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千葉県松戸市・レトロサイクル&カフェ【TOUR de CAFE-サイクルカフェ物語】

編集部員が自転車にまつわるカフェを訪れる連載「TOUR de CAFE-サイクルカフェ物語」。

今回は千葉県松戸市にあるレトロサイクル&カフェを訪れてみた。

昭和なママチャリ空間であのころの自分に出会う

「本業はデザイナーなんです。週末だけ、ここで自転車屋とカフェの店主。根っからのクリエイターなんで、きちんとゴールを想像して物事を進めることができる。それであれこれ声をかけられグラフィック、映画の美術からプロジェクトのコンセプト作りまで、なんでもやってます」

そう語るのは店主の高田ユキヲさん。墨田区京島にあったレトロサイクルをここに移し、併設されるカフェをオープンして2年になる。レトロサイクルは独自のネットワークで集められるヴィンテージなママチャリを、客の要望に応じてレストアしたりカスタムしたりして販売する唯一無二の「オーダーヴィンテージママチャリ」店だ。「もともと古いものを大切にする人を相手にしたいと思って店を開きました。そしたらそこに集まるお客さんが、なかなか帰らない(笑)。いっそカフェを開いてくれたら気兼ねなく長居できるって言われて」。

デザイナーとして自分の名前を売ることには興味がないという高田さん。いまは週末、ここでお客さんや地域と交流し、カルチャーを作っていくのが楽しい。

そんな高田さんの人生のゴールはどこにあるのか。「ライフワークは、人は好きなように生きていけるってことを伝えることでしょうか」。異能のクリエイターは、すでにこの先にある何かを想像しているに違いない。

左/テーブルと子ども車が合体したテーブルのあるスペースが落ち着けると人気
右上/もと船舶関係会社の寮だったという建物をリノベーションしたクリエイティブスペース、「せんぱく工舎」の1階に店がある
右下/入口を入ったすぐ左がレトロサイクルの作業場
左/奥様の出身地に近い名古屋に多い、懐かしい太麺のナポリタン
右/仕込みに4日かかる、餡をカステラではさんだ手作りシベリア

RETROCYCLE & CAFE

千葉県松戸市河原塚408-1 せんぱく工舎a
営業時間:土日11:30〜19:00 席数:10
ホームページ:http://www.retrokitchen.tokyo

※新型コロナウイルス感染拡大防止にともなう営業時間等の変更等の可能性があります

過去から最新のバックナンバーまで連載はこちら

TOUR de CAFE-サイクルカフェ物語

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Bicycle Club編集部

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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