高島〜鯖街道〜マキノ|滋賀県・ジャパンバイシクルルート実走調査
Bicycle Club編集部
- 2021年03月30日
昔話のような別世界をノスタルジックに駆け抜ける
STAGEX高島を出発。琵琶湖西岸から花折トンネルを抜け、鯖街道を下り、マキノを経て帰着。街と湖、昔話のような世界を巡り、一般的「ビワイチ」イメージとは異なる風情を味わえるコース。少し細い道を冒険するかのように抜け、琵琶湖の西岸を南下する。花折トンネルを抜ければ、鯖街道は下り基調。静かな山間を走ると、茅葺屋根の名残を留めた家々がひしめく集落や田畑が時折現れ、時の流れが異なるような不思議な感覚にとらわれる。道中の鯖寿司、朽木の食堂、牧場で昼食を。高島中心街に戻ると、現代に帰還したような気分に。マキノのメタセコイア並木まで足を延ばし、カフェやスイーツで最後のチャージ! 補給を入手しにくいエリアもあり、最低限の携帯を。
琵琶湖に浮かぶ朱塗りの鳥居。白鬚神社は1900年前に創建された近江最古の神社。パワースポットとしても人気を博する ©びわ湖高島観光協会
鯖街道には今も何軒かの鯖寿司専門店が営業。茅葺屋根の名残を留めた集落が点在。日本の原風景が広がる
美しい木が整然と並ぶ人気フォトスポットのメタセコイア並木。季節により、違った表情を楽しめる。一般道につき撮影には十分な注意を!
オススメの立ち寄りポイント
花ひさ
大津市葛川細川町19
鯖街道とは、かつて福井から京都に魚介類を運搬した若狭街道のこと。今も何軒かの鯖寿司専門店が営業。「花ひさ」では、炙り、焼き、酢締めなどの鯖寿司を提供
ソラノネ食堂
里山の豊かな自然のなかに立つ食堂。居心地のいい空間、かまど炊きのつやつやごはんと、素材の味を生かした料理で大人気。手作りスイーツも◎
マキノピックランド
美しいメタセコイア並木に併設し、カフェ休憩、レストランでの食事に加え、季節のフルーツ狩りも楽しめる。手作りジェラートも好評 ©マキノピックランド
STAGEX高島(ステージクス高島)
洗練されたキャビンやテントでグランピングを楽しめるSTAGEX高島。開放感の高い琵琶湖畔で過ごす時間は最高! ©STAGEX高島
高島〜鯖街道〜マキノルートマップ
美しい水辺から離れ、花折トンネルへのヒルクライムへ。湖沿いと風情の異なる鯖街道は、高揚感で短く感じる。自信があればおにゅう峠に挑戦を!
マップ左上の点線部分が「おにゅう峠」。約50kmで550m程度を上る。狭いつづら道には秘境感が漂い、走り応えあり。峠近くは勾配がキツくなる。峠からは絶景が見晴らせる
さらにプラス!!! 健脚にお勧めする「おにゅう峠」
「天空の道」として隠れた人気のおにゅう峠を目指す道(地図点線部分)。美しい自然をかき分けるように狭いつづらを上り、県境に位置する峠の眺望を楽しみたい。早朝には山々が浮かぶ雲海の絶景も見られるかも
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サイクルライフナビゲーター
絹代さん
イベントやレースのMCや執筆、健康/観光/町づくりなど自転車に関わる全般でマルチに活動中。茨城県内の自転車活用推進計画などの検討委員も務め、自転車環境の向上や魅力発掘・発信等の活動にも携わる。
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PROFILE
Bicycle Club編集部
ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
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