撮影されたジャージ姿 PHOTO:NTTプロサイクリングチーム
ナショナルジャージのデザインは?
編集部ではダグ監督に、入部選手のナショナルチャンピオンジャージのデザインについて聞いてみた。
「入部選手が着るナショナルチャンピオンジャージについてはこれからデザインを考えるところなんです。日本の国旗のデザイン、赤いボールを使ったデザインができたら素敵だと思います。そのナショナルチャンピオンジャージがワールドツアーのペロトンを走るのは楽しみだよね。デザインをたのしみにしてください」
これからの入部選手の活躍、そしてナショナルチャンピオンジャージを着た姿が発表されるのが楽しみだ。
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Bicycle Club編集部
ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
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