BRAND

  • Lightning
  • 2nd(セカンド)
  • CLUTCH Magazine
  • EVEN
  • BiCYCLE CLUB
  • RUNNING style
  • NALU
  • BLADES(ブレード)
  • RIDERS CLUB
  • CLUB HARLEY
  • DUCATI Magazine
  • flick!
  • じゆけんTV
  • 湘南スタイルmagazine
  • ハワイスタイル
  • buono
  • eBikeLife
  • ランドネ
  • PEAKS
  • フィールドライフ
  • SALT WORLD
  • Kyoto in Tokyo

299kmのロードレース、ミラノ~サンレモでストゥイヴェンが逃げ切り初優勝

ワンデークラシックの最高峰「モニュメント」に数えられる、ミラノ~サンレモ(UCIワールドツアー)が現地3月20日にイタリアで開催された。ロードレース最長の299kmに設定された今回は、ヤスパー・ストゥイヴェン(ベルギー、トレック・セガフレード)が残り2kmでアタック。最後は精鋭グループの猛追を受けながら逃げ切り、初優勝。第112回大会の覇者に輝くとともに、モニュメント初制覇を果たした。

28歳ストゥイヴェンが初のモニュメント優勝

172選手がスタートラインに並び始まったレースは、8人が逃げグループを形成。メイン集団は約7分30秒差まで開いたところで、少しずつタイムギャップを調整。少しずつながら逃げる選手たちを射程圏にとらえていく。

長く逃げと集団との構図に変化がないままだったが、残り60kmを切ってその差は1分台となり、レース後半のアップダウン区間が始まると、その差はみるみる間に縮小。逃げグループも人数を減らしながら粘り続けたが、最後の1人だったタコ・ファンデルホールン(オランダ、アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ)が重要区間のチプレッサを上っていた残り24kmで捕まり、レースはふりだしへと戻った。

チプレッサの頂上を超えて主導権を握ったのはイネオス・グレナディアーズ。一気のペースアップにメイン集団が2つに割れるシーンもあったが、最後の勝負どころであるポッジオを前に1つにまとまり、90人ほどが一団となって進んでいった。

集団内でのポジション争いが激化しながら、残り9kmからのポッジオ登坂へ。イネオス・グレナディアーズがペーシングを続けていたが、残り6.5kmで最初に仕掛けたのは世界王者「マイヨアルカンシエル」のジュリアン・アラフィリップ(フランス、ドゥクーニンク・クイックステップ)。すかさずワウト・ファンアールト(ベルギー、ユンボ・ヴィスマ)がチェックし、他の有力選手たちも続く。

さらに500mほど進んだところでファンアールトがアタックするが、カレブ・ユアン(オーストラリア、ロット・スーダル)らが反応し、抜け出すことを許さない。結局、ポッジオでは決定打が生まれず、頂上通過時点で先頭には11人が残った。

そこからのテクニカルな下りで、さらに数人が先頭に合流。トーマス・ピドコック(イギリス、イネオス・グレナディアーズ)が加速し、前方へと姿を現す。そんな中、決定的な瞬間は、下りを終えた残り2kmのタイミングでやってきた。

ダウンヒルの勢いのままアタックしたのはストゥイヴェン。迷いのない動きに、集団は一瞬追走をためらう。有力選手同士が見合っている間に、ストゥイヴェンは差を広げていく。ペースが上下する集団からさらにセーアン・クラーウアナスン(デンマーク、チームDSM)が抜け出し、残り1kmでストゥイヴェンに追いつく。2人が先頭で最後の直線へと突入した。

ペースを上げきれないメイン集団を背に、勝負のタイミングを計るストゥイヴェンとクラーウアナスン。そして残り150m、ストゥイヴェンがスプリントを開始するとクラーウアナスンは反応できなかった。

最後の最後でようやく追撃ムードになったメイン集団。ストゥイヴェンをキャッチすべく、こちらもスプリントを始めたがわずかに届かず。ストゥイヴェンの逃げ切りが決まった。

