DE ROSA(デローザ)・MERAK SERIES【ハシケンのロードバイクエクスプローラー】
ハシケン
- 2020年01月22日
メモリアルイヤーに名車メラクは再び表舞台へ
2020モデルのデローザのカーボンラインナップに加わったメラク。
かつてピュアレーシングバイクとして歴史を刻んできた
名機の足跡をたどりながら、最新メラクの進化のポイントをみていく
COMPARISON 新旧モデル徹底比較
デローザの歴史はメラクなしには語れないほど、時代時代で輝きを放ってきた。メラクの誕生は今から20年前の2000年にさかのぼる。スチールからアルミへと素材を転換したタイミングで登場したメラクは、ロマーンス・ヴァインシュタインスをロード世界選手権優勝へと導いた。
その後、2011モデルで初のカーボンとしてメラクは復活し、力強くもトップチューブの湾曲したラグジュアリーなデザインはファンの心をつかんできた。
惜しまれつつもラインナップから姿を消して7年。デローザにとってレトロ・フューチャーを掲げた特別な年にメラクは再びラインナップに加わることになった。これまで素材の変遷とともに軽量化を推し進めてたメラクは、新型においても軽量オールラウンダーとして開発された。
スマートなルックスへと装いを変え、新たな歴史へと力強く踏み出した新生メラク。ACRシステムによる最新コクピット機構を採用するなど最新レーシングバイクとして生まれ変わった。
ワールドチーム「コフィディス・ソリュシオンクレディ」へのサポートも決定し、その活躍からも目が離せない。
2011 MERAK
2020 MERAK
「レトロ・フューチャー」をコンセプトにロゴを刷新!
SECOND GRADE [セカンドグレード]
2007年の登場以来、高い人気を誇るフルカーボンモデルであるアイドル。
ACRシステムやディスクブレーキとの完全融合を実現し、フルモデルチェンジを果たした新型アイドルを紹介する
レベルを上げた流麗な美しさと性能はファンの心を離さない
デローザのラインナップで傑出した人気を誇っているモデルがアイドルだ。その人気ぶりは、2007年に初代が誕生して以来健在だ。今回のアイドルのフルモデルチェンジは、デローザの新たな時代の幕開けにふさわしい進化を見ることができる。
メラクやSKにも採用されるACRシステムを採用し、ケーブル類の完全内装化を実現。アイドルのアイコンであるカーブを描くトップチューブ形状は継承され、ペイントを含めた美しさはファンの心を鷲づかみにするに違いない。
その走りからはレースバイクに必要な剛性レベルを確認でき、加速性能やコーナーや下りでの安定性は期待どおりだ。一方で、脚力に自信がないホビーレーサーでもペダリングをしやすいマイルドなBB剛性に調整されており、ロングライドでもストレスを感じにくい。そして、ケイデンスを高めながら加速しやすく、グッとスプリントをかければ素直に推進力を増幅してくれた。
ポジションの微調整が可能な構造、高い制動性能、デローザロゴを配したオリジナルパーツのアッセンブルなど、エントリーユーザーにもうれしい要素が多い。今回のテストバイクのカラーはグレーマットだったが、個人的には艶やかなレッドルビーカラーをイチオシしておきたい。
右/湾曲したトップチューブ以外は、エッジを利かせたチューブ形状を特徴とする。上下1-1.5インチの同径ヘッドチューブベアリングを採用する
ACRシステムは、ノーマルハンドルだけでなく、ヴィジョン製のメトロン5D ACRハンドルバー/ステムにも対応
DE ROSA IDOL
INFO
デローザ・アイドル
シマノ105 DISC 完成車価格:43万円(税抜)
フレームセット価格: 29万8000円(税抜)
■フレーム材質:カーボン(24トンT700+40トン三菱HR40+60トンNGF YSH-60A)
■カラー:ホワイト、レッドルビー、グレーマット
■サイズ:43、46、48、51、53、56
■完成車実測重量:8.4kg(46サイズ・ペダルなし)
※写真の試乗車とカタログスペックは一部異なります
IMPRESSION RIDER
ハシケン
問:日直商会 www.derosa.jp
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