BIANCHI・OTHER Model【ハシケンのロードバイクエクスプローラー】
ハシケン
- 2021年04月17日
デザイン変更やスペシャルカラーの展開を除き、
初めてのモデルチェンジとなった2021モデルのスペシャリッシマ。
今から6年前に誕生した初代スペシャリッシマからの進化を振り返る
OLD VS NEW 新旧比較
ディスクブレーキ化だけではない6年ごしの進化
近年のビアンキの旗艦モデルといえば、ユンボ・ヴィズマの主戦機として活躍してきたエアロロードのオルトレがある。オルトレの誕生から5年、2015年に誕生したスペシャリッシマは、軽量モデルとしての立場を明確にし、ビアンキのフラッグシップとしてオルトレと双璧をなしてきた。
フレーム重量780g、フォーク重量340gは、リムブレーキモデルとしては極端な超軽量というよりは、堅実な軽量モデル。むしろ、その軽さよりも、革新的な振動除去テクノロジーのカウンターヴェイルを採用した軽量モデルとして注目を集めた。
あれから6年、時代はディスクブレーキモデルへと移行。スペシャリッシマも例にもれず、クラシカルなホリゾンタルフレーム設計は継承しつつ、ディスクブレーキ化を実現。前作同様にカウンターヴェイルを搭載し、ワンランク上の走りへと導いてくれる。
重量面ではフレーム750g、フォーク340gの軽さを実現し、ディスクブレーキ化による重量増を帳消しにしつつ、ケーブルのインターナル化によるエアロダイナミクス性能を獲得することに成功している。
SPECIALISSIMA
ビアンキ130周年の節目の年に誕生した軽量オールラウンドモデル。翌年のオルトレXR4に先駆けて振動除去素材のカウンターヴェイルを採用し、機構の工夫ではなく素材によって快適性を向上させることに成功した革新的モデルになった。上下異径ヘッドチューブにより剛性を最適化し、高いコントロール性を備えた
パンターニ 限定モデル
過去にビアンキのバイクとともにジロとツールのダブルツール制覇を成し遂げた故マルコ・パンターニの偉業を讃えるスペシャリッシマの限定モデルが登場するなど注目を浴びた
SPECIALISSIMA DISC
FSAのACRシステムによりケーブルのフルインターナル化を実現。ヘッドチューブは1.5インチに変更され、フレーム設計もブラッシュアップ
通常のペイントと比べて80gの軽量化を達成できるブラックカラーが新たに登場
OTHER MODEL
BIANCHI/OLTRE XR4 DISC
昨年のブエルタで連覇を成し遂げたプリモシュ・ログリッチの愛機として脚光を浴びたオルトレXR4(リム仕様)。プロユースのバイクとして完成されたエアロロードを、ホビーレーサー目線で走らせた。
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