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東京でも中学、高校再開! その前に確認したい自転車通学の落とし穴【#RideSolo】

首都圏で非常事態宣言の解除を受けて、6月1日から東京などで多くの学校が授業を再開する。
また、厚生労働省の定めた「新しい生活様式」の中に公共交通機関のかわりに自転車の利用を推奨していることから、一部の中学、高校ではいままで校則で規定していた自転車通学の距離制限を見直すなど、自転車通学の規制を緩めているケースもあるようだ。

息子を抱える編集部員も「お! 電車ではなく自転車で通学できるなら、3密を避けられるし、定期代は安くなる。これはいいかも」と息子の自転車通学を喜んだものの、自転車は便利でメリットも大きな反面、危険も隣り合わせということに気が付いた。

ということで、自転車通学が始まる前に、編集部員は息子と学校までのルート、そして安全教育を再検証してみた。

ルートを考えるときに「矢羽根」がある道路を選ぼう

東京都内ではかなりの割合で道路に矢羽根が書かれている。通学ルート選びの参考になる。ただし、交通量の多い道路もあるので注意。

まずルートを選ぶ際の参考になるのが、路上の矢羽根の有無だ。ただし、中、高校生の場合、交通量の多い場合はさすがにお薦めはしにくい。たとえば東京世田谷ならば環状8号のようなケースは難しいだろう。

あと、商店街の細い路地は一見安全そうだが、飛び出しや逆に加害者になってしまうケースもあるので、走る際にどこに気を付けたらいいか安全教育が必要になる。各都道府県の警察で事故発生マップを公開している場合もあるので、どこが危険かをあらかじめ知っておくのはルートを決める際の参考になる。

参考:警視庁交通事故発生マップ
https://www2.wagmap.jp/jikomap/Portal

「交通量の多い国道は無理」ルートを決める家族会議

神奈川県から、多摩川を越えて東京都へ向かう国道246号。多摩川を渡る橋は自転車、軽車両、自転車通行止めとなるので迂回ルートが必要だ。

残念ながらあまりお勧めできないのが編集部の近くを走る国道246号。とくに同じ国道246号でも東京都内は矢羽根が道路の左端に描かれているが、神奈川県内には描いてなく、かなり走りにくい。
ロードレースにも出場する編集部員はそんな道路でも走ることもあるが、「こんなルート通るなら自転車なんて全体にダメ」と家族会議では妻の反対にあってしまった。もし、ロードバイクに乗っている父が息子にお薦めしているなら、その感覚は一般とは乖離していることを反省すべき。
ただし、事故が起きている多くが歩道であること、さらに歩行者にたいして自転車利用者は加害者となることは知っておきたいポイントだ。

「なぜ赤信号で進むの?」という子どもからの質問
子どもたちは想像以上にルールを知らない

写真のように矢印付き信号で、左折の矢印が青点灯する場合には、自転車も直進と左折、それぞれの方向に進んでいいことになる。ただし、右折の矢印だけが点灯している場合、自転車は2段階右折しないといけないため、止まれという意味になる。

今回、息子と一緒に走ったときに「父さんはなぜ赤信号で進むの?」と聞かれた。なにかといえば、息子は矢印付き信号の意味を理解していなかったのだ。
「↑」矢印は青く点灯していたが、赤信号が点灯していたので、息子は止まれだと思ったのだという。つまり「矢印付き信号では矢印が青く点灯している方向には、進んでいい」ということを知らなかった。

歩道しか走ったことのない場合、こうしたルールを学校でも習っていない可能性、もしくは習っていても覚えていないのが大半だろう。

ルール以外にも、どこを通ればいいかの判断は地域によってケースバイケースとなる。さらに法律を守ったうえでどういう基準で判断するかは、子どもの技量や各家庭の考え方でも違う。ここでは編集部員の家族会議であがった話題をかいつまんで取り上げる。

救急車や消防車など緊急車両がサイレンを鳴らして近づいてたら止まる

このケースでは実際に救急車がサイレンを鳴らしながら交差点に進入したさいに、自転車利用者は止まらなかった。

さすがに息子も知っていたが、実際には救急車が来ても止まらない自転車を見かけることがある。運転免許証を持っていない人には理解されていないことがある。

バイパスや高速道路など自転車通行止めの場所もある

写真は千葉県浦安市の舞浜駅前。車道の左端を進むと高速道路になってしまうケース。知らなければ高速道路に紛れ込んでしまうことになる。

一般道の脇に高速道路の入口があるケース。なかにはわかりにくい場合もあり、こうした場所も確認しておきたい。国道246号の多摩川を越えるバイパスもその一例だ。

路上駐車をどうクリアするか? バスならば後ろで待つことも

写真は路上ではなく再現したものです。

路上駐車がある場合、右側から車道で追い越すか、それとも歩道(自転車通行可)の歩道を通るかもケースバイケースで対応が分かれる。もし、車道で路上駐車のクルマを追い抜いく場合、その先からのクルマや人の飛び出し、さらに逆走自転車との衝突なども想定しながら走らないといけない。

