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連戦戦勝ファンアールトが止まらない! ツール・ド・フランスの前哨戦で勝利!

ツール・ド・フランスの前哨戦として知られるクリテリウム・デュ・ドーフィネが8月12日から開催された。第1ステージがフランス・クレルモンフェランでスタートし、ストラーデ・ビアンケ、ミラノ~サンレモとビッグレースで連勝しているワウト・ファンアールト(ベルギー/ユンボ・ヴィズマ)が勝利した。

ファンアールトの勢いは誰にも止められない

表彰台に立つワウト・ファンアールト PHOTO:A.S.O./ Alex Broadway

クリテリウム・デュ・ドーフィネ第1ステージは、ワウト・ファンアールト(ユンボ・ヴィズマ)が最後の上りでのスプリント勝負を制して勝利を収めた。断続的にアップダウンを繰り返す山岳ステージのみの今年のドーフィネで、ユンボ・ヴィズマ勢は完璧なチームワークを見せ、レースを支配。最後の急勾配でもチームメイトのトレインによる完璧なアシストを受け、ダリル・インピー(ミッチェルトン・スコット)、エガン・ベルナル(チームイネオス)を下した。
新型コロナウイルス感染症拡大で中断されていたサイクルレース再開後、ファンアールトはミラノ~サンレモ、ストラーデビアンケの両レースで勝利を収めており、その勢いが止まらない。

序盤から5人のライダーが逃げ集団を形成

クレルモン=フェランをスタートしたレース PHOTO:A.S.O./ Alex Broadway

第1ステージのスタート地点はフランスの中央高地にある都市・クレルモン=フェラン。スタートラインには161人の選手が立った。レース序盤の10km地点で、ブレント・ファンムール(ロット・スーダル)、ニッコロ・ボニファツィオ(トタル・ディレクトエネルジー)、ミヒャエル・シェアー(CCCチーム)、クイントン・ヘルマンス(サーカス・ワンティゴベール)、トムイェルト・スラフテル(B&Bホテルズ・ヴィタルコンセプト)の5人が逃げ集団を形成し、11.5km地点でメイン集団とのリードを55秒まで拡大した。

前半から逃げた5人 PHOTO:A.S.O./ Alex Broadway

これに対し、メイン集団ではティム・デクレルク(ドゥクーニンク・クイックステップ)とトニー・マルティン(ユンボ・ヴィズマ)が中心となって、逃げ集団との差が6分以内となるようにメイン集団をコントロールした。

災難続きで逃げ集団が崩壊

2人で先頭を行くミヒャエル・シェアー(CCCチーム)とトムイェルト・スラフテル(B&Bホテルズ・ヴィタルコンセプト) PHOTO:A.S.O./ Alex Broadway

この日最大の山場である2級山岳に最初に到達したボニファツィオだったが、背中の痛みを発症して93km地点でリタイア。さらにファンムールとヘルマンスが落車でリタイアし、逃げ集団はシェアーとスラフテルの2人となった。メイン集団からはエマヌエル・ブッフマン(ボーラ・ハンスグローエ)が一時追走する動きを見せたが、すぐにメイン集団に戻っている。

2人で逃げていたシェアーとスラフテルだが、最後の4連続の4級山岳にさしかかった残り50km地点でスラフテルが脱落。シェアーのリードは二つ目の4級山岳で1分にまで縮まった。メイン集団からはレミ・カヴァニャ(ドゥクーニンク・クイックステップ)とセーアン・クラーウアナスン(サンウェブ)、カンタン・パシェ(B&Bホテルズ・ヴィタルコンセプト)がアタックを仕掛け、シェアーを追走する。この中でパシェが最初にシェアーに追いついた。

パシェは追いついてまもなく単独で落車し、リタイア。カヴァニャとクラーウアナスンも残り22km地点でシェアーに追いつき、カヴァニャはさらに単独で飛び出し5kmほど独走した。一方、総合優勝の有力候補の一人で集団から15秒遅れたティボー・ピノ(グルパマFDJ)のため、チームメイトのステファン・キュングが集団をコントロールしようとする場面も見られた。

ユンボ・ヴィズマの黄色いトレインがレース終盤を支配

集団をコントロールするユンボ・ヴィズマ PHOTO:A.S.O./ Alex Broadway

残り15kmあたりからユンボ・ヴィズマ勢はペースを上げてメイン集団をコントロール。残り13.5km地点で単独で逃げていたカヴァニャをとらえたが、この動きでペテル・サガン(ボーラ・ハンスグローエ)ら多くの有力ライダーが集団から脱落する。

残り3kmでリゴベルト・ウラン(EFプロサイクリング)がアタックしたことがきっかけとなってメイン集団の動きが活性化。ピエール・ラトゥール(AG2Rラモンディアール)やティシュ・ベノート(チームサンウェブ)らがアタックを見せるも、これにプリモシュ・ログリッチ(ユンボ・ヴィスマ)とトム・デュムラン(ユンボ・ヴィズマ)が反応。ファンアールトのための黄色いトレインを形成した。残り200mで満を持して放たれたファンアールトが最初にフィニッシュラインを駆け抜けた。

ジロやツールで総合を狙えるプリモシュ・ログリッチとトム・デュムランがアシストするという、層の厚さを感じさせるユンボ・ヴィズマ PHOTO:A.S.O./ Alex Broadway

クリテリウム・デュ・ドーフィネ第1ステージ結果

リーダージャージを獲得したファンアールト PHOTO:A.S.O./ Alex Broadway

ステージ順位
1位 ワウト・ファンアールト(ユンボ・ヴィスマ)
2位 ダリル・インピー(ミッチェルトン・スコット)
3位 エガン・ベルナル(チームイネオス)
4位 アレハンドロ・バルベルデ(モビスター)
5位 タデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ)
6位 アレクセイ・ルツェンコ(アスタナ)

個人総合
1位 ワウト・ファンアールト(ユンボ・ヴィスマ)
2位 ダリル・インピー(ミッチェルトン・スコット)
3位 エガン・ベルナル(チームイネオス)
4位 アレハンドロ・バルベルデ(モビスター)
5位 タデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ)
6位 アレクセイ・ルツェンコ(アスタナ)

チーム総合
ユンボ・ヴィズマ

ポイント賞
ワウト・ファンアールト(ユンボ・ヴィズマ)

山岳賞
ミヒャエル・シェアー(CCCチーム)

ヤングライダー賞
エガン・ベルナル(チームイネオス)

昨年のツール・ド・フランスの覇者エガン・ベルナル(チームイネオス)がヤングライダー賞を獲得し、総合でも3位につけている。この後に続く山岳ステージでの活躍に期待  PHOTO:A.S.O./ Alex Broadway

クリテリウム・ドゥーフィネ2020のルート

8月12日
第1ステージ クレルモンフェラン―サンクリストエンジャレス 218.5 km
8月13日
第2ステージ ヴィエンヌ―ポルテ峠 135 km
8月14日
第3ステージ コラン―サンマルタンドベルヴィル 157 km
8月15日
第4ステージ ウジネ—メジェーヴ 157km
8月16日
第5ステージ メジェーヴ―メジェーヴ 153.5 km

大会WEBサイト
https://www.criterium-du-dauphine.fr/en/いと

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Bicycle Club編集部

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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