プロ選手が使う機材! キナンサイクリングチーム新城雄大|JCL
Bicycle Club編集部
- 2021年05月16日
2021年にJCL(ジャパンサイクルリーグ)が開幕し、そのツアー戦である三菱地所JCLプロロードレースツアーは、すでに第1戦と第2戦が行われた。JCL参戦各チームのバイクを短期集中で紹介していく。第4回はキナンサイクリングチームの新城雄大選手のバイクだ。
チームの要として動く新城雄大選手
レースが動くところにつねにいるパンチャーの新城雄大選手。集団の先頭を積極的に引くなどトマ・ルバ選手や山本元喜選手の動きをサポートしたり、自ら逃げに乗ったりとキナンサイクリングチームの中核を担う。レースではつねに安定した成績を維持する。
詳しい活躍はこちらに↓
バイク:ヨネックス・カーボネックスHRディスク
キナンサイクリングチームの選手たちが駆るのは、長年パートナーシップを結ぶヨネックスの軽量カーボンロード・カーボネックスHRディスク。HRはカーボネックスの通常モデルに対して剛性を高めた高剛性モデルで、ディスクブレーキ仕様は今年2月に発売されたばかりの最新モデルだ。同チームでは今シーズンからディスクブレーキを採用しており、これに伴ってフレームもディスクブレーキ化した形だ。
カーボネックスHRディスクは、緻密な剛性コントロールによって、高出力に対するレスポンスの良さと、長距離ライドで最後まで脚が残せる快適性を兼ね備えているのが特徴。これらの一見相反するような特性は、フレーム素材のカーボンに配合されたゴムのような弾性と精密な復元性を備えたメタル合金・ゴムメタルと、同社のラケットにも使われるオーバルプレスドシャフト理論を用いたフレーム形状によって剛性を保ちながら振動をいなして路面追従性を高めていることによって実現されている。
ディスクブレーキ仕様では、カーボネックスHRの持ち味をそのままに、ディスクブレーキ搭載に合わせてキャリパー搭載部のフレーム設計を変更してディスクブレーキに最適化している。
ヨネックスのロードバイクフレームは、新潟県長岡市にある自社工場で一貫生産されているメイド・イン・ジャパン。地域密着をうたうJCL加盟チームにふさわしいフレーム選択といえそうだ。
ゼッケンプレートはシートポストに取り付けられている。
ホイール:レーシングフルクラム・スピード40T DB
キナンサイクリングチームは、チーム単位でメインコンポーネントにカンパニョーロ、ホイールはカンパニョーロの姉妹ブランド・フルクラムの製品を使っているのも特徴だ。写真のバイクにはレーシングスピード40T DBが組み合わされていたが、レースによって赤いアルミリムのレーシングゼロコンペティツィオーネDBやスピード55T DBを使うこともあるようだ。
スピード40T DB は、軽さと空力性能のバランスに優れオールラウンドに使える40mmリムハイトのカーボンリムホイール。USBセラミックベアリングを搭載して圧倒的な回転性能を誇り、前後とも2:1スポークパターンを採用して剛性バランスにも優れている。
サドル:フィジーク・アルゴ ヴェントR3
サドルはフィジークのショートノーズサドル・アルゴ ヴェントR3を使っている。このモデルは、ノーズ部分に腰を据えたときの安定性と、軟部組織に過度の圧力をかけない薄めのパッディングや座面の開口部によって快適性も兼ね備えているのが特徴。先端部が前下がりになった形は、前傾姿勢でも力強く滑らかなペダリングをしやすくしている。カーボン強化ナイロンシェルのベースに高強度のキウムレールを組み合わせ、軽さと過酷なレースでの使用に耐えるタフさを兼ね備えている。
メイングループセット:カンパニョーロ・レコード(12スピード)
メインコンポーネントはカンパニョーロ・レコードのディスクブレーキ仕様。ドライブトレインは2×12スピードの最新世代だが、変速は電動変速のEPSではなく、機械式変速を採用している。
カンパニョーロ・レコードは、スーパーレコードに次ぐグレードではあるが、カンパニョーロのフラグシップモデルに位置づけられる。カーボンを多用して軽量化を実現しながら、プロ選手のハードな使用に耐える耐久性も備えている。変速とブレーキ操作を担うエルゴレバーは、シフトアップ、シフトダウン、ブレーキ操作に関する操作がすべて独立したレバーで行われるため、人為的な操作ミスが起こりにくいのも特徴。ブラケットやレバーの形状も旧モデルよりエルゴノミックになっている。
スプロケットが12スピード化されたことで従来よりワイドレシオも実現。前後のディレイラーも改良が加えられ、よりスムーズで確実な変速を実現している。
パワーメーター:パワー2マックスNG
パワーメーターは、ドイツブランドのクランク型パワーメーター・パワー2マックスNGを使っている。同ブランドのパワーメーターは、モビスターやUAEチームエミレーツといったUCIワールドツアーチームも使用した実績があり、キナンサイクリングチームでは山本元喜選手がいち早く使っていた。
パワーメーターの計測のキモであるひずみゲージは温度変化に弱いが、パワー2マックスの製品は温度補正機能を備えていてパワーメーターの泣き所である温度変化に強いのが特徴。また、オートゼロ機能を搭載していて脚を止めるたびにゼロリセットを行うため、校正不要で常に正確なデータを記録できるというメリットもある。
新城選手が使うモデルは、カンパニョーロクランク仕様で、USB充電池を搭載した最新モデル。測定精度は±1%と非常に正確だ。クランクのロゴは11スピードになっているが、このモデルはチェーンリングを付け替えるだけで11スピード/12スピードの両方に対応するそうだ。
キナンサイクリングチームWEBサイト
https://kinan-cycling.com/
取材協力:JCL
https://www.jcleague.jp/
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