停留所にバスが止まっている場合には、乗客の乗降も考えられるので、この場合は後ろで待つというのがもっともと安全な方法だ。

東京都ではこの4月から保険は義務、ヘルメットも努力義務

愛媛県では県立学校自転車ヘルメット着用義務化、さらに大分県では県立高校のヘルメット義務化へ向け「県立学校自転車通学生ヘルメット着用推進事業」を進めている。
東京都ではこの4月から自転車利用者の自転車損害賠償保険等への加入を義務化している。このほか都道府県によって条例は異なるので、自身のすでに入っている保険に個人賠償責任保険がついているかどうか、再確認しよう。多くの学校でも保険加入の確認をするはずだが、一般的な学校で薦める保険でカバーしていることが多い。

自転車の保険についてはこちらを参照
https://funq.jp/bicycle-club/article/576052/

さらに、東京都では「東京都自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例」でヘルメットについても18歳未満の保護者の努力義務としているほか、自転車を安全で適正に利用することができるよう、保護者や教育者が指導、助言等を行うことも努力義務としている。つまり、もしヘルメットを被っていなくても罰則はないが、ヘルメットを被っていない子どもが自転車事故の加害者となった場合、親の安全教育の責任を問われる可能性も出てくるということだ。
ヘルメットの義務についての賛否の議論はさておき、ヘルメットを着用していない場合、着用している場合に比べ致死率が2.5倍になるというデータ(警察庁交通局平成31年自転車関連事故に係る分析より)もあり、ヘルメットの着用をもう一度考えてほしいところだ。

ただ、正しく使えば休日の楽しみにもつながる自転車、これを機会に上手に安全に利用してもらいたい。

編集部では“RideSolo”(ライドソロ)をお薦めします

世界中で「ロックアウト(都市封鎖)していない自転車に乗れる国や地域」では、社会的距離をとるために「一人で走る“#RideSolo”(ライドソロ)」が、感染拡大を防ぎつつ健康的に欠かせない運動として自転車に乗る上でキーワードとなる。

この先、各国、地域ごとの事情。そして刻一刻と変化すると状況は変化する。さらにそれぞれ置かれた立場が異なるのでこの“ライドソロ”がいつまでベターな方法かはわからない。今現在(5月31日)、編集部では感染が広がりつつつある地域でできることは、集団ではなく、一人で安全に自転車に乗ることだと考えている。

ただし、これは自主的なもので、決して他人に強要したり非難するものではない。あくまでも安全で、健康的に自分たちが走り続けられる環境を維持するために、自分たちができる行動をしようというものだ。

いままでクルマ、自転車、そして歩行者の間は安全のため距離1.5mが求められてきた。そしてCOVID-19の感染拡大対策として、さらに人と人と社会的距離(SOCIAL DISTANCE)も求められる。そのキーワードが”#RideSolo”だ。

最後に、基本は健康で安全であること。住んでいる国や地域の自治体からの要請、指示に従うことが前提であることをあらかじめ付け加えさせていただきたい。編集部でもひきつづき#RideSoloをキーワードにヒントとなる情報をアップデートしていく。

※新型コロナウイルス(COVID-19)に関する最新情報は 厚生労働省 や 首相官邸、お住まいの各自治体など公的機関の情報でお確かめください。

参照
厚生労働省「新型コロナウイルス感染症について」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html

首相官邸
https://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho/coronavirus.htmlnnン

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PROFILE

山口

BiCYCLE CLUB / 副編集長

山口

バイシクルクラブ副編集長。かつてはマウンテンサイクリングin乗鞍で 入賞。ロード、シクロクロスで日本選手権出場経験をもつ。ただ、44歳を迎えた現在では体力の衰えをカバーしつつも、ロードレースやグランフォンドを楽しむため機材や身体のケアを研究している。

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バイシクルクラブ副編集長。かつてはマウンテンサイクリングin乗鞍で 入賞。ロード、シクロクロスで日本選手権出場経験をもつ。ただ、44歳を迎えた現在では体力の衰えをカバーしつつも、ロードレースやグランフォンドを楽しむため機材や身体のケアを研究している。

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