元世界チャンピオンサガンが再始動!「ミラノ~トリノ」は4位、デマールが勝利
Bicycle Club編集部
- 2020年08月06日
8月5日、イタリア北部で自転車ロードレース「ミラノ~トリノ」が開催され、アルノー・デマール(フランス/グルパマ・エフデジ)が勝利した。元世界チャンピオンペテル・サガン(スロバキア/ボーラ・ハンスグローエ)もコロナによる中断以降、久々のレース参加となり4位でゴール。勝利は逃したがこの週末のミラノ~サンレモに向けて調子の良さをアピールした。
平均時速45㎞超えの高速レース
コースはほぼフラットな198㎞で平均速度が45㎞/hを超える高速レースとなった。
レースは予想どおり序盤から逃げが決まり、マヌエーレ・ボア(イタリア/アスタナプロサイクリング)、ハイス・ファンフック(ベルギー/CCCチーム)など6人のライダーが7分を超えるリードを奪う。
これによりドゥクーニンク・クイックステップ、ロット・スーダル、グルパマ・エフデジ、ボーラ・ハンスグローエ、UAEチームエミレーツなどスプリンターを擁するチームの協調により集団は徐々にペースを少し上げていく展開となる。
残り50kmで逃げ集団はボアとサムエル・リヴィ(イタリア/イタリアナショナルチーム)が抜け出すが、最終的に1人となったボアが残り11㎞で吸収され、レースは振り出しに戻った。
最後はエフデジ列車がデマールを勝利に導く
メイン集団では各チームがスプリンターを勝たせるために列車を形成、サガン擁するボーラ・ハンスグローエは早掛けとなってしまい失速、結果的にサガンは4位でゴール。いっぽうデマール擁するグルパマ・エフデジが勝利をもぎ取った。2位にはカレブ・ユアン(オーストラリア/ロット・スーダル)、3位には先日、ストラーデビアンケで勝利しているワウト・ファンアールト(ベルギー/ユンボ・ヴィズマ)が入っている。
この週末8月8日にはミラノ~サンレモが控えており、299㎞という前代未聞の超長距離レースの結果が気になるところだ。サガンもレース後に「スプリントは早く仕掛けすぎたが、体調も感覚も戻ってきたのでミラノ~サンレモが楽しみです」とコメントしている。
デマールのコメント
「これまでにないほどのパフォーマンスで競争力のあるチームに仕上がっています。先日のブエルタ・ブルゴスでは合宿での成果が見られ、さらに今日優勝したことはミラノ~サンレモに向けていい兆候です。ミラノ~サンレモの新しいコースではコッレディナヴァ峠を越えますが、その影響はわかりません。もしかしたらスプリントを待つだけでなく、攻める必要がありますね」
リザルト
距離198 km 平均速度45.878 km / h
1 アルノー・デマール(フランス/グルパマ・エフデジ)4h18’57”
2 カレブ・ユアン(オーストラリア/ロット・スーダル)+ 0’00”
3 ワウト・ファンアールト(ベルギー/チームユンボ・ヴィズマ)+ 0’00”
4 ペテル・サガン(スロバキア/ボーラ・ハンスグローエ)
5 ダニー・ファンポッペル(オランダ/サーカス・ワンティゴベール)
6 ナセル・ブアニ(フランス/チーム アルケア・サムシック)
大会WEBサイト
https://www.milanotorino.it/
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