スペイン一周レース「ブエルタ・ア・エスパーニャ」がオランダスタートを断念
Bicycle Club編集部
- 2020年04月29日
ブエルタ・ア・エスパーニャ2020(ブエルタ)がオランダ・ユトレヒトからのスタートを断念したことを発表した。
これはコロナウイルス感染症(COVID-19)感染危機にによるもので、ブエルタオランダ組織委員会は、ユトレヒトおよび北ブラバント地域での開催を中止を決定した。
4月15日にUCI(国際自転車連合)が発表した2020年のサイクリングカレンダーの決定をうけ、9月のツール・ド・フランス、そして世界選手権以降にブエルタが開催されることが発表された。さらにオランダ政府は9月1日までスポーツイベントを禁止している。このためオランダ組織委員会とブエルタの主催者ユニパブリックは当初の予定だった8月14日〜9月6日の日程での開催は断念、さらに新しいスケジュールでの開催は難しいことから断念することを発表するに至った。いまだに、ブエルタの新しいスケジュールは公式に決まっていない。
2022年にはオランダスタートにしたい
ユトレヒト市長ヤンファンザネンコメント「私たちは、参加するすべての自治体でブエルタをフェスタとして祝うことを楽しみにしていた。しかし、コロナウイルスの発生について不確実性が高すぎると結論付けました。大きく失望しますが、健康が第一です」とコメントした
ユニパブリックとブエルタオランダ実行委員会は、近い将来、オランダが公式の出発を主催する可能性を模索している。すでに2021年はブルゴスからのスタートが決まっており、ブエルタがオランダをスタート地点とする可能性のあるのは最短でも2022年だが、確実ではない。ユニパブリックの総合ディレクターハビエル・ギレンはオランダからの出発を再開することが組織の「優先事項」であると主張「私たちにできることは最低でも、近い将来オランダからの出発の可能性を探り始めることであり、私たちはできるだけ早くそれができると信じています」としている。
昨年、2019年12月17日にスペインのマドリードで、来年のブエルタ・ア・エスパーニャのルートが正式に発表され、2020年はオランダとスペインの北側が、ブエルタの舞台となる予定だった。
予定されていたステージ
第1ステージ ユトレヒト/ユトレヒト (23.3km・チーム・タイムトライアル)
第2ステージ スヘルトーヘンボス/ユトレヒト (181.6km)
第3ステージ ブレダ/ブレダ(193.2km)
ブエルタ・ア・エスパーニャ大会公式WEBサイト
https://www.lavuelta.es/es/
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