初優勝のストゥイヴェンは28歳。これまで、昨年のオンループ・ヘットニュースブラッドや、2015年のブエルタ・ア・エスパーニャのステージ優勝など、ビッグレースのタイトルを獲得してきたが、モニュメントでは初の勝利。今年は、2月28日のクールネ~ブリュッセル~クールネでマッズ・ピーダスン(デンマーク)の優勝をアシストするなど、献身的な走りに徹してきたが、ついに自らがビッグタイトルをゲットするに至った。

なお、フィニッシュ前で猛然と追い込んだメイン集団は、ユアンが2位、ファンアールトが3位となり、表彰台の一角を確保している。

 

優勝 ヤスパー・ストゥイヴェン コメント

「ポッジオで誰かがアタックすることは分かっていた。前線にとどまることができたので、トップ10フィニッシュで終えるのではなく、イチかバチか攻撃をしようと決めた。チームメートは残っていなかったけど、ビッグスリー(アラフィリップ、ファンアールト、マチュー・ファンデルプール)がいて、彼らが見合うことは予想できていた。

セーアン(クラーウアナスン)が追いついてきてからは、彼にも協調してもらった。それが良い方へと動いた。彼は一度攻撃をしてきたが、限界に達していたようだった。私は最後までチャンスがあることを信じていたが、集団が迫ってきていることも感じていた。最後の数百メートルは、これまでのキャリアで最も難しい瞬間だった。

私の強みは、一瞬のアタックで他の選手に差をつけられること。このパターンでモニュメントを獲得できることは本当に素晴らしい。誰もがビッグスリーの走りに期待するのが自然なこと。私自身もインタビューで彼らが強いことは話してきたが、だからといって4位を目指すという意味ではなかった。自分を信じている以上、勝つためのアプローチをするべきだし、彼らだって決して無敵ではない」

2位 カレブ・ユアン コメント

「2018年に続く2回目の2位という結果は悪くないし、いつか勝つ可能性があることを実感している。ただ、がっかりしているのが正直なところ。調子がよく、レースを進めながら勝つことを意識していた。ポッジオでの走りもきっちりイメージして、その通りに走ることができた。頂上では苦しかったが、勝負できる状態にあったので、あとはチームメートが1人か2人残って集団をコントロールできれば最高だった。このようなレースはいつだって賭けのようなものだし、リスクを承知で走らなければならない。今回は勝負を待ちすぎたのだと思う。また次回チャレンジしたい」

3位 ワウト・ファンアールト コメント

「今回もポッジオからの下りはハイスピードだった。下り切ってからのヤスパー(ストゥイヴェン)のアタックは見事だった。追走するには難しく、周りの多くが私の動きを見ていた。最後は脚が残っておらず、カレブ(ユアン)にも先を行かれた。ポッジオでは私もジュリアン(アラフィリップ)も攻撃したが、どれも勝つには十分ではなかった。長いレースの最後がスプリントとなったが、勝利にふさわしい選手がいたので、私は3位という結果に満足するべきだと思っている」

 

ミラノ~サンレモ 299km)リザルト

1 ヤスパー・ストゥイヴェン(ベルギー、トレック・セガフレード) 6時間38分6秒
2 カレブ・ユアン(オーストラリア、ロット・スーダル) +0秒
3 ワウト・ファンアールト(ベルギー、ユンボ・ヴィスマ)
4 ペテル・サガン(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ)
5 マチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・フェニックス)
6 マイケル・マシューズ(オーストラリア、チーム バイクエクスチェンジ)
7 アレクサンデル・アランブル(スペイン、アスタナ・プレミアテック)
8 ソンニ・コルブレッリ(イタリア、バーレーン・ヴィクトリアス)
9 セーアン・クラーウアナスン(デンマーク、チームDSM)
10 アントニー・テュルジス(フランス、トタル・ディレクトエネルジー)

 

大会WEBサイト
https://www.milanosanremo.it/

SHARE

PROFILE

BiCYCLE CLUB 編集部

BiCYCLE CLUB 編集部

ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

BiCYCLE CLUB 編集部の記事一覧

ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

BiCYCLE CLUB 編集部の記事一覧

No more pages to load