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幕張クロス、織田聖が2連勝! 弱虫ペダルチーム1、2フィニッシュ|JCXシリーズ第2戦

11月1日、シクロクロスの日本国内の最高峰レースシリーズ、JCXナショナルシリーズの第2戦、「Champion System Japan 幕張クロス」が、千葉県千葉市海浜幕張公園Gブロック 特設コースで開催された。例年、サイクルモードインターナショナルとの同時開催するレースとして注目されていたが、今年はコロナ禍で単独開催。感染症対策をしながらが、無観客ではなく、応援歓迎レースとして行われた。多くのファンで会場は盛り上がった。

男子エリートC1では織田と前田が1、2フィニッシュ!

男子エリート(C1)は弱虫ペダルサイクリングチームの織田聖が優勝、JCXシリーズ第2戦、取手に続き2連勝した。ホールショットを決めた織田がチームメイトの前田公平ともに圧倒的な強さを見せ、レース終盤まで弱虫ペダルサイクリングチームの2人がランデブー走行を披露した。最後は、最後のストレートでスプリント勝負となり、織田が勝利を決めた。

コースは例年とは異なるものの、恒例となった忍者返しのある縦の動きのあるコースは健在。エリート選手のスムーズな動きが観客を魅了した。

「このコース勝負どころがないので、ミスしたほうが負けです。途中、前田さんがペースを上げてミスを誘ってきました」とレース後に織田がコメントしていたが、レースは最後の最後、スプリントで勝負が決まった。

弱虫ペダルサイクリングチームの前田公平(左)と織田聖(右)。バイクはFELT・FX アドヴァンスドを使う。織田はバイクにカメラをつけて走っている。

この日のコースは芝生が重く、織田と前田は最も走りの軽いヴィットリア・テレーノドライを選択した

シクロクロス、エリートはフルタイムワーカーの戦い

国内のシクロクロス選手の多くはフルタイムワーカーが多いが、元日本チャンピオンの小坂光(宇都宮ブリッツェン)もその一人だ。この日も、JCXの初戦につづき、成長著しい織田、前田に続くレースとなった。1周目から弱虫ペダルサイクリングチームの2人が先頭を変わりながらペースアップ、重い芝生と忍者返しなどでのつながりのスムーズさが勝負となるコースで、徐々にその差を開けられていき、結果は3位となった。

さらに4位には斎藤朋寛(RIDELIFE GIANT)が食い込んできた。「惜しいレースをしました。小坂選手の背中が見えることろまで行けたんですが、脚がつってしまいました」と表彰台を逃した斎藤はレース後に悔しさをにじませる。

レース後に称えあう斎藤朋寛と合田正之(AX シクロクロスチーム)。ともにジャイアントTCXに乗るが、斎藤は新型TCXアドヴァンスドに SLR 1 42 DISC Hookless ホイールの組み合わせで走った。

C1 リザルト

1 織田聖 弱虫ペダルサイクリングチーム
2 前田公平 弱虫ペダルサイクリングチーム
3 小坂光 宇都宮ブリッツェン
4 斎藤朋寛 RIDELIFE GIANT
5 川野 碧己 慶應義塾大学自転車競技部
6 島田 真琴 ペダル

女子エリートCL1は高校生、渡部が1年ぶりのシクロクロスで優勝

女子エリート(L1)では、CJ(ジュニア)とC2との混走となり、ペースの異なるライダーが入り乱れてのレースとなった。女子高校生ライダー渡部春雅(駒沢大学高校)が、JCX第1戦で勝っている唐見実代子(弱虫ペダルサイクリングチーム)を引き離して勝利した。

忍者返しでは多くのライダーが苦戦。混走となったCL1では、ほかカテゴリーライダーも走っていたため、ここがボトルネックとなった

「シクロクロスは去年の世界選手権以来、今年は初レースです。テクニックがいるコースは苦手だと思っていたんですが、今日はスムーズに走れました」とレース後にコメント。次週はMTB全日本選手権にも出場するという。現在、高校3年の渡部は大学に進学し、自転車競技部するといい、ロードのみならず、シクロクロス、MTBと幅広いジャンルでの活躍が期待される。

CL1 リザルト

1 渡部春雅 駒沢大学高校
2 唐見実代子 弱虫ペダルサイクリングチーム
3 赤松綾 SimWorks Racing
4 中島瞳 Limited Team 846/KURE
5 西山みゆき Toyo Frame Field Model
6 西形舞 TRC Panama Reds

 

大会公式サイト
https://starlightcross.com/

AJOCC WEBサイト
https://www.cyclocross.jp/

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PROFILE

山口

Bicycle Club / 編集長

山口

バイシクルクラブ編集長。かつてはマウンテンサイクリングin乗鞍で入賞。ロード、シクロクロスで日本選手権出場経験をもつ。47歳を迎えた現在ではレースだけではなく、サイクリングを楽しむためために必要な走行環境やサイクルツーリズムなどの環境整備などにも取り組んでいる。

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バイシクルクラブ編集長。かつてはマウンテンサイクリングin乗鞍で入賞。ロード、シクロクロスで日本選手権出場経験をもつ。47歳を迎えた現在ではレースだけではなく、サイクリングを楽しむためために必要な走行環境やサイクルツーリズムなどの環境整備などにも取り組んでいる。

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