6日と13時間28分で自転車で日本縦断、最強のホビーライダー高岡亮寛さんが記録を更新
Bicycle Club編集部
- 2020年08月11日
7月11日、最強のホビーレーサー高岡亮寛さんが「日本縦断ギネスレコードチャレンジ」に挑戦し、ゴール地点の宗谷岬にゴールした。8月5日に佐多岬(鹿児島)をスタートし、約2600㎞を6日13時間28分で走破した。これにより今回の目標だった従来のギネス記録7日19時間37分を約1日以上更新したことになる。
猛暑と雨のなかを走り続けた7日間
6日13時間28分!
佐多岬〜宗谷岬 ギネスレコード更新! pic.twitter.com/AKLOFJE9TK
— ROPPONGI INSIGHT (@RoppongiInsight) August 11, 2020
エベレスティングチャレンジ日本記録ホルダーとして知られる高岡亮寛さんは、今回以下のスケジュールで走り続けた。
コース
佐多岬(鹿児島)スタート〜宗谷岬(北海道) 約2600km
Day1
鹿児島県佐多岬〜福岡県飯塚市 約403km
Day2
福岡県飯塚市~岡山県岡山市 約427km
Day3
岡山県〜福井県武生市 約330km
Day4
福井県越前市(武生)〜新潟県胎内市 約444km
Day5
新潟県胎内市~青森県津軽海峡フェリー乗り場 約401km
Day6
北海道函館市〜札幌市 約260km
Day7
北海道札幌市~宗谷岬 約340km
おめでとう! 盟友・筧五郎さんからの祝福
高岡さんのチャレンジに駆け付けた筧五郎さん。遠くから応援に駆け付けたが、高岡さんは止まらずにハイタッチをしてチャレンジを続けた。そのため撮影できたのは待っているときの筧五郎さんの姿だけとなった。
今回の高岡さんのチャレンジについて、20年来の付き合いのある筧五郎さんに話を聞いた。
「今回のチャレンジはいままで高岡が見せたことがないくらい、泥臭い行動だったと思う。今回、自分も片道250㎞を移動して、高岡の応援に駆け付けたけど、止まることなくハイタッチでそのまま過ぎていった。予想はしていたけど、本気だったんだね。
それから、高岡が心から自転車が好きなんだと思ったよ。
高岡のすごいところは、平均時速約30㎞で走り通しているところ、パワーも見せてもらったけど平均してワット200W。このペースは乗鞍でいうと1時間30分で走り切るくらいのペース。それを1週間続けたんだからすごいよね。
ほかの選手がおきなわ(ツール・ド・おきなわ市民200㎞)で勝てない理由はそれだと思った。エベレスティングのときもそうだったけど、高岡にとっては「勝たなきゃ意味ない」と。で、ほかの選手は「勝てればいいよね」という違いだと思う。
10歳代のころから同じチームでいっしょにやってきたからこそ、このチャレンジ成功にはこみ上げるものがある。
最後に驚いたのは高岡が「カップ焼きそばがうまい!」と言って食べたことだ。普段ジャンクフードを食べない高岡がカップ焼きそばを食べたこと、さらにそれをうまいと言ったんだから! カップ焼きそばは極限状態で食うと一番うまいんだ。それだけ高岡が本気だったってことだね。
ゴールおめでとう!」(筧五郎)
さどふるでのチャリティーで九州の災害復興を
高岡さんは今回の挑戦を、
こちらから寄付先自治体を選ぶことができる。
https://www.satofull.jp/
高岡亮寛
1977年生まれ(42歳)
神奈川県生まれ・東京都内在住
1998年ロードレース世界選手権U-23日本代表
2001年慶應義塾大学卒業・就職
2001〜
ツールドおきなわにおいて3連覇を含む計6勝 2017年 GF世界選手権Age 40-44で2位。2019年 同3位。
スタッフがクルマで伴走しながらこのチャレンジを続けた。
問い合わせ:RX BIKE
https://roppongi.express/
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