BRAND

  • FUNQ
  • ランドネ
  • PEAKS
  • フィールドライフ
  • SALT WORLD
  • EVEN
  • Bicycle Club
  • RUNNING style
  • FUNQ NALU
  • BLADES(ブレード)
  • flick!
  • じゆけんTV
  • buono
  • eBikeLife
  • HATSUDO
  • Kyoto in Tokyo

STORE

MEMBER

  • EVEN BOX
  • PEAKS BOX
  • Mt.ランドネ
  • Bicycle Club BOX

ツール・ド・フランス前哨戦ドーフィネ第3ステージ、フォルモロが独走で逃げ切り優勝

フランスで現地時間の8月14日に行われたクリテリウム・デュ・ドーフィネ2020第3ステージ(コラン~サン=マルタン=ド=ベルヴィル)は、ダヴィデ・フォルモロ(UAEチームエミレーツ)が66kmにわたる独走逃げ切りを成功させて優勝した。フォルモロは同レース初勝利。個人総合はステージ2位に入ったプリモシュ・ログリッチ(ユンボ・ヴィズマ)が堅守した。

昨年のツール・ド・フランスの覇者エガン・ベルナル(チームイネオス)はトップから42秒差でゴールし、総合順位も7位へと後退、ヤングライダージャージをダニエル・マルティネス(EFプロサイクリング)に譲ることになった。

フォルモロを含む9人が序盤からハイペースで逃げる

レース中盤にツール・ド・フランスで25回登場した超級山岳・マドレーヌ峠を通過し、1級山岳サン=マルタン=ド=ベルヴィルにフィニッシュする第3ステージ。154選手がフランス南東部の町のコランをスタートした。

この日はレース開始直後から複数の選手がアタックを仕掛けあうハードな展開。イタリアのナショナルチャンピオンでこの日ステージ優勝するフォルモロ、ダニエル・オス(ボーラ・ハンスグローエ)、ボブ・ユンゲルス(ドゥクーニンク・クイックステップ)、ピエール・ラトゥール(AG2Rラモンディアール)、クリストファー・ユールイェンセン(ミッチェルトン・スコット)、セーアン・クラーウアナスン(チームサンウェブ)、ヤシャ・ズッタリン(チームサンウェブ)、ガイ・ニーブ(イスラエル・スタートアップネイション)、マキシム・シュバリエ(B&Bホテルズ・ヴィタルコンセプト)の9人が逃げ集団を形成し、最初の1時間を平均時速50.3kmというハイペースで進んだものの、ユンボ・ヴィズマが中心となってコントロールするメイン集団との差は1分10秒と大きくは開かなかった。

超級山岳・マドレーヌ峠でフォルモロが独走に持ち込む

この日最大の山場である超級山岳・マドレーヌ峠(距離17.3km、平均勾配8.3%)の麓では、逃げ集団とメイン集団とのタイム差は3分30秒に拡大。マドレーヌ峠の上りで逃げ集団からフォルモロとラトゥールが抜け出し、さらにフォルモロが独走に持ち込んで山頂を先頭で通過した。メイン集団との差は5分25秒にまで広がった。

フォルモロはその後の下りや最後の上りに向かう平坦区間も順調にペースを維持。残り20kmを切ったところで2位で追走するラトゥールにユンゲルスとクラーウアナスンが合流。その後ろをメイン集団が追う展開となった。残り15km地点、1級山岳にカテゴライズされている最後のサン=マルタン=ド=ベルヴィルへの上り(距離14.8km、平均勾配6%)を前に、逃げるフォルモロと2位集団とのタイム差は3分20秒、さらにその30秒後にメイン集団が迫ってきた。

66kmの一人旅で逃げ切り勝利

サン=マルタン=ド=ベルヴィルへの上りでは、メイン集団は相変わらずユンボ・ヴィズマ勢がコントロール。上りの序盤は初日にイエロージャージを獲得し、この日もポイント賞ジャージを着て走るワウト・ファンアールト(ユンボ・ヴィズマ)が集団を力強く牽引。続いてトム・デュムラン、ステフェン・クライスヴァイクと立て続けにカードを切り、選手層の厚さを見せつけた。残り6km地点でメイン集団のレナード・ケムナ(ボーラ・ハンスグローエ)がペースアップし、フォルモロとのタイム差は2分を下回る。

しかし、フォルモロは最後まで粘りの走りを見せ、66kmの一人旅の末にステージ優勝を果たした。フォルモロのビッグレースでの勝利は5年前のジロ・デ・イタリアのステージ優勝以来だ。

メイン集団では、前日のステージ優勝者でイエロージャージを着るプリモシュ・ログリッチ(ユンボ・ヴィズマ)が集団の先頭でフィニッシュし、ステージ2位に入った。これによりログリッチはイエロージャージを堅守した。

リザルト クリテリウム・デュ・ドーフィネ第3ステージ

1位 ダヴィデ・フォルモロ(UAEチームエミレーツ)
2位 プリモシュ・ログリッチ(ユンボ・ヴィズマ)
3位 ティボー・ピノ(グルパマ・エフデジ)
4位 エマヌエル・ブッフマン(ボーラ・ハンスグローエ)
5位 ダニエル・マルティネス(EFプロサイクリング)
6位 ミケル・ランダ(バーレーン・マクラーレン)

個人総合
1位 プリモシュ・ログリッチ(ユンボ・ヴィズマ)
2位 ティボー・ピノ(グルパマ・エフデジ)
3位 エマヌエル・ブッフマン(ボーラ・ハンスグローエ)
4位 ギヨーム・マルタン(コフィディス)
5位 ミケル・ランダ(バーレーン・マクラーレン)
6位 ダニエル・マルティネス(EFプロサイクリング)

ポイント賞
プリモシュ・ログリッチ(ユンボ・ヴィズマ)

山岳賞
ダヴィデ・フォルモロ(UAEチームエミレーツ)

新人賞
ダニエル・マルティネス(EFプロサイクリング)

チーム総合
ユンボ・ヴィズマ

リーダージャージを着るログリッチ PHOTO:A.S.O./ Alex Broadway

クリテリウム・ドゥーフィネ2020のルート

8月12日
第1ステージ クレルモンフェラン―サンクリストエンジャレス 218.5 km
8月13日
第2ステージ ヴィエンヌ―ポルテ峠 135 km
8月14日
第3ステージ コラン―サンマルタンドベルヴィル 157 km
8月15日
第4ステージ ウジネ—メジェーヴ 157km
8月16日
第5ステージ メジェーヴ―メジェーヴ 153.5 km

大会WEBサイト
https://www.criterium-du-dauphine.fr/en/いと

SHARE

PROFILE

Bicycle Club編集部

Bicycle Club編集部

ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

Bicycle Club編集部の記事一覧

ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

Bicycle Club編集部の記事一覧

No more pages to load