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スペインで2月のロードレースが4月にようやく開催│コムニタット・バレンシアーナ ST1

4月14日から18日までの日程で、スペインのバレンシア地方を舞台にしたボルタ・ア・ラ・コムニタット・バレンシアーナが開催された。第1ステージはエルチェをスタートしオンダラをゴールとする169kmをマイルズ・スコットソン(グルパマFDJ、オーストラリア)が勝利で飾った。この日のレースの様子をスペイン在住の對馬由佳理がレポートする。

今年は4月に開催された、春先のスペインの名物レース

大きな椰子の木をバックに選手がスタートラインに現れる。写真撮影: 對馬由佳理

今年72回めの開催を迎えたボルタ・ア・ラ・コムニタット・バレンシアーナ。毎年2月に開催されるこの大会も、今年は新型コロナウイルスの感染拡大により、4月に開催されることになった。

実はこのボルタ・ア・ラ・コムニタット・バレンシアーナは、過去に経済危機やスペイン内戦の影響により、断続的に何度も開催の中止の経験したことのあるレースである。しかし、中止になるたび何度も復活して開催されてきたこのレース。今年も時期をずらしたものの、開催に至ったオーガナーザーに称賛と感謝の声が、スタート前に送られていた。

今年このレースにはワールドツアーチーム5チームを含む、全15チームが出走した。

スペインのシクロクロス・チャンピオンも出走。

スペインのシクロクロスの現役チャンピオンであるフェリペ・オルツ・リョレット(ブルゴスBH 、スペイン)は、地元アリカンテの出身。写真撮影: 對馬由佳理

「ロードレースもやってて、よかったですよ。今日は僕の自宅近くをレース中に通るんですから。」と話すのが、アリカンテが地元のフェリペ・オルツ・リョレット(ブルゴスBH 、スペイン)。彼はシクロクロスのスペイン選手権を3年連続で制覇している上に、2018年のシクロクロスの世界選手権では第12位になったこともある、スペインのシクロクロス界の第一人者である。

冬の時期はヨーロッパを転戦してシクロクロスのレースに出走するオルツ・リョレットだが、彼は春から秋にかけてはロードレースに頻繁に出走している。今年彼がブルゴスBHに所属することになったというニュースは、スペイン国内でも話題となった。

そんなオルツ・リョレットにこの日のステージのコースについて、意見を聞いてみたところ、「今日のレースコースは、僕のいつもの練習コースなんです。上りが多いし(この日のレースの獲得標高は3000m以上)、下りもちょっとテクニカルなところがあるので、ゴール前はある程度絞られた人数でのスプリントとなるでしょうね。レース中に雨が降ったら下りで落車が起こる可能性もあります。風に気をつけなくていはいけないのは、ラスト30kmを切ったあたりからでしょうか」

ラスト18kmを独走で逃げ切ったマイルズ・スコットソンが勝利

第1ステージスタート前の選手たち。写真撮影: 對馬由佳理

レースでは序盤に5人の選手による逃げ集団が形成され、メイン集団から最大で5分以上のタイム差が開くことになった。

メイン集団はこの逃げ集団を一旦は容認するも、ゴールまで45kmとなった地点でこの様子が一変する。15人ほどがメイン集団を飛び出し、先頭集団を追いかけた結果、ラスト30km地点で逃げ集団が吸収されることになった。

その後、追走集団にいたマイルズ・スコットソン(グルパマFDJ、オーストラリア)が、ゴール前18kmで追走集団を抜け出し、一人でゴールを目指した。レース終盤で降った雨のためにゴールまで4km地点で転倒するも、後続とのタイム差は変わらず、結局スコットソンがステージ優勝し、初日のリーダージャージを手にすることになった。

ボルタ・ア・ラ・コムニタット・バレンシアーナ第1ステージ(168.9 ㎞)

1 マイルズ・スコットソン(グルパマ・エフデジ、オーストラリア)4:14’57”
2 ジョン・デゲンコルプ(ロットスーダル、ドイツ) +0’28”
3 アラン・リウー(チーム アルケア・サムシック、フランス) ST
4 コリン・ジョイス(ラリーサイクリング、アメリカ) ST
5 シモーネ・コンソンニ(コフィディス、イタリア) ST
6 ティボー・フェラス(B&Bホテルズ KTM、フランス) ST

各賞ライダー

個人総合時間賞

マイルズ・スコットソン(グルパマFDJ、オーストラリア)

ポイント賞ジャージ

マイルズ・スコットソン(グルパマFDJ、オーストラリア)

山岳賞ジャージ

イボン・ルイス・セダノ(エキーポ・ケルンファルマ、スペイン)

ベストヤングライダー賞

アラン・リウー(チーム アルケア・サムシック)

 

大会サイト
https://vueltacv.com/

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Bicycle Club編集部

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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