プロ選手が使う機材! ヴィクトワール広島 平林楓輝|JCL
Bicycle Club編集部
- 2021年05月25日
2021年にJCL(ジャパンサイクルリーグ)が開幕し、そのツアー戦である三菱地所JCLプロロードレースツアーは、すでに第1戦と第2戦が行われた。JCL参戦各チームのバイクを短期集中で紹介していく。最終回はヴィクトワール広島の平林楓輝選手のバイクだ。
スプリンター平林楓輝選手
ヒラバヤスキーの愛称で知られる平林楓輝選手。松山聖陵高等学校から明星大学自転車競技部を経て2020年シーズンからヴィクトワール広島で走る若手だ。
ボーマ・ヴァイドディスク
ヴィクトワール広島の選手は、同チームが共同開発を行ったボーマのレーシングロードフレームのディスクブレーキ対応モデル。三菱ケミカルの高性能カーボン繊維パイロフィルMR70をメイン素材に使い、レーシングバイクに求められる高い剛性を実現しているのが特徴。ストレスのない伸びやかな加速をもたらす。ヘッドチューブは上下異径でヘッドまわりの剛性も高く、ステアリング時や制動時の安定感を実現している。
電動変速・機械式変速の両方に対応するが、ケーブルはあえてフル内装とはせず、整備性やポジション調整の自由度を高めている。このことはハンドリングの軽さにもつながっている。
同モデルはフレームセット(フレーム、フロントフォーク、エアロシートポスト)での販売。フレーム重量は1100g、フロントフォークは370g、エアロシートポストは200gとなっている。
サドル:プロロゴ・ナゴエボCPCエアリングTIROX
サドルはプロロゴのナゴエボCPCエアリングTIROX。緩やかな丸みを帯びた座面形状で、座面の前後移動が容易なのが特徴。短距離レースから長距離レースまで幅広くカバーするバランスのよさも魅力だ。このモデルはステンレスをベースに開発された新素材TIROXをレールに使用。従来のレールに比べて8gの軽量化を実現している。
ハンドル:ボーマ・GH-02
ステム:ボーマ・ST-02
ハンドルはボーマのカーボンモノコックハンドルバー・GH-02。リーチが約70mmと短く、ドロップも130mmと比較的少なめで、小柄な人が多い日本人サイクリストに扱いやすい形状。また、クランプ付近にDHバーを取り付けられる丸い部分を残しながら、フラット部分は扁平させて握りやすくなっているのも特徴だ。400mm幅のサイズで170gと超軽量でありながら、レースで求められる優れた剛性も実現している。
ステムもボーマのST-02を組み合わせている。このモデルは、アルミの芯材をカーボンでラッピングしているのが特徴。突き出し量は80mmから120mmまで10mm刻みで選べ、さらに角度も±6度と±13度の2種類から選べるため、ポジション出しの自由度を高めてくれる。
ホイール:ボーマ・TH-45D
タイヤ:パナレーサー・レースAエボ4
ホイールはボーマのディスクブレーキ対応カーボンチューブラーホイール・TH-45D。リムハイト45mmと重量と空力性能のバランスを高い次元で両立することを目指したモデルで、スポーク数を最適化することで従来のモデルより軽量化を実現。フロント660g、リア800gをマークしている。センターロック方式のディスクブレーキローターに対応し、フロントは12mmスルーアクスルのほか、15mmスルーアクスル、9mmクイックリリースにも対応可能。ロードバイクだけでなく、シクロクロスでも使用可能だ。
タイヤはパナレーサーのレースAエボ4のチューブラーモデルを使用。グリップ力や転がり抵抗、重量、耐パンク性能とあらゆる性能を高い次元で融合させたオールラウンドモデルだ。天候を問わず高いグリップ力を発揮するZSGアドバンスドコンパウンド、直進時もコーナーリング時も最適な接地面を確保するように設計されたオールコンタクトトレッド形状を採用しているのが特徴。サイズは700×25Cを選んでいる。
ヴィクトワール広島WEBサイト
https://victoirehiroshima.com/
JCLのWEBサイト
https://www.jcleague.jp/
SHARE
PROFILE
Bicycle Club編集部
ